日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

はじめての長崎

と、言いつつ、実ははじめてではなくて。以前に壱岐対馬には行っているので、長崎県自体には足を踏み入れている
壱岐・対馬の旅 1日目 - 日毎に敵と懶惰に戦う
ただし、この時は福岡から直接船で壱岐に渡り、帰りは対馬から飛行機で福岡に戻っている。だから本島側の長崎へは行っていない。そういうわけで九州本島側の長崎ははじめてなので、はじめての肥前、と言うべきところか。
今回の旅行は、期限切れが近づいたJALのマイルの活用法を考えていたときの発想。長崎には行きたい場所が2つある。ミッフィーの聖地、ハウステンボスの“ナインチェ”と、軍艦島。往復にJALを使い、宿泊もハウステンボス日航ホテルにすれば、JALのマイルが使えるので旅を安く上げられる。そうだ長崎に行こう…というわけなのであり。
出発は4月4日、日曜日。月曜日に代休を取得し、日月での旅行となった。横浜からバスで羽田空港に向かい(早速、首都高の車窓に見える工場に萌え萌え!)、羽田で朝飯、8時5分の長崎行きは羽田名物の誘導路渋滞に巻き込まれて30分遅れ。眼下に北から南からアルプスの山々、雪をかぶった山々に見惚れて、そう言えば飛行機乗るのって去年の直島行き以来だなあ…最近、出張で飛行機に乗る機会もめっきり減りました
瀬戸内の旅 1日目 - 日毎に敵と懶惰に戦う
相変わらず単調で所在不明な中国山地の眺めに飽きて少し居眠りしたころ、大村湾長崎空港に到着する。出島道路経由の高速バスで長崎市内に向かえば、もう11時30分ごろ。中央橋というバス停で下車して、さて昼飯だ。長崎市の目抜き通りである観光通りへ。100円ショップとドラッグストアばかり大きさの目立つ商店街。異様な安売りを競う大規模ドラッグストアたちは、かつてオランダからの医学を伝えた町、長崎ならではか(違います)。あ、別に商店街が寂れているって意味じゃないです、結構賑やかなアーケードでした。そんな目抜き通りで、オリンピックという店に入ります。

この店、所謂巨大パフェが名物で、修学旅行生の定番周遊先になっている。店内のテーブルには修学旅行生向けの注意書きがあるような店。だけど、トルコライスも美味いそうなのでやってきましたよ

なんで長崎名物なのかよくわからないけれど、とにかく、ピラフとカツとナポリタンが一皿に盛られた、長崎名物トルコライス。カツは揚げたてさくさく、ナポリタンはケチャップ味じゃなくて本格的トマト味で、なかなか美味い。炭水化物と脂で腹を満たす幸せに浸りながら大人のお子様ランチ、大きなオトモダチランチを飲むように食べます。ああー、洋食すてき…。久しく忘れていた腹いっぱいに食べることに幸せ…。食べ終わった後、もう一皿は軽いな…と思ったけれど、強烈な満腹感が店を出たあとからやってきて、私ももう若くないのだと悟る、在華坊31歳と6か月。
腹ごなしのために長崎港のターミナルまでは徒歩で15分ほど。目抜き通りから県庁に向かって坂道を上り、港に向かって坂道を下ると。ああ、街の中心地にこんな坂道がいきなりあるようなところなのだ、本当に長崎は、平坦地の少ない坂の街なのだなあ、と独りで勝手に納得するのです

有名建築家のあの人やあの人の名前が頭に浮かぶようなターミナルから軍艦島に向かった件は詳しくはこちらで
『安全な』軍艦島への旅は、それでも行く価値がある - 日毎に敵と懶惰に戦う
すっかり堪能し、港のそばのショッピングセンターに入ったスタバで一休み。メニューを見たら、ショートサイズが無い、トールサイズ以上しか無い…けど、注文したら普通にショートサイズが出てきた。小さいサイズは売りたくありません、って商売か。長崎の人間、イナカモンだと思って馬鹿にすんな!(勝手に妄想)
さて、これからハウステンボスに向かうんだけど、早めの晩飯を兼ねてちょっと長崎観光。長崎と言えばカステラ。これは文明堂本店

こっちは福砂屋本店

こういう有名店に限らず、普通の菓子屋がどこもここもカステラを作っていて、なるほどさすが長崎。空港のお土産コーナーもカステラの洪水だったし、カステラにキティの顔が付いただけの酷いご当地キティ(ま、ご当地キティは大抵酷いんですが)もあったし、長崎カステラアイデンティティ
ちょっとバスで峠のほうに向かい、満月堂という店で桃カステラという菓子を買ったのだけれど、山に家がへばりついた光景を見るにつけ、長崎ってのは狭い場所にコンパクトに作られた街なのだな…と実感を深める。下って繁華街、かつての色街のあたりを。長崎ぶらぶら節だっけ?読んでないし映画も見てないけど。その舞台。映画は小百合ちゃんでしたか

検番

レトロな交番

大蔵映画に新東宝

お目当てのちゃんぽんの店がなぜか休みだったので、そのまま歩いて眼鏡橋

その近くにある、この店で
共楽園

食べログ共楽園

ちゃんぽんを食べました

んん、まあ美味しかったけど、それなりかな。で、また歩いて長崎駅へ…って、市電にぜんぜん乗らなかったなあ、そう言えば

長崎市ハウステンボスの間の移動は、公共交通機関だと案外不便。福岡とハウステンボスの間は特急が何本も走っているし、長崎空港ハウステンボスの間もバスが充実しているけれど、長崎ハウステンボス間は快速列車に乗るしかない。諫早、大村を通って、場合によっては1時間40分くらいかかる。実は高速バスがあったのだけれど、なんと4月1日で廃止になっていたという…。ハウステンボス観光は、あまり長崎市内観光と結びつかないのかなあ。車ならラクチンに移動できるのにね、早いし。

佐世保行きの快速に乗れば、後ろのほうで宴会がはじまり、こちらは疲れもあってひたすらうつらうつら。1時間40分かかってやっとハウステンボス、宴会のうちの1人が降りるのを、酔っぱらって転ばないかしら、と気にしながら降りた私が、列車とホームの隙間に片足突っ込んで転倒、いろんな人に心配される。すみません、生来足元が怪しいもので。
ハウステンボス駅を一歩出てみると、そこには…

うわあ………   これは明日が楽しみナリよ………   これ、実は全日空のほうのホテルで、私が泊ったのは奥にある日航のホテル。日航のホテルは控えめな建物で、ぶっちゃけ全日空に比べると明らかにお金の掛っていない、開業以来あまり手も入れていない、大浴場はあるけれど全日空にほうにはある温泉がない、団体客が多そうな、ホテルの案内放送を見て、出てくる女性のファッションの古さにどよめき、中庭に向いた部屋にしたけれどあまり窓が開かないしせん望もイマイチ、つまり有態に言って、特段の事情がなければ日航のほうは選択肢に入れなくていいんじゃないでしょうか。
いや、全日空とか、ハウステンボスの場内にあるホテルに泊まったことがあるわけじゃないので、同じみたいなものなのかもしれないですが。日航のホテルは売店が11時まで空いていて、アルコール類がほぼ市価で買えるのは大変よろしいですね。
そんなわけで、到着早々大浴場に入り、ビール1本だけ飲んで、この日は早めにぐっすり眠るのでした…