日毎に敵と懶惰に戦う

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奈良国立博物館『信貴山縁起絵巻』『なら仏像館』と、尼崎『和酒おのろじ』

徹夜のお仕事が終わり、宿に戻って仮眠、また出掛けて仕事…とりあえず、本日は昼には終わり。はうう、疲れた、眠い…。昼ご飯

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とはいえ、この時点で奈良にいる私は、行かないわけにもいかないのです

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奈良国立博物館信貴山縁起絵巻』へ

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最前列での鑑賞は最大30分待ちとのことで、ちょっと並ぶ元気が無いので、1列後ろから覗き込み。行きつ戻りつ、鉢も蔵も俵も飛ぶ愉快な絵巻物を自由に堪能。日本三大絵巻のひとつ、全三巻、全場面を会期通じて公開は史上初のこと。どの巻も描き込まれた人々が躍動感があって愉快でした。表現が、すごく、漫画的であるなあ、と。一晩中大仏に祈る尼僧を表現するために、ひとつの場面に尼僧が何人も登場したりね。

信貴山縁起絵巻以外にも、辟邪絵はインパクトのあり過ぎる神様が衝撃的だったり、粉河寺縁起絵巻も彩色美しい楽しい絵巻、中尊寺の宝塔曼荼羅もあり(いず れも国宝)。仏像、舞楽面に笙、楠木正成の兜、松永久秀書状などなど、信貴山信仰、聖徳太子信仰にまつわるお宝満載で、堪能いたしました。

信貴山縁起絵巻が最前列鑑賞30分待ち!と言っても、じっくりゆっくり絵巻物を見る人たちが数十人一列に並んでいるだけなので、会場内の混雑感はまったく ありません。一列後ろに行けば、適宜空く隙間から、行きつ戻りつ見放題だし、信貴山縁起絵巻以外はべったり張り付きで見られましたです。

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奈良国立博物館『なら仏像館』は4月29日リニューアルオープン。展示品は基本的に以前と変わりないですが、以前の重厚で雰囲気もあるが雨漏りなどもして しまった状態から大幅改修、明るい空間で、一部は露出展示、多くは高透過ガラスに低反射フィルムで、極めて透明度高く鑑賞できるようになりました。

照明にも多くはLEDを使用し、とにかく仏像が見やすい。そして展示品は国宝4、重文50超を含む一級品ばかり。信貴山縁起絵巻の特別展の隣で、普通に常 設展としてこれをやっているのだがら、奈良恐るべし。出陳一覧については、最新号の「奈良国立博物館だより」に洩れなく記載あるので貰いましょう。

堪能したので、そのまま移動して、本日は尼崎泊まりなので、そのまま近鉄から阪神に直通して尼崎まで。便利。宿に入って汗を流し、ちょっと一休みしてからばんごはん。いつも行く『ごん』で軽くやってから

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これ、中瓶390円、ささみ290円、牛たたき290円、ナポリタン190円ね。さて、もう一軒。以前から少し気になっていた店へ

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中に入ると、ちょっと尼崎らしからぬ(失礼)、おしゃれな店。冷蔵庫には赤星に、日本酒もいろいろ…

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和酒の店を名乗っているので、日本酒はもちろん、国産クラフトビールもあるし(今日の樽は、南信州ビールの駒ケ岳エール)、国産ワインの品揃えも豊富であるぞ

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しかし私は、やはり日本酒をいただきましょう。お酒の飲み比べセットがあり、秋田の一白水成、滋賀の松の司、奈良の百楽門、フルーティーな純米吟醸揃いだが、それぞれ地域性が感じられる3品。良い。60ml×3で1,000円、まあそんなものか

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そして、これがこのお店の名物と言う、800円のお通し

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茶碗蒸し、もずく、茄子、ズッキーニ、大根、ホタルイカ、マグロの西洋風南蛮漬け、鯛の押し寿司の8品。日本酒にもワインにも合うような感じで、これはいいですねえ…。

お酒も少し追加し、旭若松。これもいいですね、濃ゆい

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一皿目なら100円のポテトサラダ。たまごたっぷりであたたかくて、やさしい味

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日本酒は90mlで500~750円と、まあ原価率30%をちょっと割るかな、というあたりで若干の割高感はあれど、洒落て広い店内と考え合わせると許容範囲ですかね。ちょっとリーズナブルな店に行きすぎると感覚が違ってきていかんよね…。

おつまみもやや高めながら良さそうなものが揃っていて、尼崎で美味しい日本酒がちょっと飲みたくなったら、また来てもいいかなー、と思ったのでした。

帰り道はこんな風景を見ながら

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宿に向かうのでした

在華坊(@zaikabou)/2016年05月12日 - Twilog