自転車で、強羅まで
先週、逗子や江の島まで乗って自転車もだいぶ慣れてきたので、1泊でどこかに行こうと思う。今まで、泊りの自転車旅行は何度かしていまして
本当なら輪行して、どこかへワープしてから走りだしたいところだけれど、自転車をバラした経験がまだないものでなあ…。輪行は改めての機会として、今回は自転車で往復できる範囲にしよう。
で、どこに行くか…となると、北に向かうとなると一旦都内を抜けなければならず、あまり食指が動かない。そうすると、また久里浜からフェリーで渡って千葉か、相模湖方面に抜けるか、東海道を下るか、ということになる。今回もとりあえず東海道を下ることにして、小田原あたりから先は追々考えよう、ということにした。
昨日、Y`s Road の新宿店で仕入れたサイコン(3000円以下の安いやつね。とりあえず)は昨日のうちに取り付けており、人生初レーパンも履きまして(と言っても、下着は履きましたし、レーパンの上からユニクロで買ったゆるいパンツも履いてますし)、指ぬきグローブもしまして、それなりの装備であります。あとは緩いポタリングおじさん、という風体ですが。
10時10分、のんびり出立。平戸桜木通りを西に向かい、平戸から国道1号線。戸塚バイパスにはもちろん入れないので、戸塚駅方面に下る。苦節何十年、やっと開通したトンネルは…
自転車通行禁止なのね!回避して横断歩道を渡ってまた合流、原宿交差点をあまり意識せずに通り抜けて(立体交差の工事は完全に終わっていたのね)、さて、問題の藤沢バイパスである。
藤沢バイパスは、自転車でも通れる、ことになっている。このバイパスを通らないようにしようとすると、相当大回りすることになるから。だけど、これを自転車通行可能にするのはいろいろ無理がある。時速60km/h制限の道路で、下りで見通しが良くて広いので、自転車でもちょっと油断していると平気で40~50kmは出る。ロードバイクなら60km/hくらい軽いと思う。そして車は実質70~80km/hでびゅんびゅん飛ばしている。これで自転車通行帯があればいいのだけれど、そんなものはなく、外側レーンと路肩あたりは、ひび割れが多くて路面状態があまり良くないのですね。
今回もひやひやしながら通ったけど、あまり精神衛生上良くない。東海道を下る場合で藤沢バイパスを避けるなら、バイパスの終点で無理に国道1号線に復帰しようとするのではなく、湘南新道(県道30号線)を浜須賀まで下って、そこから国道134号線に出て、大磯で国道1号線に自然に復帰するのがいちばん良いコースだと思う。距離もそれほど変わらないと思います。
藤沢バイパスが終わると、東海道が東海道らしい風情になってきて、途中には自転車通行帯がきちんと整備してある区間もあって走りやすい。茅ヶ崎市、平塚市と抜けて、大磯町に入ったところで昼飯休憩。12時過ぎ。36km地点、マクドナルドです。前もここ、入ったな
クラブハウスバーガーは…うーん…正規料金だと釈然としなさそう。これで810円。わたしは金券ショップで買った、590円の株主優待チケットなので、まあ、いいです。
また自転車を走らせることしばし。今回はあまり無理せず様子を見ながら、25~28km/hくらいでゆるゆる。
連休の中日なので、ロードバイクの旅人もあまり見かけず。のんびり走っていると、小田原に到着。国道1号線沿い、旧宿場町にある『なりわい交流館』
ここは無料でお茶もいただけて、トイレもあり、ゆっくり休めるので、自転車で下る途中には必ず休憩させてもらってます。ここまで自宅から54km。
で、さて、そろそろ行先を決めよう。で、熱海の『福島屋旅館』に電話したら、なんといっぱいであると。いや、中日とはいえ、連休中なんだから当たり前だろうと思われるかもしれませんが、以前は到底、満員になるようなところじゃなかったのよ…。レトロ旅館として人気が出ているんですかね。まあ、ブログとかで良い良い言っていた自分にも責任の一端はあるような気はしますが…
