場所は東京駅かどこか。妹が友達とどこかに遊びに行くというのだが、集合場所までの道がわからないという。駅構内の地下道が果てしなく続いている道まで案内したのだけれど、わかりそうにないので、とりあえず連れて行く。途中、地下構内で蕎麦を買う。駅の外にある有名な蕎麦屋は、混雑するのでここで蕎麦を買わなければいけないらしい。
白いざる蕎麦を持って蕎麦屋に入って、妹が蕎麦を食うのをみながらぼんやりしながら、そういえばこんな夜中にどこで人と待ち合わせてどこに行くのだろう、と不思議に思って聞いてみる。やがて妹の友人がやってくる。それじゃあ、と器を下げようとするが、まだ店内に客はいるのに厨房はひっそりしていて、どこ器を下げたらいいのかわからず、そのあたりに置いて、店主が店の奥で明日の仕込みをしているのだが、なんだか恐ろしげので、逃げるように戻る。
そういえば自分も明日は出張だからこのままどこかに移動しなければいけなかったのではないか、しかし一旦家に帰ればよいのだろうか、とぼんやり歩いていると、なぜかとても明るい。もう夜が明けたのだろうか。
とにかく東京駅に急がないとな、と思いながら歩いているのに、東京駅の周辺にしては安そうなアパートが点在したりしていてへんだな、と思い、走っている車のナンバーをながめるうちに、ここは栃木県らしい、と気が付く。なんで栃木にいるのかよくわからない。