日毎に敵と懶惰に戦う

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高崎名物、洞窟観音

タクシーで10分ほど行くと、観音様のある山の中腹、洞窟観音に到着。珍日本紀行にも取り上げられた、まあ、珍スポットである。一代で財を成した篤志家、山田徳蔵翁が、すべて手彫りで彫らせたそうな。

800円也を支払って一歩入ると、コンクリの暗い洞窟の両側に、観音様がポツリポツリと点在している。


土曜日の昼頃だが、私以外に訪れる人とて無し。写真を撮るために立ち止まると静寂に包まれ、端的に行って、ちと怖い。そして、なぜか一箇所だけ、観音像が無くてブロックで固められた場所が…

えーん、怖いよー。そして、その洞窟を暫く進むと、手彫りの跡も荒々しい大空間に出る。なるほど、これはなかなかの大迫力。



一人で行くのはちょっと躊躇われる施設ではあるが、一見の価値はありか。いかなる情熱をして一人の人間をこれを作らしめたか、なかなか興味深い。
併設して、山徳記念館なるところがあり、なぜか田河水泡関係とか、針すなお関係とか、よくわからないライナップで雑多なものが展示されていた。こちらは…まあ、どうでもいいです。なぜか中曽根先生の揮毫による碑だけ面白かった。