ま、空いてないものは仕方がない。熱海まで行って宿を探すのもいいのだけれど、ちょっとリスキー。ここまで走ってきた感じで、箱根を越えて三島や沼津に行くのは、体力的に不安を感じる。ということで、箱根ゴールならなんとかなるか…と楽天トラベルで探したら、強羅にオープンしたばかりのドミトリーの宿を安く発見したので、そちらに向かうことにする。
休憩処を出て、ちょっと走ればもう箱根湯本
バス停ではずいぶん派手にやらかした車が…
混雑する駅前を抜ければすぐにのぼりがはじまる。で、ですね。以前に箱根越えしたときは、富士屋ホテルまではなんだかんだで苦労せずにたどり着いたんですが、今回はきつい…。あきらかに体力が落ちている。大平台あたりで相当へばってしまった。これは鍛えなおさねばなあ、新緑はきれいだけど
なんとかかんとか、宮ノ下までたどり着き
もうひと頑張りして、強羅との分岐点の交差点、標高570mが今日の最高地点。あとは強羅に下り、駅前に出る。ここまででちょうど70km
駅前から東側に下り、箱根裏街道の宮城野へ。さて、本日のお宿は…
4月25日オープン!と書いてあったけど、リニューアルオープンですな。そして宿泊するドミトリーは
うむ…なるほど。部屋は2段ベッドかと思ったら、横に6つベッドが並んでいて、病室か、と思いました。
まあ、施設自体は綺麗だし、風呂も強羅の温泉にちゃんと入れたので文句は無いけれど、4500円か、どうなんだろうなー、とは思った。あと一応、ここ、旅館でもあるようなので2食付きで泊まっている人もいるみたいだけど、共用スペースはドミトリー利用者もうろうろしてるし、食堂も社食か、みたいな雰囲気だったので、旅館のほうに来ると明らかに外れっぽいな、と。
風呂も入ってさっぱりしたので、さて夕飯。宿の近所に中華料理屋があってわりと良さげだったけれど、昨日も中華だったので、いったん、170円払ってバスに乗り、強羅の駅前に出る。出たはいいけれど、どうにも碌な飲食店が無い。里久というとんかつ屋に入ろうとしたが、いくらなんでもな値段でやめた。並びの福よしという蕎麦屋は食べログの評判がさんざんでやめた。他は閉まっている店ばかりである…。田むら銀かつ亭という店はそれなりの評判のようだけれど、やたら待っている人が多いし、これも観光地価格っぽい。
というわけで、強羅で名前だけは知っていた、餃子センターへ
餃子センターという名前なのに、内装は山小屋風喫茶店風情。昔は喫茶店か何かだったのかな
とりあえずビール。箱根に来たら、サッポロだよね
そして餃子も全体的に観光地価格ではあるんだけれど、税込み972円のすいぎょうざは
この下にも具材がたくさん隠れていて、具だくさんの餃子鍋、という感じで、なかなか良かったです。おいしゅうございました。しかしゆっくり飲む感じでもないので、次行きましょう。日も暮れかかり
強羅駅前には食指が動く店が皆無だったので、宿の近くの中華に行くか…と坂道を下る。宮城野方面、歩行者用の近道があるんだけれど、夜はなかなか怖いな
で、坂道を下ったところに、居酒屋発見。『きみ』という店
入ったらおばちゃんが一人でやっていて、ほかに客はおらず。おばちゃんといろいろ、箱根の最近の観光事情、中国韓国の人がほんとにおおいな、とか、宮城野あたりの地勢などおしゃべりしつつ、テレビでよねむらでんじろう先生の昔話を見つつ
のんびり飲んで、ほかのお客さんが入ってきたあたりで退散。日本酒2杯、アジフライ、おからと漬物で2000円でしたので、まあ、良いのではないでしょうか。あとはもうすることも無いので、あとは寝るばかりなのでありました