旅の最終日。今日も上海は、イマイチお天気に恵まれず。ホテルの窓からの風景
ホテルで朝飯を済ませる。2泊の落ち着いた滞在でした。レ・スイート・オリエント外灘上海(東方商旅外灘)、良いホテルだと思います。チェックアウトして荷物を預けてお出掛け、外灘をぶらぶら歩き
バスがたくさん走っているのを見つつ(上海の街中を移動するのはバスがほんとに便利ですよ)
MINISOでお買い物して、地下鉄にのり、龍華中路駅へ。この駅の周辺も高級マンションが多い場所で、こういう場所のショッピングセンターには日本料理店が入っている場合が多い。
まあ、この「岡田屋」を、素直に日本料理店と言うべきなのかは、よくわからないが…。そしてこの龍華中路駅のショッピングセンターには、プーアル茶で有名な大益がやってるオシャレ普洱茶カフェがあるのです
ポットで提供されるプーアル茶、安いものではナッツ付きで30元からあり、生茶と熟茶が選べる
このポットは抽出済の状態で出てくるけど、高いものだと茶葉付きででてくるパターンもあるのかな。ここには2年近く前にも一度来ていて、その時とは提供の仕方がだいぶ変わっていたので、実験店舗的な位置づけなのかもしれない 。上の写真の奥のほうではお茶の会をしていたけれど、お店主催のイベントなのかな。2年前の様子はこちらに
お店のメニュー…すみません、ちょっと望遠のピントが甘くて読めませんね。お茶を濃縮したようなものも売ってるのかな。プーアル茶は思いっきり濃く抽出して固めたものを溶かして飲むような形態もあるので、その類推なのかもしれない
お店ではディズニーコラボのプーアル茶も売っていて、その他、お土産になりそうなお洒落プーアル茶や茶器セットもそろっていた。日本から上海に来る意識高い系、起業系の方はスタバにはよく行くようですが、こういうところにもぜひ、来ていただきたい
ショッピングセンターを出て、美術館に向かって歩く。見渡す限り、高層マンションばかり。
こういうところの高層マンションの相場は日本どころではなく、平気で5億とかしますからね…
まだまだ建築中もあるマンション群を眺めながら、たどり着いたのが龍美術館西岸館
お金持ちコレクターの人が作った私設美術館。川端の工場の施設が一部残っていて、強いアクセントになっている
今回、この美術館で開催されていたのは、ルイーズ・ブルジョワ展。日本だと、六本木ヒルズにあるクモのオブジェで有名ですね。広大な空間に作品が並ぶ様子は、作品自体も、建築自体も、見ごたえがある
実はこの展覧会、いちおう、撮影禁止っぽい表示にはなっているのだが、誰も気にせず写真撮影しているし、係員もまったく咎めたりしない。中国の美術館、建前は撮影禁止だがまったく守られていない場合が多く、これに慣れた中国人が、日本の撮影禁止の場所でも構わず撮っちゃうのだな…という気付きがあったのだった
そしてこの展覧会の入館料は、なんと、驚きの250元なのである。日本円にしたら4000円!このお金を払える人は富裕層なんでしょうね…。まあ、会期終盤のこの時期、微信支付で払ったら200元になるという特典があり、自分もそれで支払い。但し、この割引については、Webサイトの中国語ページには載っているが、英語ページにはまったく書かれていないのだった
だいぶ高いけれど、建築空間も含めて一度は見る価値があるので、上海に来たら訪れてほしい場所ではある。美術館の地下では別の展覧会もやっていて、こちらはわりと、中国的に普通な感じであった
そして、こんなお洒落美術館にも必ずあるトイレの表示、向前一小歩、文明一大歩。急ぐとも 心静かに手を添えて 外にこぼすな 松茸の露
美術館を出て、川沿いを少し歩く。この西岸一帯は、高級マンションとアート施設が並ぶ地区であります
一角にビジターセンターがあり
中で西岸地区のアート案内図を貰う。今回は行かなかったけれど、龍美術館西岸館から少し南に下ったところに飛行機の格納庫を改装したアートセンターがあり、ギャラリーもたくさん入っているので、アート好きな方はそちらも行かれるが吉でしょう
街中に戻るために、またバスに乗る
上海はバスに力を入れてて、今回の旅では何度も使ったけど、ほんとに便利だなと思った。路線は多いし、本数多いし、綺麗でサービスは安定しているし、高徳地図で調べれば目的地まで乗るべき路線もすぐ見つかるし、GPSで降り逃し無いし、2元だし。荷物検査も無いから、外国人観光客もどんどん使うと良いと思う
バスを降りて、目指すはこちらのお店
上海の老舗洋菓子店、老大昌。市内にいは店舗がいくつもあるんだけれど、このお店が動線的に便利だったので。この老大昌の有名なパルミエを購入。このお店も酒徒さん、ヒロヲカさんのTwitterの呟きで知ったので、頼りっぱなしです
