日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

東急リゾートを見物

夕べは9時に寝てしまい、朝の6時に目が覚めて、とりあえず温泉なので風呂に入らなければならない。昨日とは別の、本館のほうにある風呂は、去年出来たばかりで大層綺麗だった。朝飯はバイキング。まあ、なんというか、バイキングはバイキングである。家族それぞれ、今までで一番美味しかった食べ放題を発表しながら楽しいご飯。仲良し家族である。
9時半頃に出立して、まず、蓼科の東急リゾートを見物に行く。別に理由は無い。目の保養。山一個全部東急の所有のようで、入り口から延々4kmくらい走るとようやく中心部につく。まあ、なんというか、上質な高原リゾートとはこういうものです、白樺リゾート池の平ホテルとは一緒にせんといてください、という感じだ。「わー、へー、本当にこういう所があるんだー」と妹、「あんた、金持ちの男を捕まえなさい。もっと良いところが沢山あるんだから」と母。お母さん……

酒の日その1

いつまでも高原をうろうろしていてもなんなので、山を下りて、国道20号を南下、サントリー白州蒸留所に向かう。13年前に来たことがあるのだが、何しろそのときは酒が飲めなかったのだ。今度は飲めるのだ。

連休中でなかなか混雑していたが、バスに乗りながらの見学コースで、仕込→発酵→蒸留→貯蔵と一通り見せてもらう。古くなった樽を火で炙って再生するところもあったが、きちんと職人さんが仕事しているのだが一種の見世物としても十分に成立していて、さすが工場見学の草分け、年季の入りが違うと感心。
見学後はお楽しみ試飲タイム。新しく出た北杜12年と、白州12年をハーフロックで飲ませてくれた。おつまみもくれるし、立派なグラスに入って立派な氷も入っているし、試飲のわりにえらくちゃんとしている。最近は焼酎にも押されて、ウイスキーの売り上げは相当低迷しているらしいので、サントリーも頑張っているのだろう。
さらに、試飲後、別室のバー「BAR白州」というのがあって、こっちは有料なのだが非常に安い。白州限定のシングルモルト100円と、樽出原酒12年300円と、響17年500円をロックで作ってもらってみんなで飲み比べ。樽出原酒が、甘みが強くて香も芳醇で美味い(食べ物には合わせにくいかもしれないが)。他にも、響30年は2000円とか、シングルモルトのヴィンテージが25年前から揃っていたりとか、サントリーで扱っている輸入ウイスキーとか、全部格安で飲めるようになっていて、お好きな方にはたまらない状態だった。
あと、ウイスキー博物館は、鳥井信治郎佐治敬三開高健山口瞳柳原良平と極私的萌えキーワード満載でとてもいい。国産ウイスキーに燃えるこのポスターも素敵。

お土産に限定品のシングルモルトを購入。

酒の日その2

白州蒸留所を出て、さらに20号を南下し、こんどは台ヶ原宿へ。ここには七賢の蔵元があるのだ。なかなかオサレな試飲コーナーで、前は無料だったらしいが、有料になっている。しかし、みんな15mlで30円〜60円とか、60mlで120円〜240円とか格安で、かえってお金を取るほうが気兼ねなく試飲できてよい。とろりと甘口の「山濤」、反対にすっきり辛口の「満天下五ッ星」、紹興酒のような味わいの古酒「美吟微吟」。どれも美味しい。他にも、全部で20種類以上飲める。うーむ、ここも幸せな場所だ。これでつまみがあったらずーっといてもいいかもしれない。
お土産に、限定品の「満天下五ッ星」を購入。
さらに20号を下り、須玉から中央道に乗って帰宅。工事中の八王子ジャンクションがなかなか素敵であった。