軽井沢を自転車で、セゾン現代美術館へ
日曜日、高田のホテルで6時半起床
長岡の花火の日は新潟中のホテルが取りにくくなるんだけど、ずいぶん離れた直江津市にもその余波は及んでいて、なかなかレトロなホテルがわりと良い値段になっていた。ま、ちゃんとベッドで寝られてシャワーも浴びられたから文句は無いのですが
実は花火直前のほうが、旅行会社が抑えていたホテルが放出されて、予約しやすくなるな、というのが今回の発見。新潟駅近くでホテルなんか絶対取れないと思っていたけれど、今回は直前で取れたので
7時半ごろホテルを出て、高田駅へ
上越妙高まで出て、駅弁を確保して新幹線に乗車。朝からお酒が欲しくなりそうな弁当をいただきます
1時間ほどで軽井沢到着。駅のコインロッカーに荷物を預けて、駅前で自転車を借りる。この自転車、どうも空気の入りが悪く、もっと入れて欲しいの要求したのだえれど、レンタルだから入れられないとのこと。レンタルでもちゃんと入れてくれるとこ多いけどなあ。軽井沢はレンタサイクルが全体的に高くて高飛車ですね。
いまいち走らない自転車で、沓掛まで行き、そこから北上して、星野温泉エリアへ。まずはハルニレテラスで一休みして、ジェラートをいただきます。美味い
ここから少し坂道になり、2kmほどでセゾン現代美術館に到着
この美術館は、軽井沢で次第にその影響力を失いつつある西武グループの、そのセゾン文化の最後の輝きのような場所である。軽井沢の中でも静かで緑に囲まれた立地、現代美術の仰天のハイクオリティコレクション、天井の高い広々した空間、人が少ないこと…なにもかも素晴らしいのだ
基本的にコレクションは撮影禁止なんだけれど、ごく一部は撮影できるのと、今回は小野耕石と門田光雅の企画展を開催しており、その作品は撮影することができた
この壁の向こうにロスコがあって、左手前にはジャスパー・ジョーンズがあるんですね…今買ったら数億数十億平気でしそうな作品がぞろぞろ。
セゾン現代美術館の森の中には彫刻が点在しており、この中を、森林浴しながら歩き回るのがとても気持ち良い。
キノコもあちこちに群生している
でも、それほど涼しくない…。標高1000mあるんだから、もっと涼しいと嬉しいよなー。軽井沢の避暑力も、下界が暑すぎると限界がありますね。日が暮れるころには涼しくなるのだろうけれど
昼ごはん、どこも混んでるだろうと思い、セゾン現代美術館のカフェ、ヤマアラシで。これが期待を遥かに上回る内容だった。
前菜とメインとドリンクのセットは、素材の良さと、水準の高いヌーベルシノワを感じさせる。イチオシの麻婆豆腐もハッとする旨さ。お茶だけ外のテーブルでさせてもらったが、実に爽快快適
別荘マダムだろうか、欧米の美術館やオペラをめぐる話をしていたのが印象的だった
その後、自転車で下って行ったら、ハルニレテラスはどの店も昼ごはんに長蛇の列ができていた。すぐ近くのセゾン現代美術館なら、あんなに広々気持ち良い空間で、待たずにゆったり、美味しいご飯とお茶が出来るのに。
美術館から少し下って、石の教会を見学。結婚式があっても、合間にできるだけ見学できるようにしてくれるのが嬉しい。
外観も素敵だけれど、撮影禁止の内部が、本当に美しい空間で…。
石と光と木とツタと水の有機的でバランスのとれた融合。ここで結婚式したい!と思う人、多いだろうな。
軽井沢高原教会も、次の結婚式の準備でバタバタしてる中を見学させてもらい
さて、旧軽方面へ。来た道を戻るのは面白くないから、三井不動産の別荘地の中を抜け、鶴溜を抜けて、ゴルフ場の脇を通り、旧軽井沢へ。ちょっとの上り坂がなかなかキビシイ
電動自転車なら楽なんでしょうが…。実ははじめての旧軽井沢銀座にたどり着き
なるほど、賑やかだけど、軽井沢来てここだけ来てもな?みたいなとこだな。大倉陶園のアウトレット覗いたり
ミカドコーヒーのモカソフト食べたり
牛乳飲んだり。ジャム屋の多さよ…そして神奈川県民的には、旧軽、鎌倉と見分けがつかない…。腸詰屋もあるし…
その後は軽井沢駅に向かい、自転車を返却し、アウトレットモールでお買い物。軽井沢駅で峠の釜めしを買う。日曜日の夕方、新幹線の自由席に座れないことも覚悟し、いざとなったら大宮から普通列車のグリーン車に乗ってそこで駅弁、と考えていたけれど。なんとか座れた
なので、新幹線車内で無事にごはん。
久しぶりの峠の釜めし、出しの具合がやはり美味いし、軽井沢駅にはどんどん追加搬入されるから、夕方でも暖かいのが買えて嬉しいね。上野が終点の新幹線だったので、上野で降りて東海道線に乗り換えて、帰宅したのでした