日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

2010年の展覧会を振り返る

これまであまりやったことがなかったのですが、今年良かった展覧会を列挙してみます。企画展10、アートイベント3、ギャラリー5、常設展示2。あ、それから。去年も見たのでここには列挙しませんでしたが、山川冬樹の「the voice over」は見てない人は必ず見てください!なんかの機会に!

■企画展■

東京国立近代美術館『ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える』

展覧会情報ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……
企画を知った時から待ち遠しくてたまらなかった展覧会。ウィリアム・ケントリッジ森美術館で見た木炭アニメで大好きになった作家なのですが、現在に至る作品もどれも魅力的であることが確認できました
必見の展覧会『ウィリアム・ケントリッジ』。その他、DOMANI展、銀座など - 日毎に敵と懶惰に戦う

神奈川県民ホールギャラリー『日常/場違い』

http://www.kanakengallery.com/bachigai/index.html
久保田弘成の、トラバントがくるくる回るパフォーマンスが楽しかった。そして、木村太陽、泉太郎、雨宮庸介などの作品に、久しぶりに現代美術の非日常の楽しさを感じられました
飯田牧場と日常/場違い展など - 日毎に敵と懶惰に戦う

東京都写真美術館『躍動するイメージ』

東京都写真美術館
石田尚志の二つのアニメーションに圧倒されてしまった展覧会。当日の朦朧とした意識のせいで、何割か増しで印象に残ったような気もしますが…(笑)
G-tokyoを中心に、自転車で冬のアート巡り - 日毎に敵と懶惰に戦う

Think Spot KAWASAKI『椿昇「GOLD/WHITE/BLACK--Complex」』

【イベント】椿昇展 「GOLD / WHITE / BLACK--Complex」(~3月14日) ※終了しました | 北仲スクール
たった9日間だけ開催された、ある意味奇跡のような展覧会。今年NO.1に推しても良いかもしれない。これだけの規模で作品を作り上げる椿昇には恐れ入りました。
土曜日の日記前半戦、椿昇展は行ったほうが良い - 日毎に敵と懶惰に戦う

国立新美術館『アーティスト・ファイル2010』

国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
O JUNの作品が凄く良かったんだよね…。その他も、あの無駄に広くて白い会場がちゃんと活かされているなー!と思った展覧会でした。この企画展も毎年頑張ってほしい企画です
六本木アートナイト2010 - 日毎に敵と懶惰に戦う

京都国立博物館長谷川等伯

http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/100410/tokubetsu.html
何度目だ、ではあるんだけれど、松林図屏風の凄さを改めて感じた展覧会。それ以外も素晴らしかったです
自転車で行く京都(今日はお寺は無しよ!) - 日毎に敵と懶惰に戦う

京都国立近代美術館『マイ・フェイバリット』

マイ・フェイバリット——とある美術の検索目録/所蔵作品から | 京都国立近代美術館
企画の、キュレーションの勝利。今年印象に残っている、ケントリッジ椿昇、いずれも京都国立近代美術館の企画なんですよね。例のtwitterでの件もあり、京都国立近代美術館が強い印象を残した1年でした
自転車で行く京都(今日はお寺は無しよ!) - 日毎に敵と懶惰に戦う

千葉市美術館『伊藤若冲アナザーワールド

千葉市美術館
じっくり味わう伊藤若冲。会場を行ったり来たりしながら、個人蔵の作品とか、なめまわすように楽しみました
千葉市美術館『伊藤若冲アナザーワールド』 - 日毎に敵と懶惰に戦う

東京大学総合研究博物館小石川分館『ファンタスマ‐ケイト・ロードの標本室』

「ファンタスマ:ケイト・ロードの標本室」 "Fantasma: kate Rohde's Chamber of Specimens" 東京大学総合研究博物館
とにかく普段行っても凄く楽しい小石川分館なのだけれど、あの文脈を読んだ怪しい作品陳列にニヤニヤさせられっぱなしでした
六本木新宿茗荷谷蒲田日記 - 日毎に敵と懶惰に戦う

■アートイベント■

六本木アートナイト2010

六本木アートナイト
来年に向けての応援の意味も込めて。美術館の開館時間を延長したり、森美術館は深夜開館したり、進化も見られました。一晩中ワクワク徘徊できるような企画を、来年も是非お願いします
六本木アートナイト2010 - 日毎に敵と懶惰に戦う

瀬戸内国際芸術祭2010

Art Setouchi
個々の作品で、どれが、と言われると困るのだけれど。とにかく、あの島から島に渡りながらの体験は得難いものでした。いろいろ課題はあったと思いますが、是非次回も素敵なおまつりになってほしいです
なかなか辿りつけない直島は素晴らしい夕景で、銭湯はIラブ湯だった - 日毎に敵と懶惰に戦う
瀬戸芸島巡り。我慢できずに犬島再訪、そして豊島はアモーレ - 日毎に敵と懶惰に戦う
豊島から男木島へ。残っていた心臓音と、失われた作品と - 日毎に敵と懶惰に戦う

あいちトリエンナーレ2010

あいちトリエンナーレ2016
長者町会場が素晴らしかった。あれの何分の一かでも、黄金町に、その…ねえ…
駆け足で巡るあいちトリエンナーレ2010 - 日毎に敵と懶惰に戦う

■ギャラリー■

RAT HOLE GALLERY『やなぎみわ/Lullaby』
アラタニウラノ『加藤泉
ギャラリー小柳『須田悦弘
ミヅマアートギャラリー会田誠/絵バカ』
金沢21世紀美術館高嶺格/いい家・よい体』
最後のはギャラリーじゃないですけど、ギャラリーみたいなスペースってことで!

■常設展示■

芹沢硑介美術館

静岡市立芹沢�_介美術館
大好きなんです、芹沢硑介。はじめて行きました。本当に良かったわあ…。売店で散財フラグが立つ美術館でもありました。まあ、今年、一番散財フラグが立ったのは、ミッフィー展なんだけどね
あてどなく、静岡の旅 - 日毎に敵と懶惰に戦う

国立民族学博物館

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構|国立民族学博物館
博物館自体は以前から何回も行っていて、本当に好きなんだけれど、今回、久々に行ってリニューアルされた音楽のコーナーにやられた。素晴らしすぎる。すぐにでもまた飛んでいきたいです
『みんぱく』を中心に、ある日の大阪日記 - 日毎に敵と懶惰に戦う