日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

コマンド?

所謂「オタクの所作」の代表例として「リアルな女と話しているときでも選択肢が出てくる」というエロゲー的、最近の例としては「げんしけん」における、部室での斑目と春日部の対峙の場面などがあるとしよう。
ではそれと対置されるべき態度は何かといえば、やはり選択肢なんか出てこない、ということになると思うのだが、それって、本当?というのが今日の趣旨である。
オタクと対置されるDQN*1は果たして選択肢無しで選択しているのか、いやそもそも「選択」などしていないのかというと、私は大いに疑問を感じる。
つまり、オタクにおいては4択だったものが、DQNにおいてはクイズミリオネアで言うところの「フィフティ・フィフティ」が沢山使えるので2択になっていたりとか、「オーディエンス」や「テレフォン」をバックボーンとして持っているとか、手癖として考えないで選択できるようになっているとか、あるいは他に選択肢があることに気が付かないとか。
最後のパターンの場合、「選択」していないことと何が違うのかと思う人もいるかも知れないが大有りで、つまりそこで一旦「コマンド?」状態になっていることに変わりはないわけで、決して、流れるようなストーリーが決定論的に繰り広げられているのではないということ。
選択肢的行動が気持ち悪いと思われる向き、まあぶっちゃけ女性を指していますけれども、その向きにおいては、その気持ち悪くない男の反応や行動が必然的に展開されているように見えていても、男のほうはいちいち立ち止まって「コマンド?」であることに変わりは無いのではないかと思うのだが。


あ、なんか、自分が非常に鬼畜に思えてきたので、この件に関して人に同意を求めるのは止めておくことにしよう

*1:ここではあえて生き方というかライフスタイルとしてDQNを使用しているだけで、それをして字義通りのDQNだと私が思っているわけではない、と念のため断っておく

最近話題のサークルクラッシャー問題

えー、私も一応文化系サークルの端くれだったし幹事長とかやってたんですけれど、「公認で誰か手出しちゃってる」「誰も手を出す気が無い」「男女間以上に同性間がぐちゃぐちゃでそれどころじゃない」「そもそもカオスなのでちょっとぐらいは話のネタになるだけ」のいずれか状態だったので、これについてはコメントできません。ただ、非常に感心したエントリー

「紅一点は、まず数の問題であり、次に質の問題である」と斎藤美奈子は言った。一とニは随分違う。そのことを見越して、咲ちゃんをげんしけんに入れたのだとしたら、初代会長はまさに只者ではない。憶測だけれど、初代会長が、サークルクラッシュを経験して、その上で女性会員獲得に積極的だったのなら、私はとても感動する。こういうのをリテラシーというのだ。女性会員を爆弾のように扱い「いかにして、女性を排除するかのリテラシー」を磨くぐらいなら、最初から入れないほうがよほど潔いというものだ。
http://d.hatena.ne.jp/natsu-k/20050502#p3

男女間の問題だと考えると「ハイソな僕たち」には扱いがたい問題になっちまうとしたら、組織論として対処したらどうか、という話だ。組織論ならみんな大好きなはずだ。

親と蓼科行って来た

つうわけで、6時に起きて両親と妹と家族4人で蓼科に行く。んー、仲良し家族だ。とりあえず車で出発。私は免許持っていません。お父さんごめんなさい。
調布から中央道に乗って、途中談合坂で朝飯食ったり。諏訪で下りて山に向かい、昼飯は「みつ蔵」という蕎麦屋に行く。askUその他で見る限り、一番評判が良さそうな蕎麦屋で、ビーナスライン沿いにあって便利だったので。どうでも良いが、「ビーナスライン」とか「メルヘン街道」とか命名者は大丈夫なのか。頭沸いてないか。
テーブル4つほどしかない小さな店で、やけにゆったりした店内。10時開店とは蕎麦屋にしては勤勉。11時半頃に行ったが先に4組ほど待っていて、結局50分以上待たされたか。まあ、時間に余裕はあるし。それぞれせいろ、あと山菜の天ぷらを注文。あと、ビール。突き出しに蕎麦の揚げたのがついてきて美味しい。蕎麦も、並だと2枚、大盛りだと3枚を順番に運んでくれて、茹でたてをすぐ食べられるし、漬け汁も辛口で、なにより蕎麦が香り高くて誠にんまい。天ぷらもんまい。待った甲斐があった。美味いものさえ食っていれば機嫌の良い単純な家族。その後、この時期に桜が満開の寺やら、ロープウェーやら、定番観光地をうろうろ。山小屋がいい味出してた。

妙にフレンドリーなホテル

泊まりは「蓼科パークホテル」というところである。そもそも、今回唐突に旅行に来たのはここの予約が取れたからで、しかも横浜市の共済だかなにかで1泊2食5000円だという。連休中に。「大丈夫なのか、何を食わされるのか、夕飯はカップラーメンではないのか」という不安を抱きつつ*1、まあ蓼科の新緑は綺麗でしょうから、などと来てみたが、高原過ぎて新緑と言うかまだ荒涼としていた。それでも高原だから気持ちがいい。
部屋は別棟のコテージで、ベッドルームと15畳の畳敷き。天井が高くて、合宿をすると楽しそうだ。とりあえず温泉に入りに行くが、本館と温泉のある別館を結ぶ80メートルもあるかなり草臥れた動く歩道とか、なぜか温泉なのにハーブが入っている、若干草臥れ気味の温泉だとか、一々いい味出してて、なんだか心が安らぐ(さっきから褒めてるんです、私は)。しかもダンスホールもあるらしく、夜な夜な舞踏会が開かれているらしい…。
いいお湯でした、と上がると、いよいよ期待半分、不安半分の夕飯。

おおぅ、大丈夫なんか、5000円でこんなに出して。一部、格闘するのに顎が疲れた牛肉や、数合わせで無理しなくてもいいのに、な刺身はあったものの、蕎麦の実とユリ根の入った蒸し物や塩焼きや豆腐やらは美味かったし、まあ十分に満足する。それよりなにより、なんというか、誠意のようなものが感じられる食事だったのだ。
食い終わってロビーをうろうろしていると、大型バスが到着して中国人か台湾人の団体さんがぞろぞろ降りてくる。手に手に愛知万博の袋。万博見物して、バスで移動してきたらしい。日本人から考えたら不思議な行程だが、海外から来る人のスケールで考えるとそんなに不思議じゃないのだろうなあ。日本人の海外旅行のほうがよっぽどだろうな。
んで、バスが到着するときにロビーの従業員が別の従業員と電話口で怒鳴りあっていたり、それ以外のときもフロントで楽しそうにおしゃべりしてたり、お客さんに対する時に微妙に友達感覚だったり、なんというか、飾り気が無くて妙にフレンドリーで、滞在者が気疲れしないような配慮が全体になされているなあ、という印象だ(さっきから言ってますが、褒めてるんです、私は)。
15畳のただっぴろい部屋に戻って、焼酎をやりながら宴会。仲良し家族である。

*1:実際、とんでも無く安いスキーバスツアーで、民宿でカップラーメンを食っている人を見たことがある。