豊田市出張ついでの、岐阜『エリックサウス』『円相くらうど』
木曜日、本日は西に出張なので、家を5時過ぎに出て、新横浜へ。久しぶりに、新横浜朝6時発の始発「ひかり533」に乗る
朝ご飯、シウマイ弁当はこの時間からだと少し重いので、朝のおむすび弁当で
お茶が付いて500円なので、愛用しております
うつらうつら寝ているうちに名古屋について、ここから豊田市に向かう。普段は地下鉄に乗るのだが、今日は少し趣向を変えて、名鉄に。と言っても名古屋駅で名鉄に乗り換えるのが面倒なので、隣の金山総合駅まで行って、そこから名鉄特急に乗る
名鉄三河線に乗り換えて、下車したのは豊田市の一つ手前、上挙母駅
小さな駅舎があるだけの駅なんだけど、なんとここ、トヨタ自動車の本社最寄り駅なのか…
数年後、名鉄三河線で、名古屋から豊田市まで乗り入れる特急が計画されているらしく、その時は土橋駅をトヨタの最寄り駅として扱うことになるみたい。
この上挙母駅周辺、立派なお屋敷が多い。高台一帯はかつての挙母城城下として栄えたところなんでしょうかね
かつての本丸跡が、今は豊田市美術館になっているとのこと。去年、豊田市美術館に来たのは、ちょうど1年前の前日だったな。
高台から坂を下ると豊田市街となり
客先でお仕事。もう少し早く終わると思っていたんだけれども、結局、18時過ぎまで。急いで豊田市から地下鉄に乗り鶴舞に出て、中央線、東海道線と乗り継いで、岐阜駅に着いたのは19時44分だった。
さて、本日の目的地は
こちらであります、エリックサウス。つい最近、西天満に新店をオープンしたばかりのエリックサウスが、岐阜にも新店をオープンさせたという
なぜ岐阜?というに、エリックサウスの運営元の「円相フードサービス」は、岐阜が本拠地なのである。
株式会社円相フードサービス - 食を楽しむためのスタイルを提案します。
そして、あの、イナダシュンスケさんは、ここの会社の専務なのである。というわけで、岐阜駅直結の建物、これまでも円相フードサービスがいろんな店舗を展開してきた『アクティブG』に、エリックサウスがオープンしたわけであります。そもそも、2008年5月に、同じビルの中に「erick curry 岐阜駅店」をオープンしていたらしい
そのerick curry 岐阜駅店は、2010年8月に「らうめん つけめん 一徹」になっている…とか、店舗の開店閉店情報をここまで克明に記録している飲食運営会社ってはじめて見たような気がするぞ…
というわけで、エリックサウス岐阜AG店。稲田さんの呟きによれば、最初はメニューを3つに絞っていると書いてあったので、小さなお店なのかな?と思ったらそんなことはなく。八重洲地下街よりもっと広さのあるお店ですよね
カレー、ミールス、ビリヤニという3つを柱に、サイドメニューもいろいろあるじゃないですか。ミールスやビリヤニはよく食べているので、今日はカレーにしてみる。と、カレーを注文しつつ、ニンジンとサワー
このジンジャーサワーが200円なんですよね、安くないですか…。ニンジンは稲田さんから運んできてくれた、開店おめでとうございます。
カレーは、マラバール風キーマ、カルダモンマトンキーマ、ゴア風ポークビンダルー、特徴がはっきり出ているのを3品。しっかりエリックサウスの味、美味しい。比較的スパイスの個性をパッキリ出している感じかな
エリックサウスは前菜なのでサッと切り上げて、次なるお店に。同じ建物内で移動する
こちらは『円相くらうど』、ここも円相フードサービスのお店。2017年12月オープン。このお店は岐阜の地の味と地の酒をテーマにしており、白央篤司さん(以前、野毛で一度ご一緒したことが)の記事を読んで以来、一度来たいと思っていたのだ
