富良野のログハウスでおはようございます。
もっと早起きして森を散策!みたいに思っていたけれど、ぐっすり眠ってしまった
チャックアウトして富良野駅へ。
北の国からは永遠のコンテンツ…
昨日、フラノマルシェの「カゼール」で買った、富良野産の小麦を使ったパンを食べながら、列車に乗って北に向かう。本日最初の目的地は美馬牛駅。美瑛周辺は眺めの良いところが多いけれど、富良野周辺に比べて丘陵地帯で坂道が多く、自転車で巡るのはなかなか辛い。
観光バスで巡る手もあるんだけど、大人数で移動すると、当然、人の少ないところからの素敵な眺め!みたいな楽しみは得られないわけですね…そこで電動自転車である。
美瑛駅前にも電動自転車を貸すところは何軒かあるけれど、美瑛よりも一駅富良野寄りの美馬牛駅前にある『ガイドの山小屋』というところが評判良かったので、ここで借りる。
美瑛よりも美馬牛のほうが全体的に景勝地へのアプローチが良く、また、自転車はよく整備されていて、バッテリーはパワフルで、荷物預けのロッカーも完備で、スタッフも親切で、サイクリングマップで丁寧に説明してくれた。今回は行かなかったけれど、その気になれば「白金青い池」も自転車でぜんぜん行けそう。貸出台数はかなり用意されいて、こういう状況じゃなければ、今日あたりは大忙しだったのだろうな…
まずはサイクリングロードに従って丘をのぼり、拓真館に向かう。
ところで…地元で作られたサイクリングマップのようなものは、もちろん、見晴らしの良い道をなるべく通るようにしてくれてはいるのだが、まず分かりやすさが重視されるだろうし、それよりなにより、地元の人からしたらあまり大勢でドヤドヤ来てほしくないな…という場所もあるのだろう。
勿論、美瑛は観光も大きな産業だけれど、農業も大きな産業であり、観光客が畑に勝手に入り込んだり、意図せずとも害虫とか外来植物などを持ち込んだりすることには頭を痛めているようで、観光協会で啓もう活動も行っている
美瑛観光ルールマナー110番 情報提供窓口 - Be my BIEI
舗装された道はOKとしているけれど、舗装されていても、細い道は、バスで入らないで、車を駐停車しないで、という注意書きがされているところもある。だから、自転車でも、推奨ルートに従いつつ、ルールを守った範囲で、ピンときた良さそうなところに入ってみる…というのもアリだな、と思うわけであり…
つまり何が言いたいかと言うと、拓真館から四季彩の丘に向かう途中で脇道に入ったら、とても風景がよくて素晴らしかったけど、どこだったかは濁します、ということを言いたかったわけです。
なんだかもう、こういう風景の中にいるだけで、目標は果たしたぞ、というお気持ちになった。美瑛は20年以上前に来たきりで、その時はJRの半日観光バスみたいなの乗ったんだよね…。また来られてよかったです。
そのまま四季彩の丘へ。
ここは観光花畑なんだけれど、やたらと広くて、なだらかな丘陵の風景が見渡せて、一面に花が咲いていて、とても良かった。
200円目安に寄付してくださいとお願いがあるけど、入場無料でどうやって運営しているのか謎。
トラクターに曳かれたバスも楽しそうだけれど、歩いて回っても、少し広いものの、風景の変化があって楽しい
端のほうにアルパカ牧場があって、お布施の意味もありつつ入場したところ、アルパカが思ったより大勢いて楽しかった。餌を出し渋ると、唾を飛ばしてきますね…
四季彩の丘で収穫されたトウモロコシが茹でて300円で売られてて、黄色も白も濃度が高くて、ジューシーなのとシャッキリしたの、それぞれに最高に美味かった…。
収穫されたばかりだね。買って帰って自宅で茹でたのも非常に美味しかったので、遅めのお中元に、実家と義実家に送ってしまったのだった。
ちなみに、ソフトクリームはわりと普通です。
もっとあちこち、ジェットコースターロードとか巡る予定だったけれど、
結局、四季彩の丘が楽しくてずいぶん長居してしまい、そのまま自転車を返却。
なお自転車を借りた『ガイドの山小屋』、美馬牛駅の駅舎側から出ると遠回りしないとたどり着けないけど、裏から出るとすぐ目の前で、出ていいのか出ちゃだめなのか、曖昧なところが北海道感がある。(裏出てすぐにも案内看板があったので、出ても大丈夫なのだろうけれど)
美馬牛駅で列車を待つ間、駅舎にあったポスターで美瑛の観光アンケートに回答したら、いきなり世帯年収は聞かれるし、だんだん、性格診断みたいなことになってきて、不穏な雰囲気に。
マーケティングツールとしてこういうのはあるんでしょうが、露骨に観光客から見えるようにするのもどうなのかな…。どうも美瑛の観光協会周辺、謎の「意識高い系」の香りがするのだった…
トウモロコシやコロッケをもりもり食べたので改めて昼飯は食べず、旭山動物園へ。何年ぶりかの旭山動物園。お盆ど真ん中の日曜日だけど、空いていた。
チケットを買うのに並ぶ場合もあるとのことで、並ばず入れるwebチケットを事前に購入していたんだけれど、窓口の人を却ってもたつかせてしまった。
旭山動物園は、どの動物も広々活動していて良いよね。国際標準からすれば、まだまだ…なんだろうけど。
アムールトラのご家族がじゃれあっていて、それを見られただけでも、来て良かったなぁ、という満足感。
気温は30℃に届かないくらいなものの、炎天下で歩き回っていたらさすがに疲れが出て、旭川駅に戻るバスの中ではちょっとグッタリ。駅弁を買って17時30分の特急に乗ろうと思ったのに、駅弁がどこにも売っていない…。
コンビニで買った麦茶がばかに美味しく、ゴクゴクと飲み干してしまったので、少し熱中症気味になっていたのかもしれない。六花亭のポテチで食いつなぐ
札幌で快速エアポートに乗り換えて、新千歳。19時半くらいに到着したけれど、本来は開いているはずの飲食店が軒並み閉まっている。お客がいなくて早仕舞いしているのだろうね…。
非常にベタな海鮮丼を「きくよ食堂」でいただきます。
いかにも、函館朝市なウニイクラホタテ丼。ちゃんと美味しいんだけど、いまいち、グッとこないのは何故なのか。いや、美味しいんだけど 。
例えば函館なら、みがき鰊、数の子、茎わかめ醤油煮が入って1000円しない駅弁『鰊みがき弁当』が遥かに魅力的に感じてしまうのは、酒を飲むせいなのか、歳を取ったせいなのか。海鮮丼、きくよ食堂は美味しいと思うんですけどね
これまた早仕舞い気味のお土産屋を覗き、2500円でいろいろ名物を詰めている福袋、小分けにしてお土産にしようと購入し、セキュリティチェックを抜けてラウンジへ。さすが新千歳のさくらラウンジ、ビールにはサッポロクラシックが用意されていた
21:40の最終便で、帝国航空で、帰ります
(今日放送の「半沢直樹」で、債権放棄で救済しようとしている帝国航空が明らかにJALがモデルいう、時流に阿ったネタです…あとから日記を読み返すとわからないやつ…空港のテレビでは半沢直樹を流していた)
離陸前に眠りにつき、起きたらもう羽田に着陸していた。さすがに疲れていましたね。外に出たら、東京の熱いことよ。
バスでYCATに出て、タクシーで帰宅したのでした