日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

美味しい食パン食べに

土曜日、朝から雨かなー、と思ったけれど、晴れている。洗濯物を干し、朝飯食べつつ、日記を更新したり。10時ごろ出かけて、新橋経由で四谷三丁目へ。ダイコクドラッグに入ったら、最近、ローソン100の棚から消えてしまったHachiのパスタソースが100円均一コーナーで売られており、やれ嬉や、といくつか購入

そして久しぶりにフクナガでパフェー、おいしゅうございます
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四谷まで歩いて有楽町へ、交通会館の本屋やら、地下の富山や和歌山のアンテナショップやら。ちょっとコーヒー飲んでいきましょうと、ちょっと入った交通会館の喫茶店がですね
ローヤル - 有楽町/喫茶店 [食べログ]
たいっへん、レトロな雰囲気の良い喫茶店で、隣の人が食べていたピラフが美味しそうでございましたなあ…。その後、銀座一丁目方面、あたらしくできたお店へ

渋谷の東急百貨店の目の前にVIRONという大変おいしいパン屋があるのですが、そこがオープンした食パンの専門店。
セントル ザ・ベーカリー (CENTRE THE BAKERY) - 銀座一丁目/パン [食べログ]
一本735円〜840円で3種類の食パンが買えるほか、ここでいろいろ食事することもできるのでございます


クロックムッシュとか、具だくさんのサンドイッチとかも大変おいしそうなんだけれど、あたいが頼んだのは食パン。そのもの。

3種類の食パンから2枚を選び、さらにバターが3種類、エシレバターと、北海道の牧場のバターと、国内メーカーのバター(おそらく、雪印とかでしょうな…)、そしておいしい牛乳つき。トースターで自分で焼いて食べるという…ちなみに、トースターは自分で選べるんやで…

このセットで1050円、バターじゃなくてジャムがいろいろついているセットだと1260円、バターもジャムもついているセットだと1575円。トースターで焼き色を確かめつつ、いただきます…

これがあなた、思わず、笑みこぼれるうまさ…。素晴らしい…。むっしゃむっしゃ食べてしまいましたです。パンは有料で追加もできるとのこと。ちょっと貰ったクロックマダムもおいしかった。

夜は、パンとチーズの食べ放題3150円と、パンとチーズとハムとかソーセージとかパテとか食べ放題4200円があるらしい…これはもっと惹かれる…。素敵。夜に来たい。お店を出て、有楽町方面にぶらぶら、用事をすませてこんどは東銀座へ。日比谷線で恵比寿に出て、山種美術館で、河合玉堂展のブロガー内覧会。感想はまた後程…。

終了後、恵比寿駅近くの屋台村へ

びっくりするぐらい、外国人が多く、外国人向けのガイドブックか何かに載っているのかしら?なかなか店のお兄さん大変そうでなかなか食べ物出てこなかったりしましたが、飲み物はさっと出てくるので、いろいろお話して楽しかったのであります。
在華坊(@zaikabou)/2013年06月22日 - Twilog

山種美術館『川合玉堂−日本のふるさと・日本のこころ−』

山種美術館で8月4日まで開催されている、川合玉堂展のブロガー内覧会に参加してきました
日本画の専門美術館 山種美術館(Yamatane Museum of Art)


最近でこそ日本画もわりと見るようになったものの、元々、現代美術系から美術に興味を持った自分としては、琳派とか水墨画なんかは興味があっても、特に近代、文展帝展系の日本がはあんまり興味がない、ぶっちゃけあんまりよいイメージを持ってなかったんですわね。その中でも大観とか土牛、観山あたりはほおっ、ってものがあったんだけれど、川合玉堂なんかは有名だけど、うーん…みたいな典型で

『早乙女』こういう感じの、何がいいんだろうなあ…。みたいな。なんだけれど、いままで見ていた川合玉堂、いわゆる、日本のふるさとっ!的なのは主に後年のもののようで、若いころはいろんな画風に取り組んでた人なんですね。

今回、山崎館長のお話をうかがいながら見ることができたんだけれど、例えばこんな、尾形光琳を強く意識した琳派な作品もあるし

岐阜で産まれて京都で円山四条派などに学び、その後東京に出て橋元雅邦に学ぶんですが、琳派的な構図、狩野派のような描きぶり、写生…などなど、若いうちから筆を握り、勉強熱心にいろんなが画風を学んでいる。最初に展示されている初期の名作、『鵜飼』も、いろんな作風の集合を見ることができる

今回の中で白眉だったのが、国立近代美術館の所蔵品なんですが、『二日月』という作品

夕暮れの家路を急ぐ風景が、前景の岩の表現、後景の暮れなずみ溶け込んでいく山並み…などなど、実に見事で、ほおっ、と感心するのであります。そうそう、玉堂はこういう水、雨、霧、溶け込んでいくような描写筆致が見事で、これどうやって描いてるんだろう?と興味深くみておりました



初期の作品から技法なんかに注目しながら見ていくと、後年の、自然を描いた…その、以前だったらあまり興味がわかなかったような作品にも、興味がつながっていくのでした。その他、個人蔵でこの展覧会で久しぶりにおみみえした、朝鮮にわたって描いた作品『柳蔭閑話図』とか

唯一の戦争画と言われる『荒海』が波の表現が、なんだか異様だ

満州の親戚に子供の誕生を知らせる手紙とか

面白いものがいろいろ見れたであります。7月9日からは展示替えで『小松内府図』こんなのもあるんだ、というような歴史画も出るとか。そうそう、玉堂、風景の中に点景で描かれる人物がなんだかかわいい…。今回、接写してもよいとのことで、いろいろパシャパシャ




スケートしたり、自転車に乗っている人も…


あと、動物もけっこうかわいい



うさぎは、和紙の毛羽立ちがウサギの毛みたいで、ふわっふわしていた

このうさぎをイメージした和菓子もいただいたりしたのでした。かわいくてもったいない…

大観、玉堂、栖鳳が描いた松竹梅は、それぞれの作風がいかにもに出ていて面白いなあ

今回の川合玉堂展、深い親交があった山崎種二が

蒐集した、山種美術館のコレクション全71点のほか、東京国立近代美術館、玉堂美術館、個人蔵などのものも含めて、東京では30年ぶりの本格的川合玉堂展となっております。日本画が苦手な方も、いろいろ発見があるかもしれません、この機会に
6月30日にはNHK日曜美術館本編で紹介されるそうですが、なんと、ゲストが松井冬子(!)さんだそうですぞ…