日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

にっきにっき

6時起床、7時出発。一旦会社に寄って書類をまとめたりして、8時過ぎにでかける。東横線から中目黒霞ヶ関経由で東京駅。丸の内の地下は、有人のみどりの窓口はあるのだが、カードが使える新幹線の自動券売機が無い。もしかしたらあるのかも知れないけれど、地下鉄からの乗り換えの動線上には無い。いい加減、なんとかして欲しい。物凄く不便。有人の窓口はいつも混んでいるし。
9時28分のMaxときに乗り、パソコン広げて仕事するうちに長岡。客先に赴き、いろいろと。
終わって、さて朝昼何も食べてなくて腹が減ったのう…と思いつつ長岡駅へ。次の新幹線が1時間後とはタイミングが悪い。どこかに入って飯を食うか…と思いつつ、悪い虫が蠢き出して、気がついたら駅弁を抱えて13時46分の水上行きの普通列車に乗っていたという…。越後湯沢で乗り換えれば、ここで新幹線を待つのと、帰着時間ははほとんど変わらぬ。
乗り込んで「まいたけ弁当」をあければ、うーん、これは…。箱から出すと、中の容器は300円の弁当か、というくらい安っぽい入れ物で、気取らなくて良いと言えば言えるけどそれにしても。御飯の上のプラスチックの葉っぱも哀愁を誘う。いっそ入れないほうがいい。ほとんどの面積を占めるまいたけ御飯と、申し訳程度の付け合せ。御飯はまいたけがあんまり入っていないし、付け合せも工夫の無い薄切り蒲鉾とか、正体のわからない魚を焼いたのとか。これで840円は、そりゃ無いよ、という弁当であった。
なんか私、よく食い物に文句を言っているが、「食い物が食べられる喜び」はそれとは別の感受性でしっかと受け止めているのであって、どんなものでも、今日も無事に御飯が食べられましたありがたいありがたいと感涙に打ち震えながら食べているのである。だから、どうぞ余計なご心配お説教は無きように(誰に言っているのか)
車窓に拡がる雪景色を楽しみつつ、資料など読みつつの。小千谷、川口、堀之内、小出、六日町、塩沢…1駅ごとに雪は深くなり、線路脇の雪止を乗り越えんとしてアメーバのような様相を呈す雪。越後湯沢駅付近では、崩れるのを警戒して徐行していた。15時7分着。
駅構内の「CoCoLo湯沢」を覗き、500円で5種類の日本酒が味見できますよという、新潟じゅうの銘柄が並んだコーナーに激しく魂を揺すぶられるが、ま、さすがに自制する。温泉もあって心動かされるが、これも自制自制。柿の種で有名な浪花屋の「柿チョコ」の携帯ストラップを購入し、15時37分のMaxときに乗車。横3+3列の非人道的な2階自由席で大宮まで。
構内のスーパー「いかり」を覗き、マンゴージュースを買い、棚を眺めていたら、数日前に書いた「ドライフルーツとかナッツとかどっしりしたケーキ」まさしくそのままな「フルーツセック」というのが売られており、やれ嬉やと購入。16時45分の湘南新宿ラインで渋谷に出て、田園都市線で某客先まで。
少々トラブルなどありつつの、終わったのが23時近く。横浜線経由で綱島へ。夕飯を食うために「東花」という中華料理屋に入る。この店、4時まで営業していて使い勝手が良いのだが、ムード歌謡一辺倒の有線、薄暗い照明、安っぽいんだかなんだか中途半端な椅子テーブル、田舎のスナックのママみたいなおばちゃん…と、場末ムードを盛り上げるイコンが横溢していて、疲れた顔のサラリーマンが心安らかに過す素敵な店である。で、自分も茄子の酢漬けと春巻きを食いつつ、ビール。味は結構良いのだ。で、店に置いてある「漫画ゴラク」と「週刊現代」を読めば、まことにもって心休まる、オヤジの店なのであった。
〆に堅焼きそばを頼み、運ばれてきてから、そういえばこの店の麺類は量が多かったな…と後悔しても後の祭り。満腹になって、越路吹雪の「ラストダンスは私に」に見送られ、涼風に吹かれながら帰宅した。