日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

石垣牛の夜は更けて

さて夕飯。噂に聞く石垣牛というものを是非食べてみたい、ということで、タクシーに乗って『http://www.tantantei.net/』へ行く。まあ有名店らしく、店内には所狭しと芸能人の色紙といろんな人の名詞がびっしりと。今金馬の色紙が2枚もあるのを見て苦笑。サーロインステーキは「200〜400g 4000円〜12000円」と書いてあってたじろくが、同時に、200gで4000円、400gで12000円だと計算が合わないが…と煩悶。要するに時価なのだろう。
店員さんを呼んで「ああ、君、今日のサーロインはどうかね」と下問し、まあ実際には「あのう、今日は、その、このサーロインステーキは幾ら…くらいなんでしょう…」とおずおずと尋ねると、200gで5800円か7200円とのこと。安いほうをコースにしてもらって、もう一人分は郷土料理の定食を頼んで、二人で分けましょうということにする。しかし、よくよく考えると7200円のお肉を400g注文すると14400円になるわけで、メニューの価格から外れることになるのだが、量を頼むと割引してくれるのか、あるいは価格の表記は別の意味を含有しているのか。仕組みがいまいち理解できず。
まずは郷土料理のほうが運ばれ、もずくやらゴーヤやら豚肉やらミミガーやら沖縄らしい食い物とオリオンの生ビールを堪能しているとステーキが運ばれてくる。これが…うまあい。なんというのでしょう、いわゆる和牛特有の、外国の牛肉とは別の路線にあるとろけるお肉。脂までうまあい。十三の請来軒で食った焼肉以来のお肉だ。あら皮のお肉は食ったことがないからねぇ。恍惚とした顔で貪り食って、大いに満足する。
7時を廻ってもまだまだ明るい空の下、街の中心部までぶらぶらとお散歩し、洋服屋やらお土産やらを覗いてホテルに戻る。寝酒に飲んだ八重泉のグリーンボトルがこりゃまたうまい。