日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

生ガキ…

起きてみれば10時。こんなにぐっすり寝たのは久しぶりか。飲み物のチケットがオマケで付いていたので、ロビー脇のラウンジで白ワイン。寝覚めにワイン、うへへへへへ。毎日こういう生活をしたらさぞかし馬鹿になることだろう。
12時過ぎに出て、品川駅まで歩いて、さて昼飯。蕎麦でも食おうかと思いつつアトレの4階に上ると、開店当初は予約だけでいつも一杯だったらしいGRAND CENTRAL OYSTER BARがあんまり並ばずとも入れるようで、頭の中は生ガキで一杯になって蕎麦を追い出してしまったので中に入り待つこと20分、座席に案内される。
それなりに高い天井、明るい室内、がやがやざわざわ明るい騒々しさ。ニューヨークにあると聞く本店には行ったことはないけれど、というかニューヨークに行ったことは無いので、本店の雰囲気がどんなものか知らないが、こっちも悪くないと思う。昔の駅の食堂を洋風な味付けにしたらこんなふうになるんだろうか。
ちなみに、ここで言う「駅の食堂」というのは、「昭和30年代の青森駅、出稼ぎに行く父親を見送るため妻と息子二人と束の間の団欒」のイメージではなく、「昭和30年代の東京駅、任地に赴任する国鉄職員を見送る同僚が宴会」のイメージなので念のため。念のためと言われても困るだろうが。
ランチのセットに生ガキ、ギネスドラフト。自分がどんどん駄目人間になるようで大変素敵だ。生ガキはアメリカ産とカナダ産と広島のもの。レモンにワインビネガー、タバスコ、洋風ワサビ、ケチャップのようなものがついてくる。味は…うーん。こういうのを「ミルクのような」とか「濃厚な味わい」とか言うんだろうか。確かに美味しいけど、大味で若干水っぽいように思うのだが。牡蛎というのは、あの苦味というか滋味深いというか、癖のあるなんとも言えない味わいが良いと思うのだがなあ。それに4つで1470円は高い。渋谷の「華暦」に行くと3つで680円で食わせてくれるし。日本の時期以外に牡蛎がどうしても食いたい時用の店だろうか。
サラダにクラムチャウダーにグリル、アイスクリームにコーヒー。クラムチャウダーは美味しかった。アメリカの圧倒されるような量の多さは無いがやっぱり味付けは濃いなあ。これでもっと安ければ駅から出かける前にちょっと一杯、という良いお店なんだろうが…
お店を出て品川駅からぶらぶら散歩する。雲一つ無い良い天気、気温も高くてぽかぽかと暖かく、暑いくらいで実に気持ちの良い日。クレーンを横目に。奥がイチロー、手前がまるちゃんだそうな。(そう書いてあるんだから仕方が無い)

芝浦水処理センターの脇を通り、新芝運河沿いに歩いて田町駅まで歩く。田町から山手線で渋谷に出て、西武デパートでお買い物。なにかと西武づいている日だな。渋谷駅で別れて、東横線綱島、本屋とゲーセンと酒屋によって帰宅。
酒屋では、賞味期限間近で半額のホタルイカ沖漬の瓶詰を購入。帰宅後食す。ああ、美味い…。