5月2日、火曜日。小雨。上海浦江飯店で6時過ぎに起きて、朝のお茶
ホテルのwi-fiに繋いでいろいろ試したけど、Twitter、gmail、google map、というかgoogle全般、LINE、naverまとめ、livedoorblog、togetterあたりはダメね。はてなは大丈夫だけど、togetterのブコメページ開こうとしたら切断された。URLの文字列で判定しているのかな
7時半に朝食会場へ。朝食は、メインホールの孔雀庁である。すぎょい。一時期、証券取引所にも使われていたそうです。
なお、食事とサービスレベルはまあそれなり、な模様。粽は美味かった。あと、梨のスープは面白かったな。
さて、今日は一日、上海で自由になる日である。で、今回の旅程、ちょっとタイミングの悪いことに、上海に滞在する5月1日、2日、7日、8日の4日間のうち、1日と8日が月曜日で、美術館や芸術地区がだいたい休みなのである。
だから火曜日で1日フリーの本日は美術館に行きまくるべきなのだ。上海は今、美術館ラッシュだし、M50などの芸術地区も花盛りであるから。ですが、もうひとつ、やりたいことがあり。前回上海に来たときに、かなり美術館めぐりはしたけれど、郊外にはまったく出掛けなかったので、今回は郊外にお出かけしたいのです。それも、列車で。
上海の周辺には水郷古鎮と呼ばれる古い町並みがたくさんあり、そういうところに行ってみたい。で、調べて、西塘(シータン)という場所に行くことにした。ミッション・インポッシブルの舞台にもなったところだそうな。そして何より、列車で行けそうなところに惹かれた。
普通の観光ガイドだとバスで行けと案内されるところを、個人ブログをいろいろ調べて、上海南から嘉善まで列車で出て、そこから路線バスで西塘に行き、帰りは直通バスで嘉善南に向かい、高鉄で上海虹橋に帰ってくることにする。このコースなら、いろんな乗り物に乗れる。中国の鉄道やバス入門としても悪くなさそうです。
中国の鉄道に乗るにはいろいろハードルがあり、そのあたりは準備編で書いたとおり
上海南駅の窓口がどの程度混んでいるかも不明なので、チェックアウトして荷物を預け、早めに出る。高層ビルがけぶっている
いきなり、上海の長官イルカ(ではない)(はず)を発見。
まさかこんなところに文化庁長官のオブジェがあるはずがないけれど、前の藝大の学長は中国とも大変縁の深い方でしたし、無いとも限らんよね…
ゆるゆる歩いて、平日の朝の街角を眺めるのも楽しいな。
南京東路の駅まで歩き、そこから上海南駅へ。上海の地下鉄は都会的で、乗っている人も、私たちは上海人ですから…という感じでマナーも良いし上品なんだけれど、ここ、上海南駅に出てくると少し雰囲気が違う。
地方に向かう、高鉄ではない長距離列車かたくさん出る駅なので、地方の人が多い。地下鉄の乗り方に戸惑ったり、大きな荷物を抱えていたり、やたらと声が大きかったり、よく日焼けしていて顔の皺の刻みが深かったり。
そんな顔を見ながら歩く上海南駅は、とにかくでかい!