上海の老舗洋菓子店・老大昌のパルミエ(大蝴蝶酥)。香りも食感も良く、甘さも控えめで、手放しで褒めたくなる。素材は真っ当だし、五、六枚入って25元という値段も凄い。最近よくあるオサレな高級洋菓子店の存在意義を問いかけているかのような、驚きの美味しさ。 pic.twitter.com/dTIjaJWltd
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) December 2, 2018
街中を少しぶらぶら歩いて
またバスに乗り。そろそろ、旅も終わりだ。最後に、ベタな観光地、豫園へ
このランタン、元宵節の昨日はライトアップしていたのかな。なんとも派手ですが
そしてこんなところにも社会主義核心価値観
上海最後のごはんは、ベタの極致、南翔饅頭店の小籠包。
昨年?リニューアルしたらしく、店内がめっさ広い。こんな写真くらいの空間がいくつもある。
観光地価格だけど中国人観光客も大勢いるし、やはり安定して美味いと思うですよ。お値段は普通の小籠包6つで38元から、とか、そんな感じ。外で並んで食べる分にはもっと安い。これ、写真入りのメニューにしるしを付けて注文するスタイルなので、外国人でも安心
スープとか小籠包以外のメニューもちゃんと美味かったし
小籠包も美味しいし
器もかわいい
湖心亭とコラボしてお茶も出してる。ベタ過ぎると敬遠せずに行ってみてよいお店かと。春節柄の青島啤酒があって、これ、おめでたくて良いな
たらふく食べてお店を出て、少し豫園をぶらぶらして
古玩市場の景徳鎮のお店「小岩堂」に行ってみたけれど、残念ながら閉まっていた。ならば仕方がありません。豫園あたりを北に抜けて
小さな商店が集積しているビルへ。結婚式用品を扱う店など、いろいろ眺めるのが楽しい
さて、そろそろ飛行機の時間だ。名残惜しく街を眺めて
んー、なんか、味気ない統一感があるような無いような屋号の表示、これ、当局からの指示があってこうなってるらしいですね。ぶらぶら歩いていたら、すぐにホテルにたどり着いていた。今回の宿泊場所は当たりであった。
荷物をピックアップし、タクシーを呼んでもらう。普通の乗用車が来て、窓口氏、友人の車でも呼んだのか?と、中国のタクシー事情知らないと思うかもしれんね。料金はホテルの窓口氏に払ったので、おそらく、スマホアプリで呼んだんでしょうね。
浦東まで200元だった。自分で呼べればたぶん、もう少し安いけど、中国語で会話できないとハードルが高いらしいのでな…。そして出発前、窓口氏とタクシー運転手氏、何事が大声っでやりあっており、聞き取れないので想像だけれど、ちゃんと評価は「5」をつけてくれよ!みたいな話をしていたんじゃないかと推測する
16時に上海外灘のホテル出て、タクシー35分で浦東国際空港に到着
荷物整理をして、預けようとしたら、カバンにモバイルバッテリーを購入分含めて3つも入れていたので止められてしまった。すみません。
辺検を越えて、機内持ち込み荷物検査を済ませたところで17:10。JALのラウンジでゆうごはん。浦東のJALのラウンジは、その場で作ってくれる麺類などもあり、わりと良い
18時35分にドアクローズし、離陸したのが18時50分。機内でのんびり…も、あまりできない。なんと、羽田に着陸したのが21時50分、時差1時間あるので、実質2時間のフライトだったのだ。冬だからとはいえ、ちょっと早すぎる。
21時55分にドアオープンし、降機して、イミグレ、と言ってもパスポートを読み取って顔認証するだけなので、行列も無い。荷物もすぐに出てくる。税関を抜けて出たのが22時15分、実にスムーズ。
22時30分のバスに乗車。このバスが、国内線ターミナルを経由するので結構時間が掛かる。直接横浜駅に向かってくれれば25分くらいで着くんですけどね。23時15分にYCATに到着。
で、YCATのタクシー乗り場、小雨もあってちょっと危惧していたとおり、20人くらい並んでいる。そして車は来る気配無し。しかし、空車は周辺にたくさん走っている。悪いとは思いつつ100歩ほど歩き、通りですぐに捕まえた。
個人タクシーの運転手氏に聞いてみたところ、YCATのタクシー乗り場は入れる会社が限られており、個人タクシーは入れないのだそうだ。そのこと自体は別にいいのだけれど、それならきちんと配車して欲しい。そのせいで散々待たせるなら本末転倒ではないか。海外なり国内なり、最初に横浜に到着してタクシーを利用することが想定される場所で、これはなにより不便だし、イメージ悪いよね。
タクシーは23時30分に自宅に到着し、なんとか日が変わる前に帰宅できたのだった。お疲れ様でした。今回も楽しい旅だった!さて、明日も仕事だから、早く寝ましょう…