日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

銀座のギャラリー

初台から地下鉄に乗る。さて銀座へ出よう、昼飯は…と考えていたのだが。路線図を見ながら、都営新宿線は神保町を通るなあ、と考えて、ふと。神保町で下りて『武蔵』へ。初めての武蔵御膳をいただく。店長さん、顔を覚えていてくれた。おいしゅうございました。
古本屋を少し冷やかしたのち、半蔵門線に乗る。三越前で乗り換えて、乗り換え時に改札の外に出るのを利用して、にほんばし島根館へ。大好物の木次牛乳だけ買って飲み、銀座線で京橋。ここからギャラリー巡り。
INAXギャラリー。改装後に行くのは初めてだったけれど、随分綺麗になったのね。そしてギャラリーは上のほうの階から、二階に移動していた。『『室内』の52年 - 山本夏彦が残したもの - 』は、山本夏彦が編集長をしていた素敵雑誌、『室内』を振り返る企画。大工道具や椅子が沢山あって楽しい。山本夏彦の映像萌え。なんでも萌え言うのはボキャブラリーは貧困な証拠とは思うが、それでも夏彦翁萌え。
http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_000465.html
INAXギャラリーではもう一つ、『アニアス・ワイルダー展』というのもやっていて。交互に組まれた材木が、部屋の対面の壁の間でなんとかバランスを保って浮いている。楔を抜いたらあっという間に崩れてしまいそう。というか、『接着剤を使っていないので、絶対に線から出ないでください!微妙な振動でも崩れます!』という悲痛な警告文が。安心して鑑賞できません。でも凄い。
http://www.inax.co.jp/gallery/contemporary/detail/d_000999.html
次、ギャラリー小柳。須田悦弘。広い空間の所々から顔を出している、花や葉っぱの超細密な彫刻。これまで、この方の作品は、意外なところに、あっ、という驚きが大きかったんだけれど、今回のは、彫刻の技巧が凄い!みたいな印象のほうが強かった。奥のほうで須田さんが、壊れてしまった彫刻をアロンアルファで直しているところを見られて、さらに満足。アロンアルファで直すのかあ。そうか。あと、葉っぱや花の虫食いは『薄すぎて穴が開いちゃった所…』なんて言っていたけれど…。実際どうなんでしょうか。
http://www.gallerykoyanagi.com/exhibition.html
次、ポーラミュージアムANEX。うむ。次、メゾンエルメス。うーん、ホルヘ・バルドって人はプロダクトデザイナー?。次、ハウスオブシセイドウ。陶器でした。こないだ、資生堂アートハウスで見たのもあったな。次、東京画廊。西澤千晴個展。西澤さんがいた。銀座はとりあえず、以上。新橋からバスに乗り、六本木に移動。