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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

新潟県立歴史博物館『石仏の力』、キナーレ、ぽんしゅ館

夜のお仕事終わっていったん宿に戻り、就寝。起きてバイキングの朝飯、ルートイン長岡駅前はなかなか充実しておりました。また客先に行って、終了。営業担当の人にちゃっかり車で連れて行っていただきまして…

駅からかなり離れた(インターからはわりと近い)新潟県立歴史博物館へ。ここで『石仏の力』という企画展を見る
http://nbz.or.jp/?p=3852
『地域社会で継承されてきた石神や石仏を取りあげ、そこから見える地域の歴史や信仰の広がりを紹介』する展覧会ということで、しかし、そんな石仏なんて、あっちこっちから持ってこれるもんなのかしら?と思ったのですが

これがもう、見事に、新潟県内中からありとあらゆる石仏を…地蔵に道祖神に石塔に奇石に、集めまくっているのであります。




こういうふうな石仏だけかと思ったら、庚申塚やら

いぼとり地蔵にいぼとり石


縄文時代の道具を信仰の形に転化した石棒

山岳信仰を形にした石塔

丸い奇石やら、はては隕石まで、ありとあらゆる民間土着の信仰のありよう、その多様性にびっくりするような、力の入った展覧会であったのです。展示に全面参画している『新潟県石仏の会』をはじめ、民間在野の研究の充実ぶりにも驚かされた展覧会であったのでした。石仏の県内分布とか、まあ、調査の微に入り細にわたること!
で、そういう力の入った展覧会なんだけど、最初のほうの仏像にいちいちかわいい一言余計なキャプションが入っていたりね、一部の仏像にだけ、触らないでください、とか、立てるのが大変でした、とか、背負わないでください、とか書かれていて、それ以外は触ってもいいのかしら…と悩んだり。もともとあったのか、お客さんが積んだのか、仏像の前には小銭がいっぱい積んであったりして、ここは展覧会場なのか路傍なのか。
なかにはこんな石塔もありまして

『男之根ノ常ならず無勢なるときも乃手向仕しんじんすれバ有勢を得る事いちじるし』だそうですよ!霊験あらたかですね!
すっかり堪能して出て、常設のほうも、と覗いてみれば、これもまた充実した内容。歴史博物館なので一通りの歴史展示もあるのですが、テーマ展示の力の入れ具合が素晴らしく、稲作、そして雪国の暮らしのゾーンでは、雁木の街と雪の暮らしがしっかり再現されていたり


中越地方は火炎土器の発見された土地でありますから、縄文のコーナーでは立派なジオラマがたくさんあったり、火炎土器も多数展示されていたり

大変満足したのでした。ただ、火炎土器に限っては、この博物館から北に10分ほど歩いた(ほんとうに、なんにもない、殺風景な中を歩くんですが…)『長岡市馬高縄文館』に行くと良いでしょう
馬高縄文館ホームページ
国指定史跡に隣接したこの新しい施設には、かつて市の科学博物館にあった火炎土器のコレクションもすべて移されていて、土器の宝庫になっているのでした


その美しいフォルムにうっとりですよ…。縄文の世に、こんな不思議なものが作られていたとは

大英博物館の展覧会に出展されました!というキャプションがついているのが微笑ましい

さて土器も堪能、国道8号線沿いのパス停からバスに乗り、長岡駅へ。教えていただいたこの店に

レストランナカタは、長岡市民のソウルフードであるらしいのです。ここで、洋風カツ丼をいただきましたよ、ちょっとくせになりそうな不思議なソースで旨かった

腹もくちくなり、長岡駅に急ぎ、水上行きの普通列車に飛び乗って。越後川口で乗り換えて飯山線

十日町に着いたならば、とにかくキナーレへ


人もあまりおらず、空いておりましたな…。明石の湯にのんびり浸かって、テラスで寛いでると、はあぁ、気持ちええわぁ…秋の虫の音も聴こえます…

風呂上りに一杯ビールを飲んで、となりのクロス10で地元産の新米購入、はくたかに乗って

越後湯沢まで。さて、本日10月1日は日本酒の日でありますから、ここに来ないわけにはいかないのですよ

駅構内にあるぽんしゅ館。ここは、新潟のお酒100種類以上を、500円で5枚のコインを買って、5杯飲み比べできるという、夢の施設なのであります…。
http://www.ponshukan.com/drink/index.html

90種類はあろうかという塩もなめ放題というね

きゅうりが100円で売っているので、これに塩と味噌をつけてかじりながら日本酒を飲むと素敵であります…

白瀧、静輝、越後鶴亀、妙高山ひやおろしときて…うんうん、旨いなあ。越後鶴亀はやや枯れた味わいで新潟の人はこういうの好きかな?妙高山はきれいで味わいがある…。それから八海山の熟成酒も、ああ良い…。え、もう5杯飲んじゃったの?じゃあもう5杯追加で…。幻の酒米、菊水を使ったひやおろし、高千代みのり酒は甘みが強く、菊水のひやおろしは、ああ、やっぱりねー、上手だよね。よくまとめてるわ。間違いのないかんじ…ってな感じ。最後に新発田の金升の大吟醸をいただきまして。どこか枯れた風味もあって。うまいなあ。ほんと、日本酒、うまいなぁ…
とやっているうちにも私以外にお客がおらず、もう5杯いけるかな…と思ったところで、本日は終了らしい。もうおわりか…。ああ!爆弾おにぎりの店もしまっている…。お米うまいのに…。しかたなく、別の店でタレかつ丼なるものを食べて、新幹線に乗って

帰宅したのでありました。
在華坊(@zaikabou)/2013年10月01日 - Twilog