6時過ぎに家を出て、野毛山公園でランニング10km。1km6分30秒のペースを意識しながらよいペースで走れて、後半は少しずつペースを上げながら、結局、10kmで62分。先週の日曜日は10km68分だったので、まあ、いいんじゃないでしょうか。
ハーフマラソン2時間30分で完走できそうな感触はなんとなく掴めてきたので、来週は15km走ってみましょう。しかし、3年前くらいにちゃんと走っていたことのデータ見ると、5km25分とかで普通に走れていたのよね…。やっぱりもうちょっとちゃんと運動して、痩せもしないと。
帰宅してシャワー浴びて朝ごはん
8時半過ぎに出て、横浜から上野東京ラインに乗って上野まで。
会場はわりあい空いていて、広い空間でゆったりじっくり鑑賞。とにかくですね、ラーマ家の東方三博士の礼拝、バラ園の聖母、書斎の聖アウグスティヌス、書物の聖母、美しきシモネッタの肖像…などなど、ボッティチェリの名作が目白押しで、久しぶりに余計な言い訳無しで本物の力で本気で殴りに来てる展覧会で、素晴らしかった…。
今回は師匠のフィリッポ・リッピと、その息子であり、かつボッティチェリの弟子でライバルである、フィリッピーノ・リッピの作品も豊富に出展されている。ボッティチェリって、顔の陰影とか身体の傾きとか、あぁ、ボッティチェリだなぁ、という硬質さがあって。それをフィリッピーノの優美でふわりとした表現と比べると面白い…というか、しっかり比べられるほど作品数多いのが凄いんですよ。
ボッティチェリの作品は世界で100点ほど現存してるらしいですが、今回の展覧会は、そのうちウフィツィ美術館をはじめ世界中から、多くの代表作を含む20点以上が来てるわけですよ。そりゃヴィーナスの誕生と春は無いけどさ、1点あればフェルメール展とはちょっと違うのだよ。ほんとに眼福でございました…。
幸せな気持ちで美術館を出て、歩いて下ってアメ横まで。11時をちょと廻ったくらいなのにアメ横は大混雑で、海鮮丼だのなんだの、まるで台北の夜市かソウルの市場か、というような店が沢山増えていて、中国人観光客などがメシを食っている。
スポーツジュエンで、ランニングウェアなど購入。ランニングシャツ、パンツ、ウェストポーチ、サポーター、手袋、しめて8000円ほど。水着もいつもアメ横で買うんだけど、やっぱりスポーツウェアを安く買うにはアメ横に限る。ネットは別として。そしてロンドンスポーツよりスポーツジュエンのほうが好き。
御徒町駅近くの富士そばで昼飯。電車に乗って有楽町で下りて、皇居方面へ。西日本は大寒波の大荒れ、何十年ぶりの大雪で大騒ぎになっていますが、東京はちょっと寒いけどよい天気。
日比谷図書文化館『祖父江慎+コズフィッシュ展 ブックデザイ』を見る。
これがですね、もう、超楽しかった!あの頃見て、手にとって、開いて、ワクワクしたあの本もこの本も、みんな祖父江慎さんがやってたのだなぁ。そして装丁は組版とか含めた総力仕事なのだな、と改めて。
中川いさみ、吉田戦車、しりあがり寿、ほりのぶゆき、とりみき、喜国雅彦、江口寿史…ほんと、中高大学生のころに手に取って、面白い作りだなぁ、デザインが楽しいなぁ、と思った本、みんな祖父江慎さんの仕事じゃないですか…。そして活字本も、ワクワクした組版やデザインの本とか、あれもこれも…。
紙の選定、表紙デザイン、本自体のツクリの有り様、組版からなにから、本を作るまでの試行錯誤が隅々まで公開されていて、夢中で読んでしまった。夏目漱石の『心』『吾輩は猫である』の装丁についての展示もとても凝っていて楽しかった。後期展示も必ず行こう。
会場で無料で配布する小冊子の仕上がりが遅れていて、2月10日に出来上がるらしいです。祖父江慎さんも、井上ひさし的な締め切り破りで有名らしいね…w そして会場の出口付近に吊られていた、図録をばらしたみたいなものも、発行が遅れている図録なのかな…?と思ったら。これは近々出版予定の、祖父江慎さんの装丁についてまとめた本で、展覧会とは直接関係は無いみたい。
あ、もちろん、ミッフィーコーナーも至福でありましたよ。祖父江慎さん、ミッフィーの絵本のためにフォントまで作ったんだよね、確か。どの本もこの本もほんとに本への愛に溢れていて、これは絶対バラして自炊するとかあかんやつや…と思いましたです。
新橋から東海道線、京急線を乗り継いで黄金町で待ち合わせ。遊行さんに誘ってもらって、関東学院中学校旧本館の建築を見に行く。取り壊しになるということで、見学会が開催されていたのです。
黄金町の山の上、関東大震災後の復興建築、1929年竣工のJ・H・モーガンの建築は、まるで城塞のような風格ある建築でありました。
内部も味わいある手すりの曲線、シャンデリア、礼拝堂など、なかなか見所が多くて楽しかったのです。
横浜市認定歴史的建造物にもなっているこの建物、鉄骨鉄筋コンクリートで大谷石をふんだんに使った贅沢な作りなんですが、基礎のコンクリートに問題があるとかで取り壊し、2020年までに一部復元しつつ、建替えるんだそうです。
とにかく、解体前に見せてもらえてよかった。
Twitter上では散々やりとりしていた遊行さん、実はお会いしたのは初めて。このあとはそごう美術館に行くということで、毎度、上京するたびにすごい勢いで廻っていて凄いなあ…。また大阪ででもお会いしましょうと、黄金町の駅でお別れ。
こちらは歩いて坂を上り、清水ヶ丘公園に向かい、清水ヶ丘公園のプールで1.2km泳ぐ。朝は走ったので、そのストレッチ代わりにゆっくりね…。ここのプールは冬の間は300円で1日中いられるので、お子さん連れがかなり来ておりました。あったかいしね。
そして私は年が明けてから5回プールに行ったのけど、毎回、違う屋内プールで泳いでいる。都内では秋葉原、代々木、横浜の西スポーツセンター、スポーツ科学センター、そして清水ヶ丘公園。あちこちのプールに行くことが目的になっているわけではないのですが…。
他にも都内では東京体育館と辰巳は勿論好きだし、昔の代々木体育館もよかったし、世田谷は素晴らしいし、両国や月島や浜町や田町も行ったことあるな…。渋谷区や文京区は区民とか在勤じゃないと泳げないのよね。川崎だと入江崎、横浜だと国際プール、ふれーゆ、など。屋内プールの情報は、毎度、このサイトにお世話になっております。
プールを出て歩いて山を下り、途中で鈴木屋酒店で日本酒購入。京急ストアでも買い物して帰宅し、ばんごはん。謎トマト煮込みには、きのこを追加投入。
ふなずしで飲む日本酒が大変に美味しい…。阿櫻 特別純米無濾過原酒 中取り限定品(酒米は秋田県産とのみあったけど、酒こまちらしい)。
さらに焼酎、これも鈴木屋酒店でしばらく前に買った兼八原酒をですね。これも美味しいれすね…。まだ7時半れすけどね……
録画したおそ松さんと昭和元禄落語心中を楽しく見て、西日本の雪はいよいよ意気盛んなようですが、こちらはそろそろ、お布団に入りましょう。今日は10km走って1.2km泳ぐ合間に10km近く歩いたので、なかなか疲れました。…新・映像の世紀はあまり論評したくありません。