月曜日、明日も祝日なのでお休みの人もいるみたいですが、私はお仕事です。6時に家を出て羽田空港に向かい、出雲に向かって飛びます
空港で落ち合って客先へ。いろいろあったが、とりあえず無事に終了。良かった。その後、亀嵩駅で蕎麦を食べる。
釜揚げ蕎麦、蕎麦湯の中に蕎麦が泳いでいて、そこに出汁をかけて食べる温かいそば、美味しいですね。先日のリベンジが出来た
その後、松江まで移動し、いろいろあって、仕事終わり。まだ少し早いので、今朝のニュースで公開再開を知った、菅田庵に行くことにする。松平不昧公ゆかりの茶室「菅田庵」は、松江の市街から少し離れた小高い丘の上にある。12年前に松江に来た際、移行と思ったのだけれど
実はこの時点で、すでに菅田庵は公開停止になっていたのだ。それから12年、公開停止してから14年、本格的な修復が終わり、ようやく再開されたのが昨日だった、というわけ。
雨降る中、松江駅の非常にわかりにくいバス乗り場から路線バスに乗り、菅田庵入口のバス停で降りる。地図を頼りに歩いていたら裏口の方に出てしまい、遠回り。素直に案内看板に従えばよかった。
駐車場から鬱蒼とした林の中の小道を歩くと
本来の歴史的な入口が見えてきて
その左から菅田庵へと向かう
800円の入館料とお茶代500円を払い、中へ。で、ですね、入口のところに「写真撮影禁止」と書いてあったので素直に従ったのだけれど、特に案内も無く、普通にネットに写真をアップしている人もいて、どうなのか、よくわからないのだ。
この茶室、まずは「御風呂屋」で湯浴みをしてから、向月亭に至る造りになっている。向月亭でお茶をしているご婦人方がいたので、まずは奥の御風呂屋を見学し、その後、菅田庵を見て、向月亭に戻ってきたら、だれもいなくなっていた。
座敷に上がり、外を眺めると、松江の街の方面に向かって下る傾斜面に植えられた庭木は視線と水平を保つように平たく刈り込まれており、まるでそれは湖面のようなのだ。
緋毛氈に座り、その景色を眺めながら、雨音や鳥の声を聴きつつ、1人で静かにお茶とお菓子をいただく。とても贅沢な時間だった。
菅田庵を出て、街までは歩くことにしましょう。と、脇道をすっと覗くと、あの「李白酒造」がある
中で2つほどお酒を購入。実はこの近くにとても有名な酒屋があったらしく、後から知って惜しいことをした
酒の槙戸天狗堂[公式サイト] - 焼酎・日本酒・オーガニックワイン・リキュールなど様々な酒類を取り扱う島根県松江市の酒店
松江城に向かって歩いていくと、何やら魅力的な建物が次から次に現れる
これは醤油蔵。さらに茶問屋
そしてこの魚屋にして総菜屋、隣は洗い張り
この「石川屋」さん、ちらと覗いただけでも魅力的な雰囲気を漂わせていたが、あとから聞くに素晴らしい店らしく、寄らなかったことを後悔するのだった。
松江城に至り、めのうの店やお土産屋を覗き、木次牛乳のプリンやチーズを購入。毎年やっているが今年は中止になってしまった「松江城大茶会」の代わりのイベント、「松江城マイ茶会」に合わせて作られた、茶道各流派と松江の和菓子店コラボ菓子も購入
さらに別のスーパーも入ってみると、さすが松江、しじみが安い
飲んで帰りたい欲求にかられるが、最終の飛行機に乗るためには、松江を17:55にバスで去らないといけない。さすがに余裕が無い
なので今回はおとなしく去ることにする。バスで出雲空港へ。レストランが非常に混雑していたの食事は諦めて、制限ゾーン内で軽く蕎麦を食べるだけにした
いつまでも降る雨の中、松江の街に空から別れを告げて
楽しい松江の旅…ではない、出張は終わるのだった