日毎に敵と懶惰に戦う

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第7回日本酒蔵元サミットへ行く

今年も日本酒蔵元サミットに行ってきた。赤レンガ倉庫へ


関内にある素敵な酒屋、丸十酒店が中心になって開催しているこの日本酒蔵元サミットは、今回で7回目のイベント。徐々に有名になって、参加者も増えてきているみたい。
日本酒の復権は横浜から 「日本酒蔵元サミット」の魅力と楽しみ方 - ヨコハマ経済新聞
自分が最初に参加したのは2006年7月23日だったから、あれは第2回の開催だったようだ。
今日の日記 - 日毎に敵と懶惰に戦う
日本酒の香り: que linda!
第3回は行かなかったけれど
第三回日本酒蔵元サミットのまとめ ( その他趣味 ) - にわか日本酒FAN - Yahoo!ブログ
以降は毎回、crowdeerさんと参加していて、第4回
http://liquor.g.hatena.ne.jp/zaikabou/20070909
今日の酒量 - 虚酒庵 - よっぱらい研究所@はてな
第5回
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非常に規模が大きくなった第6回
自転車、日本酒、そして『ラ・マシン』の巨大クモ - 日毎に敵と懶惰に戦う
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今回は一人で参加。イベントの概要について説明しておくと。毎回、全国各地の50ほどの蔵元が集まって、それぞれのブースに、オススメの日本酒を3〜10種類程度用意している。ほとんどは純米、吟醸、あるいは純米大吟醸酒米、酵母、仕込みの仕方も火入れ、生酒、山廃、種類もいろいろ。蔵元によっては、金賞受賞酒を用意しているところもある。

入場者は、入場券を払うだけで、それぞれの蔵元のお酒を自由に飲むことが出来る。勿論、おかわりも自由。一回に飲む量はちょこっとだけれど、酒屋や飲食店向けの商談会ではないので、含んで味を見たお酒を出すところは、勿論ありません!ひたすらみんな飲む飲む!

だから、しばらく経つと、会場内は酔っ払いばかりに。ただ、弁えて飲んでいる人ばかりなので、そのへんでぐでんぐでんになっている人はいませんが。同種のビールとか焼酎のイベントだと、グロッキーになって寝転がっている人が結構いるんだよねー。この差はどこにあるのか。

準備されたお酒のかなりは(全部、ではない)その場で販売もされていて、蔵元のブースで伝票を切ってもらい、別のスペースで購入する方式

蔵元によっては、日本酒以外にも梅酒やあまざけを準備しているところもあり、こういうのを飲み比べできるのも楽しみの一つ。今回、八海山のすっぱい梅酒と甘味の強いあまざけ、泉橋の、小田原の梅を使った梅酒が美味しかったんなー。あと、李白味醂、これが凄かった。大変に濃厚で。会場では売っていなかったけれど、丸十酒店に行けば買えるらしい。

それから、各蔵元の仕込み水を飲めるのも、このイベントの大きな楽しみ。各ブースに用意されているほか、仕込み水ばかりを集めて置いてあるコーナーもあって、自由に自分で注いで飲める。みんな、適度に水を飲みながら日本酒を飲むので、悪酔いしている人が少ないのかもしれませんね。
十四代の一部は有料試飲になっていたり、ワインの試飲も一部あったり。そして食べ物のコーナーもあって、おつまみも買うことが出来ます。あと、ビールはブラウマイスターが準備されています。
実はこのイベントの入場料、これまでは前売り1500円だったのだけれど、今回から、なんと前売り3000円になったのだ。確かに1500円は同種のイベントに比べて破格すぎて、3000円でも納得できるイベントではあるけれど、いきなり倍はなかなか強気だ。前回、2フロアを使用して、昼の部夜の部合計で3000人参加したところ、今年は1フロアだけに戻して、合計1500人に絞っている。あんまり規模を大きくしすぎて、収集がつかなくなってしまったのかな。運営費もかかるだろうしね

ともかく、3000円でも十分に納得できるイベントではある。この3000円にはビール1杯とおつまみが1品含まれていますし。(まあ、以前は1500円でビールも飲み放題だったんですけどね)おつまみは餃子など有料でも用意されているけれど、蔵元さんも、酒盗とか奈良漬とか、いかにもなおつまみをちょっと用意してくれているので、これをつまみながら飲むのもまた楽しい。やっぱり、土地の味に土地の酒。
気合入っている人だと、マイグラスは勿論、お気に入りのつまみを持ち込んだりしてますね。勿論それは自由なんだけど、スーパーの袋にスナック菓子詰めているのはちょっとビンボくさいと思うが…。
2時間半の制限時間、当初は端から端まで制覇する勢いで飲み続ける人が多いけれど、時間も半分が過ぎる頃にはかなり疲れも出てきて、会場の空いているスペースをみつけて、おつまみを広げてダラダラ飲む人が増えてきます。
最後に、今回印象に残ったもの。やはり、来福は何も飲んでも美味い。上喜元と辻善兵衛も素晴らしい。いままであまり知らなかったものでは、羽根屋が良かった。生酒なのにらしからぬ味わいがあったり、造りによって表情がガラッと変わって、それぞれが個性的。富山の酒文化、懐が深い。
奥のスパークリングも良かったな。黒牛も素敵だった。誉富士という、静岡の酒造好適米を使った高砂も良かった。各地とも、最近は酒造好適米の開発に熱心なんですね。
あと、賀儀屋。自分は石鎚もそうだけれど、松山三井を使った酒が空きなんだなあ、ということを改めて感じた次第。松山三井は四国の蔵元が多く使っている酒造好適米だけれど、普通に食用にも使うのですね。蔵元の人が、給食で食べました、なんて言っていた。ほとんどが酒造に廻るんだけど、四国に行ったら食べてみたいな。というかオイラ、基本的に四国の酒が好きなんだよー
あ、石鎚だと、純米吟醸の緑ラベルより、特別純米のピンクラベルのほうが好きかな
そうそう、50近い蔵元のなかで、毎回異彩を放っているのが菊正宗

ここだけ、蔵元の人がスーツを着ていて、ああ、ちゃんと会社だ!と思う。秘蔵の酒を準備…というわけでもなく、普通に販売しているお酒をプロモーションしている。優先順位が下がってしまって、毎回、飲まないんだけれどね…。
そんなわけで2時間半、幸せ気分に浸りながら、40種類近い日本酒をいただきました。ああ、幸せなイベントであった…。来年もまた来るぞ!