広州のホテルで目覚めて旅の2日目、おはようございます
8時過ぎにホテルを出て、出島をぶらぶら歩き
出島から出たところでバスに乗る
路線バス、以前はどこに行く路線かわからなくて使えない…と思っていたが、高徳地図を使いこなすようになってから、目的地までのバス路線がすぐに検索できるようになって、荷物検査も長い乗り換えや階段の歩きも無いバスが非常に便利に感じるようになった。広州や上海などの街はバスに力を入れていて、路線数も本数も多く、バスも綺麗で快適、街の中でどこまで乗っても2元。安い
遠くまで移動する場合は地下鉄のほうが早いけど、そこそこの距離の移動はバスがいいですね。バスを降りて、ぶらぶら歩き。高徳地図があれば、ちょっと脇道にそれても目的地まで迷わず歩けるから、いろんな街角を見ることができる。テクノロジーは私を自由にもするし縛りもする
さて、今朝の目的地はこちら
広州には早茶(朝の飲茶)で有名な老舗が何軒かあり、この南園酒家もそのひとつ。構えが立派で、建物も庭も広大。9時頃行ったらすでに待ってる人がかなりの人数いたけれど、なにしろ店内が広いので、どんどん案内してくれる。そのどんどん案内が、整理券を渡されたうえに、機械が番号を読み上げる(もちろん、中国語オンリー!)というもので、なかなか難しい。数字のお勉強の復習…
15分ほどで番号が呼ばれ、係りの人に見せたら、あっち、と指さされ。あっちとはどっちだ、と迷いつつ2階に上がると、空き席に案内してくれた。広大な宴会場で、モニタではなぜかバスケットボールの試合を流しておる
最初にお茶を聞かれるのでプーアル茶にして、さて、メニュー
とりあえず名物そうなもの、食べたいものをいろいろ選んでチェックし、服務員氏に渡すと、これは売り切れ、とかチェックをつけて返してくれる。焼売とか、海老餃子と牛肉球が、美味かったなー。味は全体的に、オーソドックスで美味しいですね、という感じ
まわりを見回すと、お茶と少しの注文でのんびり時間を過ごしている人、がっつり食べている人など、それぞれ思い想いに過ごしていて、眺めるのも楽し
ちなみに、この店の場合、注文したものが運ばれてくるとメニューにシャッとチェックを入れる。ハンコを押すところとか、店によっていろいろあるよね
お値段は、メニューごとにランク付けがあって、それぞれの段階の値段が決まっている店が多いですね。回転ずしと一緒か。ご飯代以外にお茶代が各自大広間だと8元、個室だと10元、日によってサービス料が別途かかります。画像はイメージで現況優先です
というわけで、本日のお会計。これは、次回来るとき使うと10元の金券になるの?
のんびり過ごして建物もちょっと散策して
近くに暁港公園があったので、少し入ってみる。休日の中国の公園は、踊る人民、謳う人民、それぞれ楽しそうに過ごしていて、よい
中国に来て午前中の公園に来ないなんて、人生損している
大きめの公園だと、大抵、ミニ遊園地があるんだけど、広州なので森が南国
自然とジャングル。普通に営業しているのに、どことなく漂う廃墟感
公園を出てまたぶらぶら、さて、どこに行きましょう。広州は街を歩いていても、とにかく緑が多いなあ
地下鉄に乗って、ちょっと新市街のほうに行ってみましょう。広州タワーへ。駅から上がると、人が多い…広州はどこに行っても休日で人が多い。この連休の人出はかなり記録的、地下鉄の混雑も記録的だったらしい
広州タワー、非常に高いんだけれど、大いに賑わっていた。私たちは行かんがな
広州塔から河をくぐり、高層ビル群を南北に突っ切る謎のAPM線に乗る。
通常の地下鉄とは改札別で2元均一、入口でチケット回収、列車は椅子無しの2両編成で空港内鉄道みたいな雰囲気。しかしトークンには広州地鉄の文字があり、上下分離的なアレなのだろうか。珠江の対岸から眺める広州塔
旧市街のほうとは見える風景が違う
で、ザハハディドの広州オペラハウスを見る。
実は前回、広州に来た時、広州図書館をザハ建築だと勘違いしてしまっていたのだ…夜だったから…という言い訳
なので、今回はちゃんと見ますよ
しかし、こう、ザハにしては比較的大人しめかな?と思ってしまうザハブランド
オペラハウスなのでチケットコーナーも。『長征』って今でもやるんですねえ
チケットコーナーも脇にショップもあって、エコバッグが安くてそのわりに立派だったのでお土産に購入
また移動しましょう。ところで、広州図書館の中は見なかったのだけれど、食在広州のコーナーは料理本が非常に豊富で楽しい、という情報を入手したので、興味のある人は行くと良いでしょう。ショッピングモールの中など覗きつつ
地下鉄に乗る。広州の地下鉄も女性専用車両あるのね。適用は7:30-9:30、17:00-19:00と
芳村の駅で改札出ると目に留まったお店
