日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

神田ぶらぶら

さらに歩いて神保町まで。さて昼飯を食おうではないか、と思ったが、すずらん通りの餃子屋もキッチン南海もいもやも、日曜日は休み。それでは、と、冷やし中華発祥の店、揚子江菜館に入って、海鮮炒め定食850円也。イカと海老とキャベツの炒め物であったが、さすがに味付けがなかなか良い。
しかし、神保町に来て昼飯を一軒で済ませるなんて軟弱なことをしてはいけない、と福田和也が言っていたので、それに従うことにしよう。キッチンカロリーである。思えば、上野文庫のおじさんに、古書会館に入札に来るたびに連れて来られたものだなあ。それ以来なので5年ぶりだ。
カロリー焼き650円也。肉が少し少なくなったような気がするが、味はまったく変わらず。にんにく醤油をかけて、少ししつこいくらいの味にして食うと美味い。ここの親父は声が無駄に良くて、バリトン歌手じゃないか、というほどであったのだが、その声のトーンが若干落ちているように感じた。不思議なところで感じる歳月。
その後、古本屋を物色し、新刊書店も眺め、スポーツ用品店に行ってスキーの長さが短いことにびっくりし(スキーは身長+15cm〜20cmが定説の時代で止まっているのだ、私は)、今月で閉店になる平和堂靴店へ。閉店セール実施中。おお、いいな、素敵、と思う靴は、値段を見ると5万とか7万とかする上に、おそらく私の日本人的な足には合わないイタリアの靴なのである。んで、『SCOTCH GRAIN』という国内メーカーの靴を一足、買った。
その後、新宿に出て、ヨドバシカメラで小物を買い、チケットショップを歴訪して来週の遊び用の仕込みをして、帰宅したのであった。