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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

進化し続ける『みんぱく』と、大阪静脈クルーズ

京都のカプセルで、周囲のゴトゴト、という音で起床。6時くらいかな。9hのカプセルは大変寝心地が良いけれど、周囲の音や振動を他のカプセルホテルと同じ程度に拾うのは仕方ないですね。若干二日酔いの頭を抱えて、朝からビール飲めばいいのかな…いやいやいや。シャワーを浴びて8時前に出立する

寺町通りを北上し、昨日、twitterで教えていただいた(旅先で呟くと、いろんな楽しい場所を教えてくださる方がいて、楽しい!)、スマート珈琲店へ

スマート珈琲店

食べログスマート珈琲店

とても雰囲気の良い喫茶店で、ホットケーキいただきます!

美味しい朝飯でございました。さて大阪へ出よう。阪急河原町まで歩き、阪急の人となる。昨日来、自転車に乗っていて、京都の街は東西と南北の通りの名前の組み合わせで所在地が知れるので便利だなあ、と、改めて実感していたのだ。そして同時に、阪急の駅名は河原町、烏丸、大宮とか、南北の名前だけでわからんやん…と思っていた。なんだけど、よくよく考えると。阪急自体が東西のラインなので、阪急河原町とか阪急大宮で場所が特定可能になるわけなんだね。なるほど、合理的。
河原町から乗った阪急の快速急行茨木市で準急に乗り換えて、南茨木。新潟の水害が大変なことになっているニュースを横目にしながら、モノレールに乗り換えて、万博記念公園まで。降り立てば、ああ、何度来てもこのインパクトたるや



飽きないもんなあ、すごいよな。万博公園自然教育園、だっけ、を抜けて、みんぱく国立民族学博物館にたどり着く。本当は梅棹忠夫の追悼展開催中に来たかったところですが
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構|国立民族学博物館
とにかく私、一番好きな博物館はと聞かれたらみんぱくですと答えたいのでありまして、大好きなんですよみんぱく。つい最近、オセアニアとアフリカのコーナーがリニューアルされたと聞いて1年ぶりの再訪、PSPを使ったガイドを借りて廻ってみたが、このリニューアルされた部分が実によく出来ていて、素晴らしかった。PSPのガイドも映像が充実している素晴らしいガイド。基本的に『植民地化されて大変な目にあったがそれでも力強くハイブリッドな文化を築いてきた』という史観が貫かれているわけですが、まあとにかく、1/4廻った時点で1時間半が経過していたという…

早足で廻らなければ、と思うのだけれど、次に現れるのは音楽のコーナー。1年前に昂奮気味に語ったので、今回は詳しくは省きますけれども
『みんぱく』を中心に、ある日の大阪日記 - 日毎に敵と懶惰に戦う
世界の楽器を、太鼓・ゴング・チャルメラ・ギター、という4つの観点から蒐集し展示し、また、それぞれについて、各国のバリエーションの演奏をその場で、聞き比べ見比べ出来ると言う素晴らしい展示でありまして。ここでまた、1時間近くも貼りつきになってしまったのでした…。そして見れば見るほど、奄美大島に惹かれていくのですね。
この後のコーナーは大きな変更点は無いので駆け足で巡りまして、この日、行われていた『公開フォーラム 世界の博物館2011』というのを聴講。各国から研修にやってきている博物館関係者が、それぞれの国の事情についてプレゼンするという内容。タイの博物館のボランティア活動とか、科学博物館でやった高校生向けの性に関する展覧会とか、スリランカ国立博物館の教育活動とか、いろいろと興味深い話が聞けた。
途中で抜けて、万博公園から千里中央へ。マクドナルドで充電しつつ昼飯を済ませて、地下鉄に乗って淀屋橋へ。国立国際美術館で、森山大道の展覧会と、コレクション展。これについては、ま、あまり、語ることは無し
NMAO:国立国際美術館
肥後橋駅から四ツ橋駅に出て、アメリカ村を通り、本日のイベント会場へ。このイベントでございます
都市河川学会 DVD発売記念上映会&クルーズ!(大阪)
六本木ヒルズのオープニングで見て大興奮した、日本橋川神田川を巡る映像『東京静脈』を出した野田真外さんが、この度発売した『大阪静脈』
大阪静脈 [DVD]

大阪静脈 [DVD]

この発売を記念して、実際に大阪の水路を夜巡ってみるツアーと、上映会が開催されたわけであります。で、会場入ってみると、なんだか見知った顔の人が多く、少々さびしい人数ではありましたが、いや、内容は濃かったよ

