日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

日曜日、神奈川近代文学館『獅子文六展』など

日曜日、きれいな朝焼けが

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南粤美食がTwitterで、昼のお粥鍋を無断キャンセルした人がいると。17時から急遽参加者を募集…というので、応募が少なければ行っちゃおうか…と迷っているうちに埋まっていた。すごい。

午後からぶらぶらお出かけして、神奈川近代文学館獅子文六展』

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親が横浜に店を構えた裕福な貿易商で、老松小学校で、父没後に商売は畳んだが遺産でフランスに遊学してそこで奥さんみつけて娘が出来、日本でフランス語教師させてたが慣れない暮らしに病み早逝し、2番目の奥さんと結婚後、生活のために大衆小説書いて大当たり…

戦後も小説は当たり、2番めの奥さんも早逝、娘は外交官と結婚してフランスへ、3人目の奥さんとの間に還暦の時に息子が出来、趣味は食べ歩き、大衆小説はその後も当たり続け…と、本人の才能はもちろんだけれど、穀潰し的な生き方から身につけた教養と毛並みの良さで生涯幸せに暮らした感があり、実家の太さは大事だな!と思いました。

というのは言い過ぎにしても、ほんと、人間万事塞翁が馬という感じ。還暦記念野球大会で応援団をする杉村春子加藤武、という写真なんかも実に良い。

去年で没後50年だけど、8年くらい前から急に文庫化ブームがありましたよね?獅子文六再び光を当てたのはちくまなんですね。自分もその時に『七時間半』を文庫で読んで、あ、面白いな、と。それまでは、西原理恵子の恨ミシュランで酷評されてる「笹乃雪」の賞で出てくる、笹乃雪を褒めてる食通文豪おじさん、くらいしか認識が無かったので… 。

文学館を出てぶらり。霧に霞むダイヤモンド・プリンセス

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山を下り、都市発展記念館で、昔の横浜の地図を見るとあるのにいつの間にか無くなっている弁天様について詳しく学んだり

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ちょっと中華街に行ったり

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その後、ロイホでパフェを食べたり

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ご近所でのんびり過ごした日曜日なのでした

https://twilog.org/zaikabou/date-200216