日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

ワラッテイイトモ、

切り口はいくつもあると思う。
ナンシー関が、確か、言っていた。「笑っていいとも!」は何かを「して」いるわけではなく、もうそこに「ある」のだ。アルタの中に「笑っていいとも!」が住んでいて、私達は一日一時間、それをテレビ画面の向こうに眺めているだけなのだ、と。ちょっと違うかもしれないが、ニュアンスはこんなところだ。
或いはまた、ナンシー関は「いつか、笑っていいとも!の会場で殺人が起きる」とも言った。それは本当に起こると思っていたのではないのだろう。しかし、あの無防備な空間で、今今、町の中から集めたようなゲストを調べもせずに出す生番組に、どんな異端が混じってもオカシクない。包丁を持った人間が乱入して、多くの人間がテレビで見る中で、タモリが刺されても全然不思議じゃない。だけど、テレビのこちら側で、誰もそんなことは疑わない。「笑っていいとも!」はまさに今現実に起きている生番組だけれども、それはテレビの中の出来事だから。
星新一に、子どもがお爺さんと一緒に、戦争が起きる様子をずっとテレビで見ている、という作品があった。革命が起き、両親は帰ってこなくなり、しかし、子どもは泣かない。テレビの中の出来事をずっと眺めている。唯一、子どもが泣いたのは、電気が止まってテレビが見えなくなってしまった時だった。そして、電気が復旧すると、またニコニコ、テレビを見始める。戦争は終わり、再び、「笑っていいとも!」のようなテレビ番組がはじまる。子どもは泣かない。
現実とフィクションの混同、なんて話をしたいのではない。
笑っていいとも!」だよ。どだい、ふざけたタイトルだと思いませんか。今、「笑っていいとも!」なんて番組が始まったら受け入れられますか。「よっ!大将みっけ」「おサイフいっぱいクイズ! QQQのQ」「フレーフレー人生!」と同レベルだと思いませんか。でも僕らは何の疑問も無く受け入れている。
そもそも、「タモリ」や「笑っていいとも!」という視点から語るのが正しいのかどうか。ワラッテイイトモ、の中で、タモリの半生が紹介される。K.K.がタモリと同化する作業?鑑賞者がタモリと同化する作業?タモリを見るK.K.と鑑賞者、つまり、私が同化する作業?
(以下、明日に続きます。これでも読んでてくださいhttp://www.kirin.co.jp/active/art/news-letter/009/taidan/index.html

饒舌なオークション

http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m11458024
via:http://d.hatena.ne.jp/n2n2n/20050306#p1
コメントが饒舌過ぎて、もはやエンターテイメントになっている。ところで、blogの著作権の扱いは結構問題になったことがあるけど、オークションの説明文の著作権はどこに帰属するのか、なかなか気になるところだ。この方、他のオークションも全部この調子だからすごいよー。
http://openuser10.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/job3298?
評価欄を見る限りでは、取引のメールもこの調子でやってくれるらしい。これは何か落札してみたくなってまいりました。商品そのものよりも、メールのやり取りができる権利を落札する感覚か。

また買ってきました「都心に住む」

リクルートの「住宅情報」特別編集「都心に住む」の最新号を購入。前回はこちら
くださいな、まんしょんいっこ! - 日毎に敵と懶惰に戦う
もちろん、マンションを買うつもりはありません。買えねえっす億ションなんて。「今、東京の資産価値を考える」という特集記事はまあしゃらくさいのだが、写真が本城直季。最近、大人気です、本城直季さん。東京駅前、皇居前の「ミニチュアのような」写真が楽しい。前回の記事
東京お散歩 - 日毎に敵と懶惰に戦う

4月8日から22日まで東京・九段の「superstore Inc.」にて個展を開催予定

とあるんだけど、「superstore Inc.」がそもそもどこにあるのか、検索しても解らなかった。

「サラリーマンのための不動産投資塾」は、サブタイトルが「年収1000万から始める」だって。始めるのかよ。まだ始まってもいねぇよ。俺達の戦いはまだ始まったばかりだ!ご愛読ありがとうございました。zaikabouセンセイに励ましのお便りを。