で、まずとにかく切符を買いましょう。旅立ち前に、ネットから買おうといろいろ頑張ったけれど結局無理だったので、パスポートとメモ書きを持って、空席を確認した上で、窓口に並ぶのです。
若者はマナー良く整列しているのだけれど、日焼けした田舎のおっちゃんは窓口の前にわあっと固まって、声の大きいほうが勝つという感じでやっていて、どちらもまた、中国であるなあ、と。
で、自分の番が来たので、ニィハオ、と一応挨拶して、パスポートとメモ書きを出す。
窓口氏、メモ書きとパスポートを見つつ、マルス…ではない、中国の鉄道予約システムである「TRS5.2」に何事か打ち込むと、客側に向けたディスプレイに列車番号などが表示されて、12.5元と、ネットで調べたとおりの金額。
お金を払って、チケット、メモ帖、パスポート、おつりを返してもらい、シェシェ、切符はあっさり購入できたのだった。なんだ、簡単やん!17号036号と、座席もちゃんとわかりますね。
窓口氏は横柄な感じは無く、いい意味で事務的で黙々と作業しておられました。この日は各窓口とも数名しか並んでいなかったけれど、春節前とかは大変なことになるんだろうなあ。
あと、共産党員専用窓口があるのはさすがだ
買ったはいいけど発車番線がわからなかったらどうしよう、と思ったんだけれど、きちんと電光掲示板に表示されているので、大変わかりやすい
まだ列車まで1時間近くあるので、駅をぶらぶら散策。コインロッカーがあるのを見かけたれど、全部使用中だった
お値段は、8時間で大20元、中15元、小10元、以降、1時間ごとに3元、2元、1元の延長料金。安くはないね。それから、中国の人、社内でよくお茶を飲むので、給湯器があったり
各種売店や食堂も揃っていた。そして広い。駅と言うか、空港みたい
自動券売機もあるから、帰りの切符が買えるかどうか試してみたんだけれど
支付宝も使えるんですね便利ですね。列車の時刻を確認して、抑えるところまでは行けるんですが、いざ買おうとすると、この表示が出る
身分証明書を選べと。窓口で購入するときはパスポートで良かったけれど、自動券売機は、中国国民が持っておる『二代身分証』と『港、澳、台居民来往内地通行証或护照』すなわち、香港マカオ台湾の人の身分証明しか受け付けてくれない。外国人は自動券売機では買えないのです。不便。切符に身分証明が必須になったのはここ数年の話で、それ以前は買えたらしいのだけれど。
いろいろ眺めているうちに発車時刻も近づいてきまして、まず改札口に近い待合室に入るためのゲートを通る。ここでパスポートと切符の提示が必要で、本人しか入れない
待合室でしばらく待ちまして
発車時刻の15分くらい前になると改札がはじまり、一斉に改札して、ホームに降りてゆく、と、わぁ、緑色の客車だ!
うわあ、客車だあ
向こうには重慶行の列車が、寝台車だ!
食堂車があるよお
電気もディーゼルも、機関車がいっぱいあるー
うわああ…完全に鉄オタのおっさんと化している…いいなあ、中国…
ジャパンでは四季島が何十万とかそういう話をしてますが、中国にくればお安い値段でいくらでも寝台車も食堂車も使えるわけでして、乗り鉄のフロンティア、大陸なのでは…。さあ、発車時間が迫りましたので、さっさと乗り込みましょう、発車前に親切にベルとか無いからね。
実際、定刻前に発車した気がして、駅を離れまして
今回、硬座という、いちばんお安い席にしたんですが、あまり硬座と言っても硬くない。普通に座りやすい座席だ。都市近郊では『新空調』と呼ばれる客車が走っており、これは快適なんだそうですね。
でもこの状態で何時間も走る列車ですからね、お客さんの過ごし方はそれぞれ
スマホでドラマかなんか見ていたり、ポリポリかぼちゃの種かなんか食べ続けていたり、いろんな音楽を流していたり。お茶を飲んでおしゃべりしていた理。賑やかである。楽しい。車窓の風景も楽しい
お弁当も売りに来た。今回、たった50分しか乗らないので、次はもっと長距離乗りたいぞ…
到着駅少し前になると、車掌さん…全列車でひとりとかじゃなくて、おそらく各車両の1人か、2車両に1人くらいいるみたいなんですが、その人が大声で駅名を叫びながら客車内を通り過ぎていく。これでこそ国鉄!(感涙)
