日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

横浜で、藝大先端2012など

日曜日、今日も寒いなあ。のんびり家を出て、日本新聞博物館へ。
日本新聞博物館 NEWSPARK
2011年報道写真展。当然、ほとんどが東日本大震災の写真であり、いろいろなものが蘇り、茫然自失、というような心持ちで凝視してしまった。常設の新聞の歴史の展示、なかなか充実した内容で、一度は来ても良いかな、という内容。歴史コーナーの充実した内容に対して、“現在”のコーナーがよくわからないコンセプト展示になってしまうのは、この手の施設の通例であります。
次に、横浜都市発展記念館へ。
横浜都市発展記念館
コーナー展「関外と伊勢佐木の発展」というのが興味深かったのでちょっと見に来てみたけれど、まあ、進駐軍が入ってきたころの伊勢佐木町の様子の写真とか、面白かったかな。カマボコ兵舎とか。結局、いつまでも接収されたままだったので、繁華街の地位を横浜駅前に奪われたわけなんだよね…。この施設、1月28日からはじまるこの展覧会は面白そうですよ
特別展 横浜にチンチン電車が走った時代
これに行く時は、合わせて、日本郵船歴史博物館の
日本郵船
籾山艦船模型製作所の世界、これも凄く面白そうです。神奈川新聞社が出している雑誌『横濱』の、横浜の鉄道特集号を購入。後でじっくり読もう。さて次には、本日が最終日、藝大先端2012へ
http://www.geidai.ac.jp/event/sentan2012/
東京藝術大学先端芸術表現科が、毎年 BankART Studio NYKで行っている卒業・修了制作展。すでに活躍している人なども多く出展するので、内容が充実している。今回はこんなところか

川村喜一さん、映画の動画を場面ごとに細かく切り取って並べた作品
作家紹介 第34回:川村喜一(学部4年) | 藝大先端2012ブログ




武藤舞子さんの作品は、どこか、ボルタンスキーのアレを思い出させるような…
作家紹介 第29回:武藤舞子(学部4年) | 藝大先端2012ブログ
すみません、お名前失念した方が多いですが…。その後、シンポジウムは、高山登八谷和彦鈴木理策、イルコモンズ、大友良英高嶺格山川冬樹。以上の皆さんで、会場超満員。長時間にわたって、イマイチとっちらかった感もありましたが。震災、特に原発事故が作り出した…いや、作り出したんじゃないな、顕にしてしまった分断、断絶について改めて想いを馳せたのでした。大友さんが熱くて、高山さんがよく喋り、小田さんが鋭くて、山川さんが冷静で、高嶺さんがいい味出してて、八谷さんお疲れ様です、と言う感じで
帰宅して、無印良品のキットで作ったチキンカレーと玉ねぎサラダで晩飯にしたのでありました