月曜日、日に日に欧州の感染者数が…。イタリアは全土の映画館、劇場、博物館などを閉鎖するとのこと
国内線なのに、アナ雪2が見られる。ボーイング787が格段に快適すぎて、ほかの機材に乗りたくない気分
伊丹空港で、バスの時間まで少しあるので、あさごはん。丸福珈琲で。ここのティーカップは大倉陶園である
バスに乗って阪神甲子園まで行き、そこから客先へ。お昼も近所で。夕方、終わって解散。大阪まで出て、ぶらぶら歩いて
さて、わたしは、『れだん』に行くわけです。お客さんが減っている外食応援月間なのでね!
まだ開店直後なので、支度がようやくすんだよ、という感じ。スモーク薫る玉手箱を開けると、軟らかい竹の子に春菊にホタルイカ、茶碗蒸しにも蛍イカが乗っかって、春だぞー、という前菜。ビールを瞬く間に空けて日本酒にいこう。
はまぐりのはりはり、はまぐりの濃厚な味わいに、鴨のつくねがまた、いい出汁出てるなぁ。車坂の純米酒は、味が濃い料理もしっかり受け止めてくれる
鯖サンドに、モナカの中にはフォアグラいぶりがっこ!旨味の暴力だ…これははじめて。うまい
そして来ました、大阪盛り。牡蠣、鯛、モンゴイカ、蛸、甘海老、鯨、鰤、本鮪、大根巻きにかっぱ巻きに卵焼き。ポン酢、胡麻油塩、醤油でお好みで
何度見てもこの刺盛りはおかしい…。ねっとりしたモンゴイカも、炙ったブリの凝縮感も、旨味の塊の本マグロも、甘味の乗った牡蠣も、単体のクオリティがいちいちおかしいのですよ。なんだこれ。
お酒は奈良の金紋金鼓をいただいてます、これくらい強いお酒じゃないと! 一品で酒がグイグイ進んでしまうので、ちょっと、あっさりしたところも。四万十川の純米吟醸です。
お酒の値段がこれだから、いくらでもいけますね!
と、いう間にも、くじらが!あまえびが!あぁ…となっている。さらにお酒追加、鍋島でありますよ
そしてまた暴力的な一品が…
自家製のからすみ、蟹味噌ムース、明石蛸白トリュフマリネ、イチジクと赤ワインのチーズ、松風焼き、芽キャベツ揚げたの、なんかもう、いちいち、ぐぐっと、うまい!
鯛出汁のラーメンが出てきた。店主、最近はラーメンを研究してるというので、ほーん、と思っていたが、これ、なんだこれ、なんだこのラーメン、軽い説明であっさり出すものと違うだろ…澄んだ味の深み、うっかり踏み込んだ沼、なんだこれは…
吉村の20年古酒です。うまいなぁあぁあぁあ。しかしですね、この時間に、ひとりで幸せになってるわけですが、20時前に、この時間に、れだんに、お客さんが4人しかおらんのですよ。やばいですよ。新型コロナで、経済的に、文化的に、死ぬよ、いろんなものが。
デザート、ほうじ茶のアイスに、納豆のティラミスのインパクト!はぁ…満足…。ありがとうございました。今日も。これでおまかせ割烹7品3900円というのは、量も質も突き抜けすぎていてヤバイのです。
今日も、ブリとか、くじらとか、まぐろとか、牡蠣とか、素材の選定のヤバさ、カニ味噌ムースとか、蛸の白トリュフとか、完成されたスペシャリティの間違いの無い旨さ、今日のラーメンとか、先付けとか、予期せず出てくる美味の驚き、そしてそれの安さ、何もかもが申し訳なくて、うにゃーん!となってしまった。
また来ます、とお店を出て、ホテルへ。ドーミーインの、謎のドリンクバー(アルコールあり)で、うだうだしておりました