土曜日、三連休の初日。家事を済ませて昼過ぎからゆっくり出掛けて、馬車道の五味香で昼飯。ここはやる気なさそうだけど美味しい店ですよ
いつもここに来ると、伊藤有壱のサイン見ちゃうよね…ニャッキ!
ぶらりぶらり、歩いて、神奈川芸術劇場に向かう。『塩田千春 鍵のかかった部屋』
ヴェネチア・ビエンナーレでの展示の帰国記念展。基本的にヴェネチアでのそれと同じ構成なんだけれど、場所場所に合わせて作品を作りこむ塩田千春、今回は神奈川芸術劇場の中ホール全体を使って、大インスタレーションを展開している
部屋いっぱいの赤い糸、扉
そして15,000の鍵
まるで糸にとらわれた迷宮のような空間を右往左往、いつまでも、居続けたくなるような展覧会なのだった。思えば塩田千春、2001年の横浜トリエンナーレでの作品を見たのが、自分が現代美術好きになるきっかけだったかもしれない。だから、いつも心に引っかかっている人なんですよね
以前、神奈川県民ホールであった展覧会を見逃したのは痛恨事でしたね…。
今回の展覧会は写真撮影が自由で、どんどん拡散してください、という展覧会。そしてみんな、この空間に釘付けになっていつまでも彷徨っているので、混むと大変そう。早めに行ったほうが良さそうです。
混雑する中華街の裏道をうろうろ歩き回ってから、バスに乗って三渓園へ
この日は夜間オープン、中秋の名月を見ましょうというイベント。これは19日までやってますよ
徐々に日は暮れていくけれど
どんよりと厚い雲がかかり、月が見えそうにない
それでも、茶店なども営業しており、静かな庭園で、虫の声を聞き、風の涼しさに秋を実感して過ごす時間はとても良い。
臨春閣では、雅楽舞楽の公演も行われている。池の向こうに幻想的に浮かび上がる
ややあって空を見上げると、雲にぼんやり隠れてはいるけれど、月が
うすぼんやりと風情のある月を見上げながら、三渓園を後にする。良い夜でした
またバスで桜木町に戻り、ジャズde盆踊りの喧騒を横目に見つつ(これも明日まで。賑わってます)、流浪ぴーでゆっくりお酒を飲んでいたのでした