日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

落差を楽しむ

小豆島に来たことに、さほど理由はない。ベネッセハウスの予約が出来たので安心していて、気がついたらさっぱり宿がなく、小豆島の旅館だけ見つかったので、来てみた…だけである。その後、計画も何もしていない。どうなることか。
とりあえず宿に行こうと思うが、どこにあるかも調べていない。ターミナルの観光案内所で地図を貰い、パンフレット類もありったけ貰い、どうやら歩いて結構ありそうだ、ということに気がつく。はははは。
途中、世界一狭い海峡、というのを眺めつつ

30分ほどかかって宿についてみれば…はははは。

いやあ、こりゃあ、純和風だねえ。これはこれで良い。お茶を飲んで一息。部屋にいても薄暗いので、夕飯までの間、散歩しましょうということにする。とりあえず、神社があるというので期待せずに行ってみたが…

これ、なんの巨大遺跡?というような、物凄く立派な石垣がある。なんだなんだ。説明があるので読んでみると、これは「桟敷」というもので、お祭りになると、この桟敷のマス1つに1家族が座って、前の広場で行われる祭りを楽しむんだそうである。

初めて知ったぞこんなの。今でもきちんと使われているようで、綺麗な柵が設置された桟敷もあった。

神社自体も大層立派で、さらに石段をどんどん登り、それはそれは金がかかっているのだろうな、と思わせる凄い石段

さらに上ると社殿。昔の祭りの様子の写真が飾られており、どれもこれも大層立派である。そして、ここで振り返ると、瀬戸内海がそれはそれは綺麗に見えるのであった。

なお、これ以外に重要有形民俗文化財である「池田の桟敷」というのがあることや、この日、実は農村歌舞伎が行われていたのを知ったのは、今になってからなのであった。計画性がないことである。
宿に戻り、風呂に入って、夕飯。刺身、めばるの煮付け、鯛の塩焼き、舌平目(ゲタ)のから揚げ、蛸の酢の物、鯛のお吸い物と、大変に豪華絢爛で、美味しかった。料理は素晴らしい。ほいで、やることないので9時前には寝てしまった。