自転車で三浦半島100km、横須賀美術館『国吉康雄』と神奈川県立近代美術館葉山『須田国太郎』
お天気は午後からあまり良くないという話もあるけれど、自転車で出掛けよう。きょうは早めに出て、横須賀と葉山と鎌倉の美術館に行くのが目標。まずは国道16号線を南下して、横須賀まで。イージス艦や、製造中のテト…ではない、消波ブロックを眺めつつ
横須賀美術館に出るころには、だいぶん、御天気も良くなってきた
横須賀美術館では、国吉康雄展を
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/948.html
アメリカで、印象派やフォークアートの影響からスタイルを変遷、確立していく様や、全体どこか乾いた印象が、アメリカ近代絵画の歴史を見ているようで面白く、先日のアメリカモダンアート展を思い出した。画家を志しての渡米ではなく、渡米していろいろあってから画家になったんですね。開館5周年コレクション展については、相変わらず脈略のないコレクションだなあ、という印象。まあ、地元作家、というくくで収蔵している部分は、それはそれで良いけどね。若江漢字良かった
立地と箱の美術館だよね、ここは…。丸窓から見える海が素敵
さらに自転車を走らせて、混雑する観音崎を横目に、浦賀へ。渡し船でわたり
久里浜のフェリーターミナルに近い食堂でアジフライ定食、ふわとろのアジフライ、美味しかった!
さらに下って
野比の海岸に辿り着いたころが、一番天気良かったかな。夏のようだねえ
ここからは山越え、一部の方には牢獄のようなものであるらしいYRPの前を通り、武山の駐屯地前を右折、葉山へ。雲が多くなってきたな
来週の沖縄行きに備えて、げんべいでビーチサンダルのお買い物
圧縮陳列の中からお目当ての色を見つけて購入し、さて、神奈川県立近代美術館葉山館へ
-光と影の生命- 須田国太郎展 SUDA Kunitaro:Looking Back 50 Years After His Death:神奈川県立近代美術館<葉山館>
須田国太郎展、強い漆黒と鮮烈な赤に魅了されました、すごく良かった。140点あまりの作品、わりと似た感じも続くんだけれど、飽きさせない。とにかく力強い。風景も良いし、犬や鷲も素晴らしい。“修理師”にはぐっときたなあ。美術館から出ると、おお、雲がだいぶんあやしく…
先を急ごう
風が出て来て、波がとても高くなってきている。その風景があんまり素敵で、おお、クールベみたいだ!と海岸で写真など撮っておりますと
ふおお、降ってきた。土砂降り。クールベとか言ってる場合じゃなかった…とにかく、葉山のマリーナまで避難すると、雨脚はいよいよ強く
とはいえ通り雨、しばらくすれば雨も止んで、自転車で出発。路面が水たまりになっていて、水ハネがしますが、これは仕方がないですね…材木座海岸まで。雲が切れてきた
神奈川県立近代美術館鎌倉館にも行こうと思っていたのだけれど、もう時間の余裕も無いし、このぐっちょりした状態で行くのも失礼よね…。やめて、そのまま江の島目指して進むと、さらにお天気は回復。稲村ケ崎からの江の島
刻々と変わる雲を眺めているのは楽しい!
これはブラマンクみたいな空と言われて、なるほど。そろそろ海ともお別れして
大船に抜けて、鎌倉街道でわがまちへ。一旦帰宅後、夜は銭湯に行き、明日が定休日なので、1日早い菖蒲湯に入ったのでした
その後は、酒房ぴーでちょいと。よい1日だった。
在華坊(@zaikabou)/2012年05月04日 - Twilog