日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

最近思うに

「酒を飲んで酔う」という文化自体、喫煙と同様の衰退を辿るのではないか。つまり、だから、大学の新入生がコンパで酒を飲んで新宿や渋谷の路上でひっくり返っているような、一種の祝祭空間の「酔い」というものは残るかもしれないが、酒を嗜んで…しかし度を越して酔う、翌日二日酔いで後悔する…的な、我々、あるいは我々よりも上の世代に染み込んだ生活サイクルのようなものが、徐々に、廃れていくような予感がする。だからその、なんというかな、少なくも、「一部の飲めない、飲まない人」以外が共有していた共通の地盤、土壌のようなものはガラガラと崩れて、特殊な嗜好の一つになってしまうのではないか、的な。社会のレベルで言えば、酔っ払いに無意味に寛容な社会ではなくなっていくのではないか、という感触。