日毎に敵と懶惰に戦う

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川崎浮世絵ギャラリー、パナ汐留美『モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展』、マイセン展

日曜日、近所の店で塩ラーメン食べてから川崎、川崎浮世絵ギャラリーへ。昨年12月3日にオープンした川崎駅直結の施設。

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斎藤文夫コレクションから展示している。展示室はあまり広くないが、60点ほどがぎっちり並び、しかも肉筆浮世絵もかなりの数ある豪華さ。特に歌川国貞(三代豊国)『桜下吉原仲之町賑之図』が賑やかで良かった。市の施設の奥にちょっとあるよ、という感じですが

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川崎駅で、さてどうするべ…と迷ってから、汐留へ

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パナソニック留美術館『モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展』を見る。ブルーノ・タウト、井上房一郎、アントニン&ノエミ・レーモンド、剣持勇、ジョージ・ナカシマ、イサム・ノグチ…という、日本のモダンデザインの旗手の系譜を、作品や背景から丁寧に解く展覧会。構成も良いし、解説が時々エモくなるの好き。

住田常生氏(高崎市美術館主任学芸員) の解説がすごくエモーショナルであり。しかし、高崎と深い縁のあるブルーノ・タウトやアントニン・レーモンドに端を発する、日本の住まいや家具に関するモダニズムの歴史は、まるで一冊の本を読むかのように、情熱を傾ける人同士が繋がっていく。解説が熱くなるのも仕方ない

家具や照明などの実物の充実ぶりはもちろん、図面もたくさんあるし、映像もとてもわかりやすくて充実している。写真や映像に、こんな空間に身を置いてみたい…という建築空間がたくさん出てくる。展示の流れや空間作りも面白い。そしてキャプションが読ませる。とてもよい展覧会だと思います。

その後、新橋の岡山鳥取のアンテナショップで蒜山ジャージー牛乳のソフトクリーム、乳脂肪分が多いなー

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新宿に移動。伊勢丹新宿本店6階アートギャラリー『マイセン展アンティーカップ&ソーサーの世界』

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200年以上前のマイセンが100万以上したり、セーブル70万円とかは、素敵ねー、と穏やかな気持ちで鑑賞できるが、100年前の数万円〜十数万円のシノワズリとかは却って、買えるのでは…と動悸がしてしまう。30万のあとに5万をみると、買えるやん…と思ってしまうんよね…。

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いやいやいや、と自分を落ち着てけて、帰宅したのでした

在華坊(@zaikabou)/2020年01月12日 - Twilog