日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

朝の西湖、巨大な杭州東駅、宜興紫砂工藝廠で急須を買い、今日もおいしいごはん(5日目)

杭州、西湖のほとりのホテルでおはようございます。まず、朝は西湖のほとりをお散歩

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西湖を囲む公園、昼間は観光用のカートが走ったりしているのだが、朝はそれがなく、ぼんやりと薄靄がかかった感じの湖の風景、色合いも風情があり、やはり、朝散歩すべきところなのだな、と思う

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ジョギングしている人や、太極拳とか体操とかしている人とか、いますね

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しばらく、湖の周辺をぶらぶら

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少し歩いて南下すると、有名な塔が見えてきた。静かな湖面を見ていると、漢詩紀行江守徹のナレーションが浮かんでくるようです…

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湖のほとりから、少し街の中に入ってみると、小学校に通う子供たちの通学時間帯で、母親や父親が学校の近くまで送り届けて、何かお話して去っていく様子がたくさんみられた。子供たちの姿なども見ていると、杭州、特に西湖周辺は裕福な街なんだろうな、と

さて、ホテルから車で杭州東駅へ。この駅も、蘇州と同じく、高架道路が駅に直結しているわけですが、スケールが蘇州の比ではない

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なんだこれ…どんな超巨大国際空港だよ…というスケール感。構内に入ってもすごい

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はえー、すごい…すごい…とあほみたいな声を出しながら、中二階から写真を撮ったり

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呆けたようにあちこちうろうろしてしまった。こういう駅が中国の主要都市にガンガンできているわけで、中国、半端ないですね、もう…。3分刻みの緻密な日本の鉄道スケジュールで云々、とかやっていても、線路とホームたくさん作ればいいんじゃね?みたいなこと言われると。馬賊大陸浪人の気持ちがわかります(それか)

コンビニ、お土産屋、ファストフード、薬屋、ブランド品、いろんなお店もあって、その中に本屋もあってので、ついつい、こういう本を買ってしまう。10元。100元札を出したらなんだこいつ、みたいな冷たい目で見られたので、お財布を探してなんとか細かいお金で払いました

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おもしろそう。さて、高鉄に乗りましょう

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二等座に乗って数十分、宜興まで。ちょっと地方のローカル線的な高鉄の路線ですが、しっかり300km近く出してます

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で、たどり着いた宜興駅は、2面4線のローカルな駅

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ローカルな駅でも、駅前の「感じ」は日本のローカル新幹線駅と一緒なんだけど、スケールがだいぶん違う感じ。

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この宜興の街、高鉄以外の鉄道路線もあったので、どうやっていけるか検索していたんだけれど、どうやって調べても出てこない。おそらく貨物専用線なんだろうな。中国で一日に運行されている鉄道の本数は、旅客輸送が3500本とかに対して、貨物輸送が30000本とか、10倍レベルであるらしい。

宜興の駅からは、連れてきた方のご縁ある方の車に乗せてもらい、街の中心地へ。さっきからローカルローカル言うているけど、宜興、100万人以上の都市なんですよね。街並みも落ち着いているが活気はある感じ

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まずはお昼ご飯、街中の店で、いろいろいただきます。このモツと干し豆腐煮込みがえらく美味い。いろんなモツをきれいに洗って、しっかり煮込んである。日本でこんなのがサッと出てきたら、その店、通ってしまう

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ビールもいちおう。ほんと、地域によって出てくるビールの銘柄が違うの面白いな

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その他、太湖西岸の魚、アキレス腱と栗の炒め物、烏骨鶏の炒め物、どれもこれも、大変に美味い…

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砂肝とそら豆の炒め物というのも珍しかったし、美味しかったし、お米は黒米…ではなく、なんか植物と炊くとこうなると。で、砂糖かけて食べるのだ

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ホテルに荷物を置いてから、江蘇省宜興紫砂工藝廠に向かう。

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宜興は焼き物のまちとして有名で、特に紫砂と呼ばれる、この地域特有の目の細かい土を使った急須、宜興紫砂壺は、中国全土にその名をに響かせる唯一無二の存在。ここ、江蘇省宜興紫砂工藝廠は、そんな急須造りの工房が寄り集まった場所。大工場でどんどん作ってます、というのではなく、職人さんの工作所が集まっている感じ

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中の大きな建物には博物館もあり、ここに拠点を置く有名な陶芸家の作品がずらりと並んでいたり、全体組織直営の販売所もあるんですが

