日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

日曜日『風物語』を見物に行ったり

日曜日、お休み。朝から家事をいろいろ済ませる。昼すぎに出掛けて、新宿へ。お買い物など用事を済ませる。その後、歌舞伎町方面へ。最近、キャッチぼったくりで話題のお店『風物語』ですが
はてなブックマーク - 新宿の、とんでもない『ボッタクリ居酒屋』 酷すぎると話題に…裏にヤクザの存在も 店名『風物語』 : ニュースちゃんねる
はてなブックマーク - 風物語 新宿店 - 新宿/居酒屋 [食べログ]
その現地に行ってみた。歌舞伎町よりさらに新宿駅よりの立地、外から見える大きな看板に『風物語』は無く、見えるのは浜焼きセンターで、こちらも同一経営元の海野屋経営、何店舗のシェフ兼ねてるねん、と話題の、太田欣也シェフのお店

建物の中に入ろうとすると『風物語』の看板は小さく表示されているが、店名部分は何時でも張り替えられるように貼り付けてあるだけで、電話番号に至っては隠されている。問題が起きたら店名を隠したり、簡単に変えたりできるようにだろう

雑居ビル地下一階の『風物語』の店は、まあフラで来たら入らないだろうな、という感じの雑然とした構え。すぐ隣に、浜焼きセンターもあった

ところで、この店、金額入りのメニューが表示されていたんだけど

実際に行った人の記事を読むと、なんかあきらかにこのメニューより高いのよなー。完全にイコールの品物の二重価格は無いから、それとこれとは違うもの、という言い訳をするんだろうけどね…
はてなブックマーク - 新宿のぼったくり店『風物語』に潜入取材 今だけぼったくり自粛するも味は酷い | ゴゴ通信(GoGo通信)
はてなブックマーク - 今話題のぼったくり居酒屋で働いていた
道を挟んだ隣のビルには飲み放題997円をうたう『舞扇』『ひびき』があり、いつでも店名が張り替え可能になっていて、電話番号も隠されている。『ひびき』は海野屋のWebページに載っている店

一箇所だけ電話番号が隠されていない看板があり、そこには『舞扇』『ひびき』ではなく『京膳』『葉月』とある。京膳は、海野屋のWebページに載っている店名。頻繁に店名をロンダリングしてるんでしょうね

その後、この経営元はweページ削除→謝罪文掲載となったようですね…
はてなブックマーク - 【速報】ぼったくり居酒屋で炎上中の株式会社海野屋がサイトを削除して逃亡 | netgeek
『風物語』自体も閉店されたみたいだけど、また同じ場所で違う名前の店やるだろうから、場所を覚えておいたほうがいいかもね
はてなブックマーク - これでもう騙されない!「プチぼったくり居酒屋」に共通する5つの特徴
さて、ぶらっとして新宿を離れて、横浜に戻り。自転車屋を眺めたり。西区スポーツセンターに行ったら今日からすでに年末年始の休み、ぬかった…。濱のくじら屋で、新年用のくじら肉を買ったついでにばんごはん

山を3つこえて歩いて帰宅し、展覧会ベスト10のためのリストアップをし、ゆっくり風呂に入って読書。その後、テレビで仁左衛門の七段目を見ておりました
在華坊(@zaikabou)/2014年12月28日 - Twilog

1月12日に、綱島温泉東京園で、特に何もしないイベントをします

最近では音楽フェスの開催場所としてすっかり『発見』された感のある綱島温泉ですが、綱島に25年間住んでいた自分にとっては、綱島温泉とは、ずっと『お年寄りが集って、風呂に入って、一日中酒飲んでカラオケやってダンス踊ったりしている不思議な場所』でありました。そして会田誠が喝破したように

僕が綱島温泉を推す最大の理由は別にある。もっと人生論的な意味で重要な示唆に富んでいるというか……。つまり一言で言えば、ここはほとんど「老人ホーム」であり、人生の終着駅をあらかじめ一日体験できる希有な施設なのである。
REALTOKYO | Column | 昭和40年会の東京案内 | 第15回:綱島温泉・東京園

なにか、こう、豪華な温泉旅館とか、設備充実のスパ設備とか、もちろんそういうところも素敵ではあるけれど、そこでは得られない、魂の解放感のようなものを、本当に肉体から魂が解放されてしまうような、自由な気持ち、解放感を得られる、そんな場所なんであります。魂の彼岸
スーパー銭湯やスパ施設はもう飽きたあなたのための彼岸、綱島温泉東京園 - 日毎に敵と懶惰に戦う
綱島温泉についての記事を詳しく書いた2011年のはじめごろには…
今週末のタモリ倶楽部は綱島温泉への旅。そして東京園は一度は訪れるべきヴァルハラである - 日毎に敵と懶惰に戦う
『B級テイストが濃すぎて入る気になれない』『さすがに東京園には入った事はない』などなど、そうとう際物スポットされていたこの場所。そこが、若者が集う場所になったいまでも、綱島温泉の包容力は変わらない。年寄りがカラオケや社交ダンスに興じたり、若い衆が音楽イベントで盛り上がったり、山口二矢の両親が匿われたり、二矢を顕彰する右翼が宴会やったり、反原発の映画上映会やったり、存続問題の集会に緑の党が来たり、かつて三橋美智也が釜炊きをやっていたり、そして俺がひとりで庭を見ながらビールを呑んでする。それれを全部をひっくるめて、綱島温泉なんです
だから、そういう綱島温泉を、ダラッと体感するだけのイベントをやります。何もしません。ライトニングトークとか、サプライズプロポーズとかはもちろんのこと、イベントらしい出し物は何もやりません。ただただ、ふらりと立ち寄って、黒湯の温泉に浸かって、広間に集って、ダラダラと宴会したり、お年寄りのカラオケやダンスを鑑賞したり、自分でも歌ったり、何もない庭を見ながらごろんと寝転がってそのまま寝てしまったり、そしてふらりと帰っていく。
何時に来て、何時に帰っていただいても構いません。食べ物飲み物は持ち込んでも現地で買っても(酒もつまみも安く充実しています)、別に飲まなくても、どうでもいい。はせおやさいさんと在華坊が、ただぼんやりとそこにおります。これまで綱島温泉に興味があったけど、ひとりではちょっと…とはいえなんか音楽イベントもリア充っぽくてちょっと…みたいな人も来てほしい。

開催日時:2015年1月12日(月・祝)13時くらいから閉店まで。※気分で早仕舞いする可能性もあります
当日いる人:はせおやさい、在華坊
当日やること:特にありません
当日の費用:こちら参照ください 料金・御予約のご案内 特に受付とか用意しませんので、各自でご精算ください
場所:東急東横線綱島駅徒歩3分、綱島温泉東京園のどこか。来ればわかる

こちらもご覧ください。今回の企画ははせおやさいさんに、やりましょうよー、って言われてずっと忘れてたんですよ、申し訳なし
綱島温泉で会いましょう - インターネットの備忘録
綱島温泉で会いましょう : ATND
参加表明はしていただいても、いただかなくても構いません。本当に、思いついたらふらっと来てほしい。お待ちしております


孤独のグルメ』の原作者、久住昌之さんも、『ちゃっかり温泉』第一回で、綱島温泉について書いています。なか見!検索で第一回は読めるので、これも予習に良いかもしれません。
Amazon.co.jp: ちゃっかり温泉: 久住 昌之, 和泉 晴紀: 本