大阪の水辺と言えばこの人、というような、藤井薫さん、松本拓さん、泉英明さんがゲスト。大阪の水辺を使った様々な取り組みについての説明に聞き入る。その後、東京静脈と、大阪静脈の上映会。その中の話で、藤井さんの言っていた『東京だと、水辺がすぐ江戸情緒みたいな話しになりますね。大阪はそんなこと無いんですか』という話に、なるほど、と思う。で、これは、この後のクルーズでますます実感することなんだけれど。
東京の場合、確かに歴史の積み重ねとして江戸以来のものがあるから、水路を巡るような話しになったときに、歴史を振り返るのは自然な話ではあるんですね。だけれども、どうもそういう、江戸情緒がどうしたとか、水辺がエコだとか、そういう観点に偏り過ぎている気がする。大阪のほうが、みんな、非常にコンテンポラリーに商売っ気を持って、自然に水辺を利用して、楽しんでいるように感じるのですね。
江戸情緒云々、エコ云々への反発が、高架下楽しいじゃん!みたいなハスに構えた…いやいや、楽しんでいる当人としては決してそういう積りではないのだけれど、必ずしも万人に受け入れられるわけではない趣向ばかりに行ってしまっては、単なるあまのじゃくになってしまう。大阪の水辺を見ていると、みんな自然に水辺に向き合って、貪欲に楽しもうとしているんですよ。それがとにかく、羨ましい。
2時間弱のイベントの後、湊町船着場に移動

この、右手の方の建物、運河に向いていて、結婚式なんか行われてましてね。こういうふうに、建物がまず川に向いている、というのが羨ましい。ややあって、本日乗る船が到着

さっそく乗り込み、東へ…道頓堀方面へ。くぐる御堂筋の下にも電飾が!

このあたり、遊覧船が実に沢山、行き来している。手を振るのはお約束

大阪を代表する風景

戎橋の下も、とても明るい

ドンキホーテ。このあたりには、川沿いの遊歩道『とんぼりリバーウォーク』が整備されており、人が大勢歩いているのですね。

地上から見ると、つい先日のこんな様子
月曜日、そして大阪 - 日毎に敵と懶惰に戦う
しばらく進むと、突然川は北向きに方向を変えて、横横堀川。阪神高速が頭上に被って、賑やかな風景が、高架下の風景に、突然変わる


しばらく進むと水門が。道頓堀は、2つの水門に守られて、水位と水質が保たれていたのですね。知らなかったわー。


東京にある閘門
東京低地クルーズ〜扇橋閘門を抜けてスカイツリーを見に行く - 日毎に敵と懶惰に戦う
と違って、水の中で観音開きになったり、下にもぐったりする水門、電飾された水門とか、水を出して航行しないように牽制する仕組みとか、イチイチ面白い。広い川に出てみれば、淀屋橋駅直結の八軒家浜

最近の公募で、綺麗に電飾された天神橋

川からちらりと見える大阪城


中之島にあるカフェレストラン

ライトアップされた建物


とにかく、いろんなものが、ちゃんと川を向いている。川が活きている。そんなふうに思えるのですね…

ちょっと豆知識。この『難波橋』『なにわ橋』の文字


漢字は橋下知事、ひらがなは平松市長が書いたものだとか(笑)さあ、堪能したので、最近、川の方に向いたテラスが沢山出来てきている『北浜テラス』も眺めて、元来た水路に戻ろう

電飾された水門が開いて、通りぬけて

高架下の東横堀川から、右に曲がると、突然、道頓堀の明るい光景が拡がる様は、なかなかのインパクトだ





大阪の水辺は羨ましいなあ、としみじみ感じるような、大阪静脈クルーズだったのでした

野田さんのブログ
都市河川学会 『大阪静脈』上映会&クルーズ無事終了
そして、毎度おなじみ、mechapandaさん撮影の映像岸に上がって、お別れして、私はJR難波の駅から、宿のある天王寺へ。ちょっと寝る前に一杯…と入った店がこんな

種よし

食べログ種よし

立ち飲み屋なんだけど、メニューがとても豊富。鮒鮨400円なんてものまで!ビール大瓶450円、おから150円、酢モツ260円。おかみさんがそれはそれはパワフルで、気がよくまわる。ややあって混んできて、本格的に斜め立ち、なんていうんだろう、ダークスタイルって言うんだっけ(笑)〆にそうめん180円。安くて素敵な店でした
今夜のお宿は、葆光荘というところ
旅の宿 ほこうそう
風呂に入って、畳の部屋で

おやすみなさい…