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やはりここは、広い工藝廠全体に拡がるお店を丹念に見て行くのが面白い。職人さんがその場で作業しているお店があったり、純粋に販売だけしているお店があったり、いろいろ

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値段が書いてあるお店もあるけれど、大抵は値段は書いて無くて、なんとなく、営業しているのかしていないのかわからない雰囲気で店番がいて、陳列してあって

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中国のお店はこういう雰囲気多いよな。好きだけど、日本だと受け入れられなそうな形態だ…コンビニでもなんでも、店員さん、いつも携帯弄ってたり。それでいいんだと思いますけどね

この建物は職人さんの寮か何かかな。職人募集の張り紙もたくさん貼られている

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んで、お店に入ると、どこも店の中に立派な茶盤があって、お茶を飲んでいる、という感じです。

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連れてきていただいた人のご縁のあるお店で、実際に作っているところも見せて貰ったり

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ちょっと外に出て、職人さんが紫砂壺を作るための工具を売っているお店を覗いたり

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で、さて、実際に買ってみましょうか、という話。宜興紫砂壺は近年、非常に値段が上がっている。それは、紫砂の土がだんだん希少品になってきている…というのもあるし、それだけ中国国内の購買力が上がっている、というのもあるし。

ここ10年20年で値段が10倍100倍になり、型に嵌めるのではなくちゃんと土を叩いて作るものは、最低1万円レベルから、有名な陶芸家の作品になると、それこそ何百万円という値段になる。20年前とかに中国で仕入れたものがあったら、日本国内で売るくらいなら、中国の元の仕入れ先に、今の実勢卸価格の半額ででも引き取ってもらったほうが、よほど儲かると。つまり、日本人はそんなお金は払わないのですね、急須に。需要がぜんぜん違う。

そういう話をいろいろ聞いていたわけですが、自分も折角来たんですから急須を買いましょうということでいろいろお店を見まして

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結局、素敵な急須を、2つも買ってしまったのでした。この中の2番目と3番目のもの。お値段は内緒

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この江蘇省宜興紫砂工藝廠、ちゃんと高鉄の駅から路線バスも走っているので、気軽に来られますです。153系統を、紫砂工藝廠で降りればいいみたい

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ここで夕方までのんびりして、夜はまた、車に乗せて連れて行ってもらい、だいぶん山の中にあるレストランへ、いったい、どこにきたのかさっぱりわからない…

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こういう時、ついつい、GPS拾って場所を確認してしまうのは、あんまり良い癖ではないかもしれない。どこだかわからないが、あの人に連れて行って貰ったあの場所がとにかく良かった、みたいなですね。場所基準ではなく、人基準の生き方が自分にはあまりできないので、できる人を尊敬する。

で、夜も円卓を囲んで宴会なわけで

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特にこの、片側全部の羊のアバラとか、魚のスープとか、濃厚な味わいで美味しかった…。

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最後はこのスープに面を入れて食べたら、もう、ね、ほんとうに…。宜興は太湖の西岸に位置しており、東岸より魚が美味いのだという。うん、確かに、美味い。

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そして、安徽省の品評会で金賞?の白酒もいただいて、たいへんにけっこうでありました。そして、中国において丸いテーブルにご馳走が山程並ぶ宴席を共にして一緒にお酒を飲むということの重さをいろいろ思ったのでした。

夜はホテルに戻ってから、ぶらぶら

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スーパーマーケットへ

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宜興のスーパーマーケット、野菜と果物が山ほどあって楽しい。中国は野菜の国だ

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魚はだいたい、川か湖の魚かな。中国は淡水の海の幸が豊富だなぁ

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そしてまた、白酒の品揃えの凄さにびっくり。箱入りの高価そうなのから

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小瓶、ワンカップ、などなど

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さらには意識の低そうな、がぶがぶ君的な何リットル入りペットボトルまであり、日本の焼酎日本酒と同じ状況なのであった。4リットル入りのペットボトルが30元とかで売られていると、大丈夫かいな…と思いますね…

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ビールもいろんな銘柄が。昼の店で飲んだ大富豪ビール、安いな。スーパーを出て、果物屋も覗いて。中国は果物も安くて良い。買い食いしてホテルまで戻る。スーパーマーケットで買った加糖牛乳、なにげにハラール認証だった

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そんなこんなで、今日も充実した1日を過ごしたのだった。おやすみなさい…

在華坊(@zaikabou)/2017年05月05日 - Twilog