JALの始発で伊丹に向かい、モノレールで仕事先。午後は中之島で打ち合わせ。いま関西では、中之島香雪美術館で鳥獣戯画、京都国立博物館で一遍聖絵、奈良国立博物館とMIHO MUSEUMで曜変天目…と大変豪華なラインナップなのだが、どれか行けるだろうか…。
さて、本日のお仕事は終わり。山陽本線の揺られて須磨の駅で乗り換えると、ホームの目の前には海が広がっていた
普通列車で1つ、塩屋へ。平民金子展「ごろごろ、神戸。」もうひとつの世界、に向かうのである。
最初、会場を調べて、遠いなぁ…。と思ったのだけれど。塩屋の駅を一歩降りた瞬間に、あ、そうか、だからここだったのか、と思った。
駅前の路地の抜けて
八百屋の店先での会話も漏れ聞き、そして斜面にへばりついた家を眺めながら坂道を登り
丘の上にたどり着き
その思いはますます高まっていって、ここしかなかったのだ、と思ったのだ。これは、この風景は、まさに「ごろごろ、神戸。」そのものだ。
金子平民さんの写真も、文章も、大好きで、見て読んでいたその世界が、須磨の駅前に海を見る目、塩屋の駅前から路地を歩く足、坂道を登る足腰、風も色も街の話し声も、実感として、がっしりと纏わり付いて繋がっていく感触。
帰り道、少し脇道に逸れて、海を眺めていたら、なんだか神戸に住みたいような気持になってしまったけど
わたしは横浜が好きです
http://www.city.kobe.lg.jp/information/public/online/gorogorokobe2/index.html
名残惜しいけれど帰らなければいけないので、また電車に乗って三ノ宮へ。そごうでお土産を買い、バスに乗って伊丹。JALのラウンジが新しくなって綺麗に快適になったけれど
空港が工事中すぎて飯が買えず、ひもじい人たちがつまみを奪い合っていた。わたしを含め
最終便で羽田に向かい、電車を乗り継いで、駅前でめしを食って
帰宅したのでした