【食べる温故知新】イナダシュンスケ氏が手がけた岐阜「円相 くらうど」で郷土料理の最新形に触れてきた - メシ通 | ホットペッパーグルメ
岐阜まで来たのは、エリックサウスとここと、両方来たかったからでありまして。で、お店に入ってメニューを開くと、おお、これは魅力的…
いきなり岐阜の郷土料理の紹介から来たぞ。なかなか面倒そうな郷土料理もいろいろ並んでいる。まずは前菜盛り合わせ的な、『岐阜もの八寸』から注文。待つ間に日本酒のメニューを眺める。これがですね、すごい
岐阜の地酒、それも、とりあえず県内の全部の蔵を並べました的ないい加減さはまったくなく、しっかり選んでいるというのが伝わってくる28種類。雪冷えから飛び切り燗まで、お勧めの温度もしっかり記載されている。
悩んだ末、最初はこれだろう…ということで、中津川の鯨波の本醸造を。
どれを頼んでもグラスは360円、原価によって60ml~90mlで量を変えているところも面白い。そして鯨波はしっかりとした味わいがあって、やっぱり美味い…
そこに運ばれてくる「岐阜もの八寸」は、こも豆腐、煮たくもじ、川魚甘露煮、赤かぶら漬け、胡麻豆腐に、焼いたお揚げ。
いや、これはですね、すごく悪いですね。凶悪ですね。日本酒に滅茶苦茶合うものばかりじゃないですか…。しっかり乳酸菌発酵した漬物とか、しっかりした味の甘露煮とか、こうばしいお揚げとか、どれもこれも日本酒に合いすぎる。
お酒は免心無濾過生原酒を貰いつつ、これにすれば良かったかな…と後悔し始めるが
さっきのメニューにあった酒がすべて飲み放題で1500円なのである。あの素晴らしいメニューの酒がすべて飲み放題…。しかし、60分飲み放題だと焦ってしまいそうだったので、やめておいたのだ。そもそも、60分も滞在しないつもり、8時20分くらいだったので、八寸と2杯くらいで帰るつもりだったのだ
帰れるわけないじゃないですかこれ
鮎うるかにももちろん惹かれるのだが、ここは中津川更紗サーモンにしてみよう。さらに
漬物ステーキも良いな…というわけで
ああ、このサーモン、脂の具合がとっても素敵…。お酒は次行ってみましょう、房島屋火入れ熟成酒を熱燗でもらう。これまた美味い
そして最後にやってきたのが、漬物ステーキである
古漬けの漬物を油炒めして、卵と合わせている。酸味の具合がなんとも素敵で、それを卵がやさしく包む…。あ、これ、昨日家でやった、酸豆角炒蛋と構造的にいっしょだ!発効したササゲの漬物と卵の炒め物と同じ構造だ!岐阜の郷土料理と中国のローカル料理が、こんなふうに繋がるなんて
お酒は達磨正宗熟成三年古酒の熱燗。うわあ、いいわあ、これ。日本酒、どれも特徴が簡潔に書かれていて、わかりやすいんだよな。
そうこうするうちに終電の時間が迫ってくる。名古屋駅から22時12分の最終の新幹線に乗るためには、岐阜駅を21時36分に出る東海道線に乗る必要がある。このビルは、駅のコンコースに直結した改札口があるのでギリギリまで粘れるぞ…と、とりあえず会計だけ済ませ、ゆっくり味わう。
21時30分を回ったあたりで店を出て、さて、改札に向かったのだが…
なんと!建物直結の改札口が21時で閉鎖されている!慌てて1階に下りて、正面から駅に回り込んで、なんとか改札に向かい…
本当はここから入れるはずだったのに…
しかしとにかく、なんとか間に合いました。良かった
名古屋駅に向かい、最終の「のぞみ64号」東京駅に乗車。新大阪や京都から乗ったことはあるけど、名古屋からははじめてだ
ぐっすり眠るうちに、無事に新横浜に着いたのでした
始発で行って最終で帰る。仕事もちゃんと9時から18時までしたしな!充実した出張になったのでした