日毎に敵と懶惰に戦う

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ヒロヒトと名付ける親心

さて、三多摩わくわく動物ランドの主、東大和のニューヒーロー、ハーレム革命のおっさんであるが、なかなか見た目はいい男だと思うのだが、それはともかく。
名前がヒロヒトである。ヒロヒトですよ、あーた。畏くも先帝のお名前である。ヒロヒト
で、そんな名前をつけてしまう時代背景と親心をつらつら考えてみるに、この人の年齢が57才。1948年生まれか。1948年と言えば、警察予備隊が成立するのは1950年だから、それよりずっと前。1946年から1947年にかけて天皇が全国を巡幸して熱狂的に迎えられた。そして1948年の中断をはさんで、1949年に再び全国へ。戦後の、貧しくヒモジイながらも自由な空気が横溢した時代。「あたらしい憲法のはなし」が発行されたのは1947年の8月。カストリ雑誌に皇族が気楽にコメントを寄せ、熊沢天皇をはじめとした、自称天皇が全国で名乗りを挙げた時代。そんな、皇室への素朴な親愛があった時代なのである。
そんな時代だからこそ、ヒロヒト、などという名前をつけたのであろうか。親心は分からぬし、改名したのかもしれないし、だけれど、そんな時代背景に思いを馳せずにはいられない、そんな名前であった。ヒロヒト