日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

日曜のうろうろ

昼前に出かけて、新宿へ。前に手に入れた招待券で、損保ジャパン東郷青児美術館ポップアート1960’s→2000’s』を見る。デイヴィッド・ラシャペルのゴム風船シリーズが不気味カワイイ写真で好き。しかし、どんなに尖がっても、それを丸ごと飲みこんで吸収してしまう商業的な文脈が存在する現代は、アーティストの人にとっては、いったい何をやったらいい時代なんでしょうかね。やっぱり妻有の山に篭るしかないのか。
勿論、ゴッホのひまわりも。実は初めて見た。一室だけ、ほかとは雰囲気の違う部屋に、ひまわりが、露払いにゴーギャンセザンヌを配して飾られていた。触りたいと思った。
東京麺通団に言ったら、どうしたの、と言うほど並んでいてあきらめて、金券ショップを順番に覗き、いろいろ購入。あるものを総額4万近く出して買ったのだが、地下鉄のホームまで来て、ブツを受け取っていないことに気がついて冷汗物で慌てて店に戻ったらすぐに渡してくれた。何をしているのでしょうか。ぼけてるのかな。
銀座に出て、松屋の催事場で「Design with Respect」 −心から尊敬するデザイン− を。さっきの金券ショップでチケット投売りしてたので。日本デザインコミッティー企画、コミッショナー深沢直人。日本デザインコミッティーのメンバーの皆さんが、リスペクトするデザインを集めてみました、という内容であった。イームズ制作の「パワーズ・オブ・テン」

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を初めて見て、ほほー、と関心。お客さんもそこだけ人だかりが出来ていたが、これ以外にもアルプス電気のスイッチとか面白いものがいろいろあって、そして一番グッときたのは『ミウラ折り』で有名な三浦公亮先生の、宇宙空間で開いたり閉じたりする不思議な構造体がうねうねと動く映像。その官能的なまでの動きに、映像に見惚れていたのであった。
それから、銀座から有楽町をぶらぶら。一点の曇りもない快晴。有楽町のガード下で遅目の昼飯、やきそば340円。JALのチケットカウンターで航空券の購入。地下鉄で恵比寿に出て、恵比寿麦酒記念館でビール少々。歩いて中目黒。駒沢通りと山手通りの交差点のところに、オサレな『BALS TOKYO』なんて店が出来てた。うーん、オサレ。しかしこの店、フランフランと経営一緒らしいですね。なあんだ。
http://www.balstokyo.com/
この『BALS TOKYO』が入ったリバーサイドテラスは、40年くらい前にできたかなり古いマンションで、その当時で一千万以上したらしい、という父親(元中目黒在住)の話を書き留めておく。