日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

今日の日記

6時起床。7時に出社。なにやら深刻な話をしている。大変ですね。
11時過ぎに出て、東京駅まで。東北新幹線の人となり、昼飯に、崎陽軒の『おべんとう春』を。相変わらず590円で大変に良く出来たお弁当で、素晴らしい。
小山で降りて両毛線に乗り換えてある駅で下りてみれば…ははは、周囲には田んぼと畑ばかりが拡がって、大変にのどかな気分になるのだった。
客先で打ち合わせ。割合に早く済んで、小山駅に向かう。正しく北関東の都市だなあ、という街とデパートを眺めて、宇都宮線の人となり、久喜で東武線に乗り換え、春日部で野田線に乗り換えて、柏に行く。
柏に来るのは、中学の同級生の家に遊びに行って以来か…。目的はこれ
http://d.hatena.ne.jp/hiratsukam/20070503/1179366290
『ひらつかメモ』さんのところで取り上げられていた、タムラサトルさんのギャラリーでの展示が大変面白そうだったので、こっちに来たついでに寄ってみよう、と思ったのだった。『こっち』といっても、小山と柏では相当に離れてはいるのだが…

駅から15分近く歩いて、住宅街の中にあるギャラリー『Takuro Someya Contemporary Art』
http://tsca.jp/exhibition/0612_1/
掘っ立て小屋のようなギャラリー。大丈夫か知らん?なんか暗いし…と入ってみると、非常に整った顔の人(ギャラリーの人)が出てきて、明かりをつけてくれた。ここから、写真については上記の『ひらつかメモ』さんが詳しいのでそちらを見て欲しい。
タムラサトルさんの作品は、白熱電球と接点=『スイッチ』を組み合わせた作品の数々。モーターの力の回転力を変換した、動く、小さな接点は、100Vの電圧と白熱電球を負荷として、バチバチと閃光を放ち、あたりに焦げ臭さを充満させ、煙が立ち、そして白熱電球はチカチカと明滅する。
様々な、本当に馬鹿らしいほど精緻さで作られた大雑把な機構が、あちこちで火花を散らせて白熱電球を点滅させている。作者の人の作品解説の常套句になっている『後から様々な意味が張り付きそうですが…強引な決断と…精度の高さがそれらを忘れさせるでしょう。』という文言がなるほどなるほど、と思わせる作品。厳密に作られた荒っぽさの清清しさ。作者のタムラサトルさんがいらしたので、色々話を聞くことができた。とても『理系サブカル』っぽい、面白い人だった。パンフレットが、作品の設計図の青焼きみたいになっているのも面白い。
http://www.lares.dti.ne.jp/~mm25/tamura/
ギャラリーの山口さんも感じのいい方で、ギャラリーの空間についていろいろ説明してくれた。古い工場?倉庫?かなにかを改装したようなとても広いギャラリー空間は自由な様々な使い方が出来そうで、実際、展示する作品にあわせて空間を自由自在に変容させるのをウリにしているようだった。
とても印象深いので、柏は若干遠いかもしれませんが、行って損は無いかと思われます。
柏から表参道まで乗り続け、乗り換え乗り換え、帰宅。電車にばかり乗っている日だった。

5月26日!メトロ沿線ウォーキングオフの件

浅草お散歩の巻、来週の土曜日となっております。
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20000105/
結構賑やかになってまいりました!参加するつもりでまだ表明していないあなた、あなた、どうぞご一報くださいませ!
今回は浅草周辺。ゆるりゆるりとお散歩しませんか。