日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

写真美術館とグルスキーと貴婦人と一角獣

部屋とワイシャツとわたし、みたいなタイトルだな…。日曜日、8時過ぎに家を出て、品川で朝飯食って浜松町、モノレールの人になり、うーん、これはなんだ、なんのイベントだかよくわからん…

その足でそのまま恵比寿、東京都写真美術館へ。世界報道写真展は、まあ報道写真ですよね、という内容で、写真のエステは、代表的なコレクションでお送りする光の表現やらなんからで…これも川内倫子や横浜写真やボルタンスキーのなど面白いものはたくさんあったのだけれど、特に良かったのは『日本写真の1968』でしょうな
東京都写真美術館
1968年を軸に社会状況を反映した写真の数々、なんだけれど、重層的で複雑な展示構造で、一筋縄ではいかず、なんと語ったものか、大変難しい。ことしのはじめに見た『記録は可能か』とか
東京都写真美術館『北井一夫 いつか見た風景』『映像をめぐる冒険vol.5 記録は可能か。』 - 日毎に敵と懶惰に戦う
あるいは、東京国立近代美術館の『実験場1950s』とか
東京国立近代美術館『美術にぶるっ!』展がいろんな意味ですごい - 日毎に敵と懶惰に戦う
から勿論つらなってくるのだけれど、もっと、こう、静かに向き合いたくなるような展覧会で
トピックス-日本写真の1968--東京都写真美術館
研究員の金子隆一氏が10年越しで企画したものらしく…うん、とにかく

「本展で取り組みたいのは、実は写真の表現の問題ではないんです。それよりも、写真というものが、どういう状況の中で成り立っているのか、その枠組みを解き明かすことができたら良いなと思っています。そして、象徴的な出来事がいくつも起きた1968年という年は、そういった視点で日本の写真を見る、とても良い切り口になるのではないかと考えたわけです」

まあみてください、としか言いようがないのだった。

美術館を出て、山手線で原宿、千代田線で乃木坂へ。国立新美術館で、お待ちかねグルスキー

gursky.jp
でかい、すごい、ぴんぽーん、ぴぴぴぴ、でかい、すごい。量が質を変容させる…というか、とことんまで突き詰めていった先におのずと質的変容が伴ってしまっているというか、そういうものを見せつけられた。とにかく、これはでかいので見ないと意味無いと思う。
貴婦人と一角獣展も再訪し、うん、確かに、これもでかくてすごい、だよな…。それにしても、グルスキーと、貴婦人と一角獣を同じ場所で見られるって、すごいことよね…。ほいでもって、腹減ったなー、と思いながら六本木ヒルズまで歩いたら暑すぎてふらふら。ラーメン食べて、しばらく、展望台で休憩。あつい

ぐったり。動きたくないわー。この夏、どうやって乗り切っていけばよいの…

その後、有楽町で待ち合わせて珈琲飲んで、ベトナム料理を食べて、突如降り出した雨を避けて地下を抜けて八重洲へ。そのままわたくしは、夜のお仕事のため、あさまで上田に向かうのでありました
在華坊(@zaikabou)/2013年07月07日 - Twilog