MINISOと同じものを、少し安めに売ってる、このNOMEという店は何もの…?MINISOと同じコラボもしてるから、製造業者が勝手にはじめた店、とかではなく、MINISOの若者向け廉価版店舗か何かなのだろうか
で、いろいろ調べると、MINISOの元幹部がビジネスモデルをパクって作った会社らしい。というか、MINISOが日本初ブランドイメージなのに対して、北欧イメージで新業態をはじめる予定だったのを、元幹部の人が掠め取った感じ、らしい。
それでMINISOと同じものを扱っていて、コラボも同じようなことが出来ているというのがなかなか不思議だけど。このNOME、MINISO以上の勢いで伸びているらしい。実際、MINOSOとは違うラインナップの中に、センスの良い小物も多く、お土産に使えそうなものもいろいろみつけた。
で、芳村の駅からしばらく歩いて、茶葉市場へ
北京とか上海にも、お茶や茶器などを扱う店が集積した茶葉市場があるんだけれど、この芳村茶葉市場は中国最大、つまり世界最大規模であるわけでして。このようなでっかい建物まるごとお茶関係の店、というのもあるし。中に入るとお茶用の家具だけ扱っている超でっかい店があったり
建物の中も広いです
で、これ、建物の中がどう…に留まらずですね
もう、街自体がお茶の店ばかりでして
1km四方くらいの面積に立ち並んだビルとか路面とか、見渡す限りお茶屋しかない。広過ぎて全貌が全く見えなくて、頭が付いていかない。何がどうなってるのこれ。どうやって商売が成り立つの。広州は何もかも市場の規模が桁違い。
しかしこれだけ広いとお目当てのものにはなかなかたどり着かない。結局、前回入ったビルの中が一番親しみやすい感じで、ここでは鉄観音とフルーツティーを少し買うにとどめた。茶器はあまり魅力的なものは見つけられなくてな…。まあ、今回の旅、別のところでまた買ってしまうのだけれど
またバスに乗り、繁華街へ。広州で一二を争う繁華街、上下九歩行街は、連休で地獄味が増していた。
とにかく人で溢れていてすごい
なので、ついつい、疲れて路地に入ってしまいますね…
で、とあるお店を目指しているわけですが、人気のあるお店には行列ができていると気になってしまう。これは焼味のテイクアウトのお店なのかな
さてこのあたりで遅めの昼食…って、もう17時廻ってますけども。
坚记面店で、伊府麺と雲呑麺を食べる。
街中に伊府麺が食べられる店があるんですね、南粤美食以外でははじめて食べた。ミシュランのビブグルマンに載ってる有名な店。実際、とても美味しかった。伊府麺の持ち帰りもできるみたいだけど、かさばるし、バリバリに割れてしまいそう
その後、宝石市場にもまた行ったけれど、今回はあまりピンとくるものが無く、買わず。またバスで移動しましょう。高徳地図で検索すると、バスの接近情報まで出てきて素晴らしい
広州のもう一つの繁華街、北京路へ。こちらも人で溢れている…
そしてどの店にも行列が
地下鉄の入口も大混雑
そんな人波を掻き分け進み、晩御飯はこちら
万兴煲仔饭で晩飯。
咸鱼饭の贅沢過ぎる塩気の強いハムユイの使い方、腊肉饭の噛む程に旨味の豚の干し肉、どちらも飯に味がしっかりのっている。
三星汤はモツと青菜の味がしっかり出ていながらエグ味やしつこさが無い。夢中で食べた。これ全部で46元、800円弱である。街場の店でこの値段で、これだけのものが食べられるとは。広州はすごい。しかし同時に、広州でいろいろ飯を食ってると、横浜の中華街の南粤美食はほんとにレベルが高いんだな!と改めて思うのだった。あんなお店が近所にある幸せ。
ホテルに戻るために地下鉄に乗る…時に見掛けたお店
これ、かの有名な『1點點』だと思うじゃないですか。でも、その右にうっすら、なんか字が書いてある。『垚燚』がつく、これはニセモノなんですね…。遠目に見てもわかんないよ!
台湾発の有名老舗タピオカドリンク「1點點」(1点点)の、偽ブランド見分け方 | 日本人のための深セン情報サイト Shenzhen Fan
貢茶はそれどことではなく、多数のニセモノが覇を競っている状態で、ニセモノの中でも美味いまずいがあるとか…これらは全部ニセモノね
さっきの偽1点点の隣に鹿角港があったが、これは本物だろうか…
さて、地下鉄に乗り、ホテルの近くの駅前出たが、どうしよう。ちょっとマッサージも行ってみたいぞ。高徳地図で検索して、それなりに評判の良さそうな店へ。盲人の按摩さんがやってくれる店だけど、かなり薄暗い感じで、やや不安を感じつつ、2階にあがってやってもらう。全身を1時間揉んでもらって55元だった。お安い。
ホテルに戻る道すがら、夜の街をお散歩していても、ついつい、あちこちで写真を撮ってしまう。
iPhone XR は、夜も綺麗に撮れるのが嬉しい。結局、ホテルにたどり着いたのは日が変わる直前だった。それからシャワーを浴びて、おやすみなさい。本日の歩数は31,500歩でした。存外少なかったかな。