土曜日、明日はハーフマラソンなので、今日は朝から走ったりしません。家事を片付けて、MOA美術館の記事を書いて、10時過ぎに出かけて、ニュー新橋ビルで早めの昼飯。バスで六本木に移動する
ピラミデビルをちょっと眺めてからお隣に向かい、ShugoArts『戸谷成雄 森X』
80年代の(物理的に)重厚なドローイングが展示されているのも興味深いけれど、やはり目を惹くのが、荒々しい柱が林立する森のような作品『森X』。これ、30本一組で、32,400,000円也の作品、すでに売約済。誰が購入したんでしょうか。
そのまま六本木ヒルズに移動。マリーアントワネット展、下で入場制限するほどの、すごい混雑になっている
私の目的は、こちら
森美術館『N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅』を見る。
南インドで、社会、人々を取り巻く諸問題に取り組んで制作しながら、常にひとりひとりの生きて行くこと、食べること、眠ることへの優しい視点を忘れることのない作家の作品は、まさにチャーミングでありました。
写真撮影は全部可能です
南インドの食事といえばミールス。今回の展覧会は食べることが大きな主題の一つだから、ミールスもたびたび作品に出てくる。
作家の自宅の食事の写真もスライドにあった。やっぱりミールス。
売店にはスパイスの本やミールス用の食器も売られています。
展望台からお天気の良い東京の街をしばし眺めて
SNOW Contemporary『竹内公太 写真は石碑を石にする、それでも人は』を見る。
東日本大震災によって記録メディアとしての石碑に再び光が当たったけれど、その石碑を、過去の本を頼りに探し同じ構図で写真を撮る。果たして石碑はどのように風景に同化して行くのか。解説文も是非読まれたし。
六本木駅まで戻り、地下鉄を乗り継いで銀座線神田駅。ちょっと歩いて万世橋の『台湾品質』という、台湾のセンスの良い品物がいろいろ並んでいるイベントを眺めて
神保町のスポーツ用品ショップをぶらぶら眺めて、地下鉄一駅大手町、KITTEへ。『京あるき in 東京 2017』のオープニング、京都国立博物館と文化財保護基金のPRでトラりん登場。
満員の観客からは黄色い声も飛ぶ。応援にくまモンも駆け付けて
熊本城の修復もあわせて、文化財保護をアピールしていた。まあ、2匹とも、よく動くこと、見ていて飽きない
トラりんの出待ちもして、KITTEから、すぐそこの三菱一号館美術館へ
オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき|三菱一号館美術館(東京・丸の内)
『オルセーのナビ派展』を見る。これがとても良い。ある意味、この美術館としては本当に専門分野だし、そのために解説に力が入りすぎてやや専門的で難解になっている部分もあるが、じっくり読ませるし、とにかく作品のラインナップも良い。
目の前のものを写し取る印象派から脱して、絵画とは平面をいくつかの区画で色で塗り分けたもの、という根底に寄りながら、描く対象の内面を描く。セザンヌの影響の大きさ、まるで塗り絵のようなチェックと猫のボナール、ヴァロットンの静謐、ヴュイヤールの描く内面、どれもこれも、じっくり眺めて入り込んでしまう魅力がある。
解説と合わせてなかなか噛み砕くのに時間のかかる展覧会で、少し時間をおいて、勉強してから、もう一度来ても良いかも、と思ったのだった。
お土産コーナーで売っている作品のポストカードは、すべて、カラーの作品画像と塗り絵がセットになっており。このお土産は、展覧会のテーマにしっかり寄り添った上で遊べて、そしてちゃんと完結したおみやげ物になっており、近年まれに見るヒットなのでは。いくつか買ってしまいました。
その後、有楽町の東京国際フォーラムで、『サロン・デュ・ショコラ』に…
一時は3時間待ちだった行列がだいぶん解消されて、30分待ちになっていたけれど、ちょっと、入ってもまた行列がすごそうで、退散
池袋に移動して、朝方、Twitterで見ていて少し気になった店へ
池袋『池袋小吃居』日本初の河南料理専門店とのことで、メニューも飛び交う言葉も大陸の言葉ばかりで面白い。
なかなか本格的な河南料理が揃っていて良いのだが、現地のその辺の店に入ったらこんな味が出てきそう、という感じで、河南料理として凄く美味い店、では無い感じ。
でも一度来る価値はありそう 。酸菜の料理ばかり頼んでしまったけど、周囲は火鍋を食べてる人が多かったかな。看板メニューの河南烩面(羊肉烩面)は非常に羊臭い良い麺でした。
池袋からは湘南新宿ラインで帰宅。いろいろ盛りだくさんで満足した土曜日、結局、18000歩も歩いている。普通に出かけると歩きすぎですね、これぐらいで明日に影響は出ないですけれども