日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

まずは腹ごしらえを

宇都宮で降りるのは3度目で、過去の3回とも餃子を食っている。当然、今回も餃子。なんと言われようと餃子。駅前の広い通りを歩いて、長崎屋の地下にある「来らっせ」に入る。ここは宇都宮餃子会直営にして、日替わりで7店舗の餃子が味わえる優れものの店。どうしようか迷ったが、毒を食らわば皿までと(毒ではありません)、二人で7皿注文。

6個入りが7皿、計42個の餃子がカウンターに並ぶ景観は圧巻と言うか奇観だが、店員を震撼させたかと思いきや諦観したか達観したか、傍観を決め込むという風情。よほど鈍感なのかと訝しむも、連れの「全種類注文する客も多かろう」との根幹に触れる実感には同感だ。万感の思いで皿を交換し合いながら餃子を食す。六感に触れ心肝に染むとは言わぬがどれも食感よろしく美味、7皿の難関を完食できるかと悲観したのも瞬間、次第に楽観し、安閑と食べ終える。7皿中の栄冠は餃子会館に授けたい。