上海南から62km、無事に嘉善駅に下車。この駅から乗る人もなかなか多いみたいだった
で、さて、ここから西塘へは、路線バス(汽車。鉄道は火車)で向かうことになる
事前に高徳地図で調べてあって、駅前から出るK210という系統が、西塘を通るはず
おお、あったあった。では、どのバスに乗ればいいのかな。あのずらっと並んでるバスのどれかかな、と思ったんですけれど
ちょうど時間が12時ちょっと前だったので、どのバスにも『牛休』つまり昼休みの看板が出ている。えー、昼は路線休みなの!バスに乗ろうとしていた皆さんもわりと右往左往していて、数少ないタクシーを捕まえて乗る人も。
で、自分はどうしようか、駅前で飯でも食ってようか、と思ったところに、パッと目の前に止まったバスに『K210』の文字が出たのを確認する。と、そのあたりでウロウロしていた人が一斉にバスの入口に殺到。自分もつられて。2元を現金で払って、無事に乗って座れたのでした
並んでいたバスが『牛休』なのは、路線自体が昼休みじゃなくて、そのバスについては運転手が昼飯食ってるから休みだ、とかそういう意味なんでしょうね。で、さて、路線自体は高徳地図で調べていましたし。こういう風に路線図が出るのですよ、大変便利
自分の現在地も、この地図上にプロットされるGPSで確認できるので、乗っていて特に不安は無い。それに、一緒に乗ってる人も相当数が西塘に行く人だろうし。20分くらい走って無事に所定のバス停に着いた。
このまま西塘の風致地区に行ってもいいけれど、そろそろ腹が減っていた。バス停から降りた周囲にお店がたくさんあったので、その辺りで飯を食べようと眺めて
わりと良さげかな、というお店へ。一人で飯を食っている人がいない、全体的にあまり安くない、で、一人には向かない店の気もしたが、まあいいや
中国、中くらいのお店にいくと、こういうお皿セットがよくあるみたいで。安い店だと取り皿もろくになく適当に食べて、という感じで、高い店になると店をそれなりに信用できるから皿をそのまま出されても大丈夫なんだけど。
そのどちらでもない、中くらいの店だと、清潔ですよ安心ですよ、ということを示すために、お皿とお椀と茶碗とコップがセットでパッキングされたものが出てくるのであります。
で、メニューを見て、よくわからんので、特色と書かれた名物メニューから、酸菜魚?を適当に注文。酸っぱい菜を使って魚を調理したものでしょうからきっと美味いでしょう。あと、青菜の炒めたのと、ミーハンも。このお店、お皿セットが2元で、ごはんも2元と書かれている。ごはんは食べ放題なのかな。
店の奥の厨房ですごい火力のガスの音がしてきて、これは美味いものが食えそうだぞ、と期待する半面、いきなり爆発でもせんだろうか…みたいな不安もよぎりつつ。出てきたのがこれ
えっ、と…。ちょっと一人で食う量じゃないんですが。このごはんは一人用の茶碗のサイズと思ってはいけませんよ、でかいどんぶりなのです。スープみたいなものは直径30cmくらいの皿なのです。青菜は山盛り。
うわぁ、大変なことになっちゃったぞ、とゴローばりに独り言を言いつつ、食べ始めたら、うん、味は大変良い。芥子菜かな?酸っぱい漬物野菜とニンニクがたっぷりで、白身の魚もよい味で、スープもいけます。そして青菜が、簡単に炒めただけみたいなのに、なんでこんなに美味いんだろうなあ。
自分、完全に、よく考えずに頼んで量に困惑する外国人になってる…と思いつつ、とにかく美味しいから、汗かきながらバクバクいただいたのです。それでもちょっと余ってしまってすみません。
となりの座席のおねえちゃんが、いちいち、皿を湯で洗い流したりしてキレイ好きであるが、目の前で携帯ゲームに没頭して料理が出てきても一言も発しない彼氏との関係もキレイにしたほうが良いのでは、などと思っていたのでした。
さてごちそうさま、お店を大変満足して出て、帰りのバス停を確認しておこうとしたんだけれど、高徳地図が示す乗り場には、そのような痕跡はない。うーん。まあ、なんとかなるでしょうと、とりあえず西塘の風致地区へ。入場料が100元取られる。で、中に入るとですね
うむ
風致地区自体が相当広く、その中に縦横に走る運河のまわりに風情のある建物が立ち並び、その合間の回廊を、皆さんが散策している。風情はとても良い
