木曜日、本日も6時過ぎに家を出て、出社。お仕事。22時頃に帰宅、晩飯。今日もいろいろありました。
- 作者: 日本消費者連盟
- 出版社/メーカー: 三一書房
- 発売日: 1982/02/01
- メディア: 新書
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地酒ブームと酒ジャーナリズム - 橋本健二の居酒屋考現学
だから、この本はわりとまともなのかなー、と、ちょっと眉に唾しながら読んでみたのです。で、どうだったか。自然は良くて人工はみな悪、資本の論理はすべて悪、針小棒大な誇張、特定メーカーへの誹謗に近い嫌悪と悪罵…と、後の『買ってはいけない』に連なる悪しき船瀬俊介節はすべてこの時点から存在しているのだ。
例えば、サントリーが1978年に販売した『ザ・ウイスキー』5万円について衆議院大蔵委員会で質問した議員、10年ものモルトしか使ってないにしても、1トン20万円の麦芽と4万円のトウモロコシ、金利6%とすると原価は300円以下で虚偽商品ではないかと言っていて、噴飯物の原価厨もいたものだと思うのだが、『ほんものの酒を!』ではこのエピソードを議員側に完全に肩入れして書いており、サントリー叩けるならなんでも良いという姿勢が大いにあらわれており。こういう部分も多い本なのであります。
また、この本の中で大英雄と持ち上げられている東菱酒造の古市滝之助も、ほかの話を読んでいくといろいろと疑わしかったり
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しかしながら、そんな船瀬俊介節でも相当程度の妥当性を持ち、説得力をうむほどに、30数年前の日本の日本酒、ウイスキー事情(ビールはちょっと別)は確かに酷かったのである。船瀬俊介に自信をつけさせた、当時の日本のアルコール事情、まことに罪深いと言える。そしてこれはアルコールに限った話ではない。確かに数十年前の国産メーカーの食品とか諸々は、品質の面において酷い話が多かったのです。
『買ってはいけない』の問題、さらにその後の船瀬俊介らの問題は、その当時と同じノリで社会を切り続けようとしている点にありましょう。
在華坊(@zaikabou)/2015年05月28日 - Twilog