日毎に敵と懶惰に戦う

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まずはサントリー美術館『ガレとジャポニズム』

過日、森美術館の会員の更新をしたら、この4月4日から6日にかけて行われる『アートフェア東京2008』のVIPカードというのを貰った。オープン前日の特別内覧会ご招待の他に、いろいろ特典があるらしい。ということで、せっかくなので、年休を取ってアート三昧することにした。

まず最初はサントリー美術館へ。アートフェア東京の特別協力をしているらしく、カードで無料入場できるらしい。で、時間を有効に使うために開館時間の10時に到着して、『ガレとジャポニズム』を見る。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/08vol02galle/index.html
幕末から明治初期の日本にとって、“いかにも日本らしい”美術品の輸入は、外貨獲得の重要な手段の一つだった。万博への出展からはじまり、ヨーロッパにおいて愛好者を増やした『ジャポニズム』。その影響を受けたガレが、モチーフの模倣から始まり、次第に日本の美術品における自然との向き合い方を体得して作品に活かしていくさまを追った展示。
ガレの美しいガラスの細工、当時、ヨーロッパで好まれた日本の美術品など、クオリティの高い出展物が沢山あったけれど、あの当時のジャポニズム関連におけるキッチュさとかいかがわしさのようなものへの視線があまり無いようで、ちょっと拍子抜けはした。まあ、それなりに面白かったです。
東京ミッドタウンの庭を抜けて

乃木神社の見事な桜に見惚れて

さて、次へ