日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

アートフェア東京に行く

6時起床、9時出社。昼飯はマクドナルド。夕方、出かけて、渋谷からバス。打ち合わせ。終了後、再びバスで六本木、乗り換えて日比谷。東京国際フォーラムで開催中のアートフェア東京へ。前回は一昨年の夏だったなあ
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20050806#1123343809
今年からは、おそらく、毎年開催されることになるのだろう。
http://www.artfairtokyo.com/2007/index.html
開催日が平日だけなのだが残念ではある、土日にやって勤め人も気軽に訪れられるようにして欲しいものだ…と思ったのだが、夜は21時まで開催されており、訪れたときも、会社帰りの会社員が大勢、詰め掛けていた。遅くなるほどに人数は増える。却って、平日の夜に開かれていたほうが、都心に勤める会社人には訪れやすいかもしれない。

福武總一郎と南條史生と青木淳のトークショーも面白そうだな…と思ったんだけれど、なにしろ会場は広くて、100はあろうかというギャラリーを全部じっくり廻ろうとすると眼が廻ってしまうので、涙を飲んで会場を巡ろう。それでも、日本画とか陶芸は流しつつ。
一番ぐっと来たのが、『Art-U room』で見たアヌ・トゥオミネンAnu Tuominen。ヘルシンキの人。糸、毛糸、ガラス瓶、小皿、ボタン、靴下、ちびた鉛筆…などで作られた小さな作品たちが愛らしすぎて、ほんわかと眺め続けてしまい、辛抱たまらなくなって、ちと高かったけれど作品集を買ってしまった。作品そのものも買おうかと思ったくらい…手頃そうなのは売約済だったし、そもそも値段聞かなかったけれど。
http://www.limart.net/online_shop/art1.html#6061001
そのほか。エスカレータ、地下鉄のホームなどのリアルな絵を描いている平久弥って人の作品とか。
http://www.ne.jp/asahi/tir/art/
本物そっくりだけれど溶け出したようなリンゴのオブジェとかの雨宮庸介とか、米田知子の写真とか、石井礼子とか山田浩司とか。
ART BEATUS GALLERY(http://www.artbeatus.com/)で扱っている中国の作家の作品が、なにからなにまで、一足飛びせずに自分の国と向かい合っている、向かい合いすぎだろう、みたいな自意識が清々しくて大変に良い。
『YOKOI FINE ART』の石居麻耶の、電線のある空の絵は、お値段が手頃でちょっと欲しいな、と思った。あと、空の絵繋がりだと、永井夏夕とか石崎昭亜とか。全体、大人しくて売れやすそうで、手頃な値段で…という作品が多かった印象だったけれど、会田誠の「じょうもんしきかいじゅうのうんこ」の馬鹿でかい写真と、映像を延々と流していたミズマアートギャラリーはさすがだと思った。
あー、あと、澤田志功のこれも
http://www.artfairsnet.com/contents/index.php?m=SearchItem&id=142
ちょっとぐっときた。
いろいろ見れて満足して引き上げ。日比谷から地下鉄に乗って帰宅。購入した作品集を眺めながら、頬緩みっぱなしである。