日毎に敵と懶惰に戦う

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あべのハルカス美術館『長谷寺の名宝と十一面観音の信仰』

火曜日、5時前に起きて、いつものルートで羽田空港へ。6時30分の伊丹行きに搭乗。窓の外の朝焼け

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東京湾アクアラインが見えて

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大島も見えて

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空からは赤みが消えていく

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大阪駅近くを空から眺めて

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無事に到着。大阪は雨。モノレールの車窓

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モノレールを終点で降りて仕事して、昼ごろにはすっかり雨も止み。昼飯食べて、中之島に移動してまた仕事。終わる頃にはすっかり青空

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京橋に移動してまた仕事。終わって、天王寺まで移動する

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さて、あべのハルカス美術館長谷寺の名宝と十一面観音の信仰』を見る

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長谷寺の名宝と十一面観音の信仰 | あべのハルカス美術館

本尊の両脇侍である雨宝童子立像と難陀龍王立像、数々の長谷寺式十一面観音菩薩立像、地蔵菩薩立像、いずれもなんとも生々しいこと!じっと見つめると見つめられているような錯覚を憶えた。

長谷寺は篤い十一面観音信仰で知られた寺で、本尊の像高10m以上ある十一面観音は勿論展覧会には来ていないけれど、この観音様は足には触れるのですね。上の写真、真ん中あたりを覗き込むと、なんとなく実感できる。

この展覧会でも、ひとつひとつの仏像を丁寧に拝みながら観覧している人がいて、いまも長谷寺への篤い信仰は続いているのだな、と実感しました。

というか、仏教神道系の展覧会、京都大阪奈良で見るのは重みが違う。関西で見るそれは美術品の範疇に収まらない。あきらかに信仰が生きていて、生々しくて、生活に密着している。展覧会の会場にまで、その日常の信仰の空気が充るのです。だから、こういう展覧会を関西で見るのはまた非常な面白さがある。

今回の展覧会では、数々の生き生きとした仏あり、両脇侍については神仏習合の面白さもあり、それ以外にも曼荼羅や御影の巨大な版木があったり、縁起絵巻や経典も美麗であったし、国宝の法華経とその蒔絵箱もあったし、ものっそいヘタウマな絵巻物もあったり…で、じっくりと鑑賞したのでした。

美術館を出て、ハルカスの16階から大阪市美術館のほうを眺めて(あの手前のお城、目立つよねえ…)

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梅田まで御堂筋線で。大丸の食品売り場でちょっとお買い物してからバスの乗り伊丹空港。柿千の塩むすびと焼き鯖のセット390円が素晴らしいなと思って、買わなかったことを後悔。

19時30分の便でぐっすり眠って羽田へ。一旦帰宅してから、また流浪ぴーで楽しい時間を過ごしていたのでした

在華坊(@zaikabou)/2016年02月09日 - Twilog