良いんですけどねえ。どうも、観光地として開発され過ぎてしまっている感が。テーマパークっぽい。
ずらっと並ぶ建物には、お酒、ちょっとした食べ物、お土産、ドクターフィッシュ(!)、お酒、ちょっとした食べ物、お土産、ドクターフィッシュ(!)、みたいに、似た業態の店がいったい何軒あるのか、という勢いで並んでいて、ああそうか、これは縁日の屋台みたいなもんか。宿もずいぶんたくさんある。
そしてまた、多いのが酒場。上海の人に言わせると、西塘は夜行ってお酒を飲む場所、らしく、実際、路地には酒場が溢れている
それも、こういう店
ライブをやるためのステージがあって、ずらっとテーブルが並んでいる、みたいなお店。ここは夜にならないと開店しない店だったけれど、昼からやっているお店も結構あって、そういうところから、あまり上手くない歌が聞こえてくるわけですね…歌と言うのは民謡ではなく、最近流行りのバラード系とか、そういうのね
うーん、確かに西塘、水路のまわりをウロウロしたり、細い路地に入りこんだり
すれ違うのもやっと、みたいな細い路地もあるし
歩いていて面白いところで、一度は来て損は無いと思うんですけれど、ちょっと観光地になりすぎてしまっているなー、とは思うのでした。個人的には上海の住小区を丹念に探訪したほうが面白いかな、って、それはもう趣味の問題ですけどね。
もし次に来る機会があったら、夕方ごろ来て、夜の風景を見て、一泊泊まってみたいな、と思うのでした。ユースホステルもあったよ。
こういう茶館で、運河を見ながらのんびりお茶したりしてね(ここは閉まっていた)
そんな西塘なのでした
さて、1時間半ほどぶらぶら散策して、そろそろ行きましょう。入る時は脇の入口から入ったので、こんどは正面口から出てみよう。そのほうがバス乗り場とかもわかるかもしれない。
なんかこういう、あんまりお土産屋とか無い地区のほうが風情があるのでは…。大きな正面の門を抜けて
帰りの、高鉄の嘉善南駅に向かう直通バスの乗り場…と探したら、乗り場の案内看板を見つけ、行ってみるともう止まっている
ラッキー!と思って走っていたら、満員。係りのお兄さんに、その建物の中で待て、と制止されて、待合室に入ったら結構な人数が待っていた。
このバス、2016年9月26日に運行を開始した、と書かれている。高徳地図に書かれた乗り場のバスが無くなって、こっちができたのかな?しかしとにかくバスを待っているんだけれど、20分待っても来る気配が無い。どの程度の運転間隔なのかも不明。痺れを切らして出て行った人が1組だけいたけれど、ほかの皆さんはのんびり。
なので、自分ものんびり待っていたら、やがてバスが来まして、無事に乗車
自分以外の人はみんな整理券を持っていた。貰ってないよ!まあ、無事に乗れたからいいですけど。このバスは仲間で係員が切符を売りに来て、行先は1つなので黙って8元を差し出すのみ。行先がいろいろあると、どこまでか言わないといけないんでしょうね。そういう時はメモ書き持ってたほうが良さげだな。
バスの中で帰りの列車の時刻を確認しつつ
走って、嘉善南の駅に、15:50くらいに、30分ほどかけて無事に到着。直通バスなのに嘉善駅から西塘までより時間がかかるのは、距離がだいぶん遠いからなのです
この駅は日本の地方の新幹線駅と雰囲気が似ている。さっきの上海南駅は構内に切符売り場があったけれど、こちらは構内に入るにはパスポートと切符の提示が必要。なので、まずは、別棟(と言っても、建物は一緒で、壁で仕切られているだけですが)にある切符売り場で乗車券を購入。この仕組みは、このあと乗る高鉄の駅はみんな一緒だった
またメモ書きを出します
高鉄嘉善南駅の窓口氏は上海南駅の窓口氏より打ち込みがスピーディーで、あっという間に切符が出てきました。
で、パスポートとこの切符を示すことで、はじめて駅の構内に入れる。つまり、お見送りに人は入れないわけですね
改札口はこんな感じ。自動改札になっています。切符を通すか、中国国民なら、二代身分証でも通れるのかな?個人情報と切符が必ず結びついてるのは、こういうとき便利と言ったらいいのか、管理されていて嫌だと言ったほうがいいのか
発車10分ほど前になって改札がはじまり、ホームにあがると、うん、地方の新幹線駅と雰囲気一緒だね!
