日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

今日見た夢(二度寝)

タクシーに乗っている。目指しているところは、美術館、それも現代美術系の美術館か何か。私はこれまでに二度そこを訪れた記憶があるのだが、それは夢の中の記憶であって、今思い出そうとしてもそんな美術館を現実に訪れたことが無い。しかし、今日見た夢の中では二度訪れた設定になっていた、ということではなく、ぼんやりしながらも何かしらの記憶があるので、多分、以前見た夢の中で、二度訪れたのだろう。以前に見た夢において、すでにそれ以前に一度訪れた設定になっていたのか、あるいは実際に訪れた夢を二度見たのかは、今記憶を遡っても定かではない。
前置きが長い
タクシーで通り過ぎる道の両側には道祖神のようなパブリックアートが乱立しており、しかして、商店街の隅にやる気無く設置されたような毒にも薬にもならぬ彫刻の類で、恥ずかしげも無く洋風な名前をつけてしまった駅前商店街のような明るく寂れた雰囲気の道に、ただただ、その数の多さだけによって異様な雰囲気を湛えている。前よりも増えましたねえ、などとタクシーの運転手に話しかける自分。町興しでどうこう、などと運転手さんが言ったような気がする。
タクシーにはなぜか母親と妹が同乗している。現地に付き、あんまり面白くないよ、などと言いながらその美術館の中に入ると(建築内部のディティールは、これまで訪れたいろいろな美術館がごちゃまぜになっているような気がした)、最初の展示室には参議院選挙の投票を呼びかける内容の、中学校の文化祭の研究発表か、というようなクオリティの展示がなされており、これだから田舎の美術館は…などと一人憤る。