日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

『中の人 ネット界のトップスター26人の素顔』発売記念イベントで生メレ山さんを見るのこと

本日はお休み。朝から部屋掃除、洗濯機の掃除、風呂掃除など。午後、少し遅めに出かけて東京駅へ。最近、野菜がちゃんと取れてないなあ、と思いまして。男が街中の昼飯、夕飯で野菜を沢山とりたい、どこでもいつでも食えるように、なるべく店舗数が多いチェーン店で…というと、どのような選択肢があるだろうか。で、考えた末、長崎ちゃんぽんリンガーハットの野菜たっぷりちゃんぽんにしてみた。しょうがドレッシングと酢をたっぷりかけていただきます。汗が噴き出る…
東京国立近代美術館を再訪、常設展のほうを改装前にじっくり。『写真の現在』本山周平が、中城城跡と隣接するホテルの廃墟を撮影した写真にくぎ付けになりました。
閉館までいて、その足でお台場へ。このイベントへ
7/24(火)「顔の見えるインターネットナイト!」に出ます - メレンゲが腐るほど恋したい
ドボク系のイベントだと満員が常なので、ちょっとすいていて大丈夫かな…と思ったけれど、古田雄介さんによるネットの『中の人』インタビュー公開版、ということで。『中の人 ネット界のトップスター26人の素顔』発売記念、顔の見えるインターネットナイト! 104人目&105人目の『中の人』登場!ですよ
『 中の人 ネット界のトップスター26人の素顔 』発売記念~【 顔の見えるインターネットナイト! 104人目&105人目の『中の人』登場! 】 TOKYO CULTURE CULTURE:@nifty
Ustream.tv: ユーザー tokyoculture2: 中の人 ネット会のトップスター, Recorded on 2012/07/24. 視聴者参加型
メレ山さん登場、実物を拝見するのはじゅんさい採りに行って以来じゃ
じゅんさい沼でぬるぬると戯れる - 日毎に敵と懶惰に戦う

大学時代、テキストサイトを巡回する日々から、非公開でブログを書きはじめて、友達受けが良かったので公開に。初期のブログでは内面語りなども多かったメレ山さんだけれど、考えたことなど中心に書いていると暴走しがちに…。現在の旅行記は、ファクトを基に書くことで、書きやすいし、客観性と主観性をバランス良く書くことができる。
そう、これは古田さんも指摘していたのだけれど、メレ山さんのブログは、読者を意識してどの程度反応をフィードバックしていくか、とか、コンテンツのバランス感覚、文章内で一歩視点を引いてみたり…そういうバランス感覚が素晴らしいな、と。
メレ山さんの旅行記記事は、旅の1日を一記事にしている。写真が60〜70枚、時に100枚を超えることも。昨今のtwitterなどの隆盛で長い文章はさらに読まれにくい傾向にさらになりつつあるが、自分も人のブログを読み込んで参考にしたりするし、誰かがどこかに反応してくれるかもしれないので、出し惜しみせずに、長くなるのはあまり気にせずかいていると。とは言え、写真と短文での読みやすい構成は見習いたいですよね。ブログは名刺がわり、1番気合を入れて書いているとのこと。

話題はわさおの話に。
イカの町で出会ったモジャモジャ犬「わさお」 - メレンゲが腐るほど恋したい
メレ山さんの、わさおとの距離の取り方の上手さの話に。ブログで取り上げた犬がみるみる話題になってしまい、騒動の渦中にいて、反応が増えすぎてまずいな…と、特にナイナイの番組で取り上げられたあたりから思っていた。自分のブログて、人の家の犬がこんなに話題になってしまって、大変なことになったらマズイなあ…と。それで人が押し寄せてわさおに何かあったり、見物に来た人に何かあったら責任がとれない。幸い、わさおは、わさおのお母さんと公式ブログを管理している人が抑制的で、今日まで大きな問題もなくこれている、と。『動物好きは動物好きな人が好きではない』動物に人間に都合の良いセリフを言わせたりするのが嫌いで…という、これもやはり、そういう絶妙な距離の取り方が、変に炎上させることもなく今日までこれた理由なのかな、と思った。
古田さん曰く、突然、ネットで注目されたりすると舞い上がってしまって失敗したり、逆に怖くなって閉鎖してしまったり…ということがありがち。メレ山さんのブログはそういうこともなく、淡々と、うまくコントロールしているなあ、と。メレ山さん曰く、一般ブロガーが炎上したりブレイクしたりしてしまったら…とにかくアカウントは消さず、冷静に、何かあっても謝るべきところは謝り、悪くなければ謝らず、とにかくアカウントを消してはいけない。ブログはストックを溜めていくことに価値があり、蓄積していけば自然と落ち着く方向になるのでは…と。アカウント消去はネットの自殺ですよ!と。
メレ山さんの今後の目標は、また本を出したい。最初の本は紙とネットの違いをあまり意識できて無かった。その後、雑誌連載などをして経験を積んできたので、上から下に流れるブログとは違う視点でコンテンツつくりをしてみたい。それと、テレビで冠番組『メレ山動物園』を持つこと!動物が人間に都合の良いことを言わない動物バラエティ。それは楽しそうです。
休憩をはさんで、続いては、『世界の植物』の高橋俊一さん
http://www.geocities.jp/plants_name/

高橋俊一さんに、なぜサイトを作ったのですか、と聞くと、ハリエンジュが何故『ニセアカシア』なのかという、植物の学名講義がはじまって熱を帯びてきて、お人柄がよくわかる(笑)。植物の名前の由来に興味を持って、調べてデータをストックし出したのがはじまり。名前の由来にこだわって、ある程度溜まったところでサイト公開。シンプルでわかりやすい作りサイト『世界の植物』
読者の反応を意識しているメレ山さんとは違って、対話を求めていない、そもそも反応が見えない、返ってこない、凝り性な高橋さんのサイト(でも隠れたファンは沢山いるはず…!)。人のやっていない、他に無い情報を提供しようという意思をすごく感じる。
高橋さん、山手線の橋の変遷のサイトも作っていて、ブラタモリで紹介されたこの内容は違うんですよ…と説明してくれた(笑)。これをやってるのは私しかいない、という強烈な自負を持っていて、確かに、それに見合ったすごい内容のサイトだ!
山手線が渡る橋・くぐる橋
山手線の次は中央線もやりたい、『やっぱり起伏が無いと…』面白くないと言う高橋さん、タモリ倶楽部ブラタモリから早く出演のオファーが来るべきと思った!サイト作りのバランス感覚、主観と客観の配置、読者目線の取り入れ方、わさおとの距離感、感覚の良さに着目したメレ山さんに対して、こだわりの強さが前面に引き出されていた高橋さん。対照的で面白かったです。このインタビューは、8月にASCII.jpに公開されるそうです。
http://ysk-furuta.seesaa.net/article/281999800.html
楽しいイベントでした。終了後、メレ山さんにご挨拶。中区在住写真ブロガーの記事(というか、青点先生 id:Blue-Period と黄金頭先生 id:goldhead のことであるな)はよく読んでます!とのことでした。
会場を出て、ゆりかもめで新橋に出たのでした
在華坊(@zaikabou)/2012年07月24日 - Twilog