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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

横浜美術館『篠山紀信 写真力』と、黒茶の会

月曜日、本日もお休み。さすがに家事が溜まりまくっていたので、掃除洗濯炊飯物干洗物、その合間に旅の日記書き。どうにかこうにか、旅の1日目の日記は書き終える。写真100枚で10,000字、みたいな内容になってしまいましたが。

午前中に荷物が届くはずだったのに気配すらなく、忙しくて大変なのかな…とそのままお出かけ。都内に出て、人と会う用事、飯食ったり近況など確認したり。

横浜に戻り、横浜美術館篠山紀信 写真力』を見る。とにかく写真がでかいのである。大きいは正義。ファンタジーをファンタジーのままに切り取ったスター達の巨大ポートレイトを見ながら、その人に関わる思い出や同時代の思い出が浮かび上がる。最後の東日本大震災の被災者のポートレイトは、果たして、篠山紀信の仕事としてどうなのかと思うけれど、それまでのポートレイトから乖離しない姿勢で撮影しているところが良いのだと思う。

じっくり見ていたら、評判の良いコレクション展を見る時間がなくなってしまい、これはコレクション展だけ別に見に来よう…と思いつつ退散。軽く晩御飯。

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その後、黒茶についての勉強会に参加させてもらい、様々な種類の黒茶…黒茶は湖南省で作っているものというイメージが強かったけれど、大陸のあちこちで作っているのだが、それぞれに特徴もある、それらについて学ぶとともに、実際に飲ませてもらって。

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黒茶は辺境でのミネラル不足を補うため、茶を硬く固めて醗酵させたものをラクダに乗せて辺境に運んだのが元々であり、今でも辺境対策として、チベットなどでは安く手に入れることが出来る。

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一方で、中国本土で手に入れようとすると高い。そして、黒茶は熟成させればさせるほど価値が出るものであるから、長年保管する投機の対象にもなる。そういう、ただでさえ高い黒茶の人気が近年高まり、お金を持っている中国の人たちがどんどん投資するわけでして、お値段はどんどん上がるのです。なかなか恐ろしい世界になってしまっていて、おいそれと手を出すわけにはいけない分野になっている。

今回もいろんなものを見たり飲ませてもらったりしたけれど、特に今雨軒の10年ものが、味も香りも深みがあって素晴らしかった。いくらするものか恐ろしいのですが。

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その他、いろいろ。最近は、紅茶や白茶など、なんでもかんでも固めて餅にする傾向があるとか。

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こちらは千両茶といい、千両(37.5kg)の長俵型に人力で固めたもので、その輪切り。

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小さいサイズの十両茶というものもある。

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とにかく、普通だったら見ることもないようなお茶をいろいろ見て飲めて、とても有意義な会だったのでした。

在華坊(@zaikabou)/2017年01月09日 - Twilog