で、掲示板に注目いただきたいんですが、切符では16時36分になっていた発車時刻が、16時34分になっているんですね。最初、これがよくわからなくて???となったんですが、どうやら高鉄、数分の繰り上げはよくやることらしい。なので、いずれにしても、5分以上の余裕を見ておかないとダメなんですね…。
とおり過ぎて行く高鉄の車両を見ながら、さて、入口はどこだ。ここか。頭上ではなく、足元に乗車位置が示してある。特に説明も無く一か所だけあるので、中国の高鉄、車両のサイズはすべて一本化されているのかな
で、乗る車両が到着
G7318次、宜興発、上海虹橋行き。CRH380B、シーメンスの車両をベースに中国国内で製造された車両ですね。
二等座の座席は新幹線の普通車と同じ感じ。上海虹橋まで23分間、車内は立ち客もいる満員
快適だけど、やっぱり、行きに乗った列車のほうが楽しかったな…。また乗りたい…。寝台車に乗って食堂車に行きたい…。
わずかな時間で上海虹橋駅に到着。上海虹橋というと空港を思い浮かべる人が多いと思うけど、空港と駅が隣接してるんですね。で、空港ももちろん大きいが、駅もでかい
なんとこの駅、30番線まである…奥行きが、向こうが見えない…
そして、同じく、上海から地方に向かうターミナルでも、高鉄のホームが30番線まであって若い人がダイナミックに動く上海虹橋駅と、国鉄の長距離列車に乗る大荷物を抱えた声の大きい地方の人がたくさんの上海南駅、雰囲気の違いが楽しいな、と思ったのだった。
さて、いまの時間は17時。これから、夜でもやっている美術館に行こうと思ったのだけれど。地下鉄で移動して、そろそろ到着するころに、龍美術館西岸館は地球の歩き方では火曜から木曜までは19:00閉館と書いてあるのに、公式サイトでは18:00になってることに気が付いたのだった。あらま。
そのまま引き返すのも癪なので、目的の龍華中路駅でとりあえず下車。駅前は綺麗なマンションだらけだぞ
で、こういう新興住宅街には、大きなショッピングモールもあるのである。イオンみたいなのじゃなくて、もっとおしゃれなのがあった。蟹はおしゃれ…かな
と、その中にちょっと気になるカフェがあって入ってみる。
このお店、プーアル茶専門のカフェらしい。やっている大益というのは、プーアル茶の茶葉を売っている古くからあるお茶屋さん。そこが新コンセプトではじめたお店っぽいね。で、目を引くのがこの機械。定番のお茶を頼んだら
まず最初に上の筒にお茶を入れてセットすると、上部からお湯が少量出てきて、すぐに排出される。これは所謂、洗茶ですね。出てきたお湯は従業員さんが流しへ。その間に、上の筒にこんどはたくさんお湯が出てきて、何度か泡でぶくぶくしたりして、お茶を抽出して、しばらくして下に排出。こんな自動プーアルマシン、初めて見たよ!
特注なのか、普通に作られている機械なのか。いずれにしても今、中国では普洱茶などの黒茶ブームらしいので、こういうお店が出来たんでしょうね
チョコレート菓子がついて36元、600円弱と、お安くないお値段です。それにしてもおしゃれなお店ですなー
2人以上で楽しむ少し高級なお茶セットもあった
お土産も、なかなか洒落た感じのものが取り揃えられていた。中国本土、あまり、気の利いて洒落た感じのお土産品って見ないので、こういうのはいいかもしれませんね
最近流行りの、小さな青蜜柑の中にプーアル茶が詰めてあるもの
しばらくのんびりしてお店を出て、ショッピングセンターの中もぶらぶら。どこかで見慣れた…新潟のぽんしゅ館の桝が店頭に置いてある飲食店があり、なぜ…
昨日見たような、具材を自分で選んで四川鍋にしてもらう店も、地下に入っていた。しかも、隣り合うビルで、同じ業態の違うチェーンの店が。はやってるんですな
さて、もう19時を廻っている。ホテルに荷物を取りに戻ろう。また地下鉄に乗って、南京東路へ。夜の南京東路、再び。おもちゃの電車が走ってます
晩飯どうしよう…とウロウロして、明日から暴飲暴食になりそうだから軽いものを…と入った路地のお店。おかゆにしときましょう
なんだか、隙間に無理やり作ったような店だ
メニューはメモが出てくるから注文しやすい
生なんとか牛肉粥13元と、白菜猪肉餅4元と、なんとか酸菜3元を頼んだら、こんな感じになりました。味はそれなり
しめて20元、さっきのおしゃれカフェの半額くらいであります。ホテルに戻って荷物を受け取って、上海、しばしさらば
これから上海浦東空港へ。と言っても帰国するわけでも無く、空港から中国国内のどこかに飛ぶわけでも無く。日本から来る人と、すでに現地に居る人と、空港で合流して、次の目的地に行こうというわけ。時間はあるので、地下鉄2号線にずっと揺られていく。
上海浦東空港に行く時、地下鉄2号線を1回乗り換えないかんのはなんなんですかね?軌道幅?交直流?電圧?周波数?集電方式?運行系統上の都合?ともかく、乗り換えてしばらく行くと、車内はガラガラ
空港に到着して、第1ターミナルで日本から飛んできた1人ピックアップして、その後、第2ターミナルですでに現地入りしている人と合流し
さらに、日本から飛んできたもう1人の人と合流。空港滞在時間3時間ほど。ここから現地の方の車で、蘇州の郊外に向けて、2時間あまりのドライブ。目的地についたのは3時ごろだったのでした。
本日の歩行距離は2万8千歩ほど。では